フチ無しアクリルキーホルダーを作った話
お疲れ様です。ぼくすと申します。
表題の通り、「フチなしアクリルキーホルダー」を製作しました。
一般的なアクリルキーホルダーは印刷部分から3mmほど離れた図柄がない部分をカットするのが主流なのですが、「アクリルグッズの達人」様のフチまで印刷できるサービスを利用しました。
今回はAdobe Illustratorでイラストとカットラインを全て自作しております。
完成品
「常世ノ塔」というアクションゲーム内で道中の休憩所を営む「ケフィア」さんのアクリルキーホルダーを制作しました。
常世ノ塔はSteamとNintendo Switchで販売されています。
どちらも1,180円かつ定期的にセールが行われています。
Steam版だと素材を作る必要がありますが、自作のキャラクターでプレイできますのでぜひ購入してください。
上記ツイートは「常世ノ塔」作者の方によるケフィアさんの資料です。
ケフィアさんは左耳に「MALWARE」と書かれたタグをつけているのが特徴的です。
ナスカンはハート型に変更(有料)し、左耳に穴を追加で開けていただきました。
タグ部分は別パーツを制作し、固定には一部塗装したなべビスを使用しています。
制作について
今回サイズは横75×縦100mmで制作しています。
途中制作の写真はありますが、最終的な完成品は写真を撮っておらずありません。申し訳ないです。
制作費用
アクリルキーホルダー(3つ制作、送料含む、ポイントで割引しています)…2,600円(送料含め本来は3,007円)
なべビス(M2×8mm)…162円
染めQ(近所のホームセンターで購入)…1,628円
アクリル板…272円
レーザー加工費…440円
計 5,102円
フチなしアクリルキーホルダーの良かった点・懸念点
良かった点
フチ無しで思い通りのカット位置が指定できる
懸念点
フチ部分が剥がれやすい可能性
(アクリルグッズの達人様は故意に剥がさない限り剥がれに強いそうなので今回依頼しました)片面印刷のみ
(他社だと両面印刷もできるようですが、なべビス固定なので裏側は気にしない想定で制作しており片面印刷で十分という考えです)カットラインから3mm外側までの大きめの塗り足しが必要
塗り足しについて
フチなしで出力するためイラストのカットラインから3mmほど大きい塗り足しが必要です。
カットがズレても違和感がないような塗り足しを作る必要があり、正直ちょっと難しいなと思いました。
入稿後1度ご指摘を頂いて修正しました。(申し訳ないです)
耳のパーツについて
耳のパーツについて、今回はホームセンター「コーナンドイト 西新井店」様のレーザー加工サービスを利用して制作しました。
動画はレーザー加工の様子を撮影させていただいたときのものです。
個人的には黄色の不透明アクリル板を彫刻・カットして自分でスミ入れをやってみたかったのですが、希望のアクリル板がホームセンターで販売されていなかったことと、パーツが小さいかつ彫刻の深さが足りないため、黄緑の透明アクリル板を使用しカットと彫刻のみの加工をおこないました。
結果として今回はアクリルの透明感を活かせているのでスミ入れなしで十分だと思いました。
ホームセンターでの加工は基本的にその場で購入したもののみの加工を行っており、自分で素材を持ち込む場合は持ち込み素材のレーザー加工ができる加工場や作業室を予約するのがおすすめです。
私の場合、持ち込み素材を加工する場合サイズや量がそこまでないため東京の原宿にある「coromoza」様を利用しています。
自分でデータや素材を持参し、加工依頼する形ですが作業室ごと借りるよりとてもリーズナブルです。
アクリルへのスミ入れの作業がどんなものかはmojiyaさんが詳しくまとめて頂いているので、気になる方はnoteをぜひ参考にしてください。
なべ小ネジの塗装
穴を2.5mmで指定してしまったため、そのサイズと今回の制作量に見合う黒いなべビスがなく、上部頭の部分だけ塗装しました。
今回は直径2mmの機器用なべビスを使用しています。
反省点なのですが、穴のサイズを3mmに指定すべきでした。3mmだと塗装せずとも黒いなべビスや樹脂のビスが使用でき、素材のバリエーションが豊富なのでおすすめです。
塗装には今回「染めQ」を使用しました。
塗料はサバゲー用の銃を自分で塗装しているきせあきさんに聞いて選びました。
密着力を上げるためにプライマーもあるといいのですが、パーツが小さいため今回は省略しました。
宣伝とか
今回制作したアクリルキーホルダーは制作数が少なすぎたのを反省したため冬コミで再販予定です。情報がわかり次第X(Twitter)にて告知いたします。
委託の可能性もありますが、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。
別件ですが、「第3回さいたまよいとこスピードランオフ(たまRUN)」というオフラインRTAイベントにて、私が走者として「常世ノ塔」を披露します!
たまRUNは第1回から私がデザインを担当しているイベントで、色々なものの制作に関わらせていただいています。
第2回開催時に制作したものの話を過去にnoteにまとめていますので読んでいただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?