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第3回たまRUN 制作物の話
お疲れ様です。ぼくすです。
こちらの記事は2024年9月22日-23日に開催された第3回たまRUNの制作物についての話をまとめております。
走者として書いたnoteは別途まとめていますので、下のリンクから読んでいただけたらと思います。
毎度のことながら、私個人の目線での記事のため、たまRUN運営の総意ではないこと、たまRUNに限った話であることに留意してください。
今回仕様など細かめに書いていますので、読みたい部分だけ読んでいただいたり、特に隠すこともないため制作について不明点あればX(旧Twitter)やDiscordに直接聞いていただいても構いません。
今回作ったもの
印刷物
たまらんTシャツデザイン
名札
会場内サインパネル類
スタンプ類
デジタル媒体
配信画面・待機画面
告知周りのグラフィック、イラスト
エンディング映像
印刷物
たまらんTシャツ
![](https://assets.st-note.com/img/1730120956-lO5XnY8mhiBPAoN7SbZ0jIF4.jpg?width=1200)
使用ソフト:Illustrator
制作期間:2週間
今回は「たまRUNNER」ということで、プラモデルの「ランナー」にかけたデザインを採用いたしました。
シルクスクリーン両面1色印刷で、前面は胸元中央にワンポイント、背面はA3サイズくらいのデザインを配置していただいています。
埼玉県にまつわるものをプラモデル風に配置し、埼玉県、深谷ねぎ、川越の観光地「時の鐘」、バッククロージャー、シラコバトをあしらっています。ちなみにパーツの3番が何もないのはたまRUNが第3回目かつ前面のロゴとリンクしているからです。
3番の空いた部分と前面のロゴパーツはぴったり当てはまるようサイズも合わせています。
きせあきさんの部屋に半年以上前から真・ゲッタードラゴンのランナーが置いてあることが由来しています。(最近片付けられました)
前回同様、自分がデザインしたものを無敵時間様に製作いただき、売り上げの一部を運営費として使用させていただきました。
無敵時間SHOP様上でも販売いただきました。ありがとうございました。
名札
![](https://assets.st-note.com/img/1730121002-DX1uVihY2BMf4Tyst9Fmbxdr.jpg?width=1200)
使用ソフト:Illustrator
制作期間:1ヶ月〜3週間(加工は2日)
第2回の時と同じく、アクセアさんにて両面印刷+両面コールドラミネート加工をお願いし、自分で切り出し、角丸・穴あけ加工を行いました。
今回は第2回の48枚より大幅に増え、72枚の作成でした。
ボランティアを増やしたことと、BYOCに正式に名札を割り当てたことにより枚数が増加しています。
RTA in Japanのように各担当ごとに名札を用意したかったのですが、製作枚数が跳ね上がってしまうため走者・ボランティアなど兼任されている方はリバーシブルで出力しました。(表は走者、裏はボランティアなど)
名札はお土産にもなるし他イベントに持っていく方もいるため個人的に重視しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1730121302-uRE2LpxU8ceznGY7DmPbQ9aM.jpg?width=1200)
製作費の話ですが、上記のリバーシブル名札仕様にしたこと、名札をやや小さくしたことで1枚あたりの切り出し枚数を増やし、印刷費を前回より1万円ほど抑えました。(正直前回の自分の作りが頭悪かった)
また、角丸・穴あけ加工を自分で行うことで約5000円安く抑えています。
角丸加工はコーナーカッターを使用しています。
名札が分厚いので1番大きい角丸でしか切り抜けませんが、角からラミネートが剥がれやすかったり尖ってて危ないため加工した方が良いです。
たまらんTシャツのデザインに合わせ、プラモデルのランナーイメージでTシャツに入れられなかった埼玉県の木「けやき(の葉)」、蝶「ミドリシジミ」、花「サクラソウ」、魚「ムサシトミヨ」と埼玉県の由来である勾玉をモチーフにしています。
また、第2回で好評だった2枚合わせると埼玉県が浮かぶ勘合デザインを引き続き採用しています。
ネックストラップは毎回ホットストラップ様の無地ストラップを人数分発注しています。
今回は運営・ゲスト以外は黒、運営は緑、ゲストは黄色を選んでいます。
会場内サインパネル類
使用ソフト:Illustrator
制作期間:1週間
前回の反省点として、「会場内でどこで何をやっているか分かりづらい」というアンケートからの意見もあり、私の方で勝手ながら会場マップを作成しました。
会場マップの他、イベントタイムスケジュールやBYOCタイムスケジュールも合わせて制作しました。
参考に貼った位置とデザインを置いておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730000645-tdc23N15Zv9mlAKCrGMO6Shz.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1730000651-LnpdSOIKehQT4jHqJ9vt5C6k.png?width=1200)
結果としてとても好評でした。
勝手に作ったものの結果としてどうだったか聞いたところ、スマホを開かずにスケジュールが確認でき、走者同士の会話でも差し示しながら話題にできたとのことです。
自宅で印刷できる前提で申し訳ないですが、A3サイズののり付きスチレンボードを購入し、自宅のプリンタで紙に出力、切り出しを行いました。
印刷した紙とカッターとカッターマットがあれば自分で制作できますが、アクセアさんやキンコーズさんでも印刷費+別途作業費はかかりますがパネル加工での製作が可能です。
のり付きスチレンボードはAmazonのリンクを貼っていますが、5枚まとめて購入の際はモノタロウの方が安いです。厚さは3mmか5mmで十分かなと思います。
ハレパネの貼り方はネットを探していただけたらたくさんありますので恐れることなく作ってみてください!紙だけ貼るより「イベント感」が出ますのでぜひ!
ちなみにBYOCタイムスケジュールはスチールペーパーを挟むことでマグネットを貼れるようにし、現在開催中のゲームをアナログですが表示できるようにしました。
BYOCタイムスケジュール本体はスチレンボードの上にスチールペーパーを貼り、その上に印刷物を貼り付けてからカットしています。
「現在開催中」マグネットは別途片面マグネットのコピー用紙に印刷、切り出しました。マグネットシートは100均にありますので割と作りやすいです。
スチールペーパーはめちゃくちゃ切りづらかったですがイベントで役立てられるなら安いものです。
スタンプ類
![](https://assets.st-note.com/img/1730213170-zLKTvJ4uGBZDewAYfOsqWRj1.png?width=1200)
使用ソフト:Illustrator
制作期間:1週間
今回入場・再入場用のスタンプとBYOCスタンプラリー用のスタンプの2種類制作しました。
入退場については運営内で色々議論がありましたが、第3回たまRUNでは「埼速時間ステッカー」+スタンプで対応させていただきました。
入場確認は入場料を取っているイベントにおいてどうするか、予算をどこまで割くか難しい問題かなと思います…
スタンプは2種類ともみんなのはんこ屋さんで入稿、製作していただきました。入稿後から到着まですごく早かったです。
入場用スタンプは36mm角、BYOCスタンプは20mm角で作成しました。
入場用スタンプはでっかい「たまらん」を押したかったので日付入りのオリジナルスタンプを作成しました。
BYOCスタンプは91さん依頼で作成しました。スタンプカードはひゅんすけさん作とお聞きしています。
依頼時に「埼玉県章イメージで」とのことで、思いっきりやらせていただきました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1729952565-sui1qLoE78K6w3fCX5Rypxbn.png)
個人的に結構攻めた(怒られるかと思った)スタンプデザインを提出したところ、一発OKでした。勾玉の形を91に見立て円形に9個配置しています。あったけぇ〜
![](https://assets.st-note.com/img/1730124435-OZ7gVmbAPaIw1KRJh89WHLxU.jpg?width=1200)
デジタル媒体
配信画面・待機画面
使用ソフト:Illustrator
コーディング・実装:SuperSatoSan
制作期間:1ヶ月
今回からたまらん運営にSuperSatoSanが加入し、配信画面をNodeCGでの制御が可能になりました。
今まで配信画面情報を各走者ごとに書き出して毎回差し替える脳筋仕様だったり、文字情報部分だけユタポンさんが色々とやってくれたりと頭を抱えていた部分だったので、ベースの枠さえあれば自由に表示・制御できるようになったのは本当に大きかったです。ありがとうございました。
今回作成したのはゲーム画面比率16:9、4:3、4:3並走、運営企画用画面です。
今回余裕を持った制作を目標に、8月上旬にSatoさんと打ち合わせし、9月までにデザインを完了させています。
コーディングの知識はほぼ0ですが仕事でLPデザインをやっており、制作の感覚はあるので戻しがあまりなく進められたのは嬉しかったです。
ちなみに今回の配信画面はWord2003のデザインを参考に配信画面用にデザインしています。WindowsXPあたりの時代です。
![](https://assets.st-note.com/img/1729953878-jIias49CvMqLcESmnbtlY2PH.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729954220-mA6elNPzQcZECiKa4TfuHwL5.png?width=1200)
走者によって解説がいる・いないがあるため解説枠は別に書き出しています。
フォントはGoogleフォントの中から「DotGothic16」、「Roboto」を選んでいます。
情報は基本中央揃えなのでオレンジ枠で配置範囲とサイズを示し、文字の大きさと中央座標を記載しています。
ゲームタイトルや文字数によっては枠からはみ出してしまうらしく、その辺はSatoさんにいい感じに調整していただきました。
待機画面は配信画面と同様に、ベースを作り、表示部分や文字サイズを指定し、コーディングしてもらっています。
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運営企画画面について
運営企画画面は特殊な作りとなっています。
画面サイズは不明だったためできるだけ大きく、正解テロップはデザインを提案していますが、Satoさんが枠含め全てコーディングを行なっています。
そうすることで文字数に合わせて枠の長さを調整できる細かい作りになっています。
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![](https://assets.st-note.com/img/1729955092-wcZVmrMvIULfS5pKEFGW6hu1.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729955110-jFn7vrQfs8qtYez90chZDkUE.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729955116-n7ZTwcMEjekS6AL8gyIVfPJF.png?width=1200)
リアルタイムで表示の切り替えができるNodeCGってすげ〜!
告知周りのグラフィック、イラスト
使用ソフト:Illustrator、CLIP STUDIO PAINT
制作期間:2日〜5日
X(旧Twitter)掲示用の走者発表やスケジュール発表などいつものやつです。
イラストは今回はRiJ2024夏後に出した残暑お見舞いイラストやボランティア募集くらいに留めてます。
忙しかったのもあり、第2回のようにカウントダウンはできなかったですね…
自分しか印刷しないのですが、タイムスケジュールはX(旧Twitter)で出したものと別で印刷用のものはCMYKで作成し別途色味を調整しています。
プリンターやインク消費に負荷がかからないようにしています。
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![](https://assets.st-note.com/img/1729958454-TMUf2Q4V6aPhy1IFWkSK5ROg.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729957484-XjJH4aY3OZrm9wnQhKIxei1E.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729957491-NFp7OH8VZPsxehrwoRg6mQkE.jpg?width=1200)
広告は集客につながるのでイベントのイラストは積極的に描いていくのがいい気がしてます。
たまらんはイベントキャラがいないため運営を描いています。
イラストといえばみそやまさんのたまRUNイラスト、毎回大変感謝です!
採用タイトルのゲームキャラクターを全員描いていただいてます!すげ〜〜!!
今週末に迫った埼玉よいとこスピードランオフ!
— みそやま (@misocilco) September 19, 2024
全19タイトルのRTAが見られるお得な2日間!
9/22,23はたまRUNを応援するっきゃない!#こりゃたまRUN#たまRUNFA pic.twitter.com/7mUevEIEVP
![](https://assets.st-note.com/img/1730125385-XunzQghBYUq4x3vOWMCKE9Vd.jpg?width=1200)
エンディング映像
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159832826/picture_pc_d8fa02e733c186c135e687b5d2e2ce7d.gif?width=1200)
使用ソフト:After Effects、Premiere Pro
制作期間:1週間
毎回制作しているエンディング映像です。
各タイトルごとに撮影し、編集をその場で行なってイベントの最後に間に合わせています。
毎回ロゴを動かすアニメーションやスタッフロールだけAfter Effectsで制作し、現地で撮影したものとあわせて編集する際はPremiere Proを使用しています。
今回からカメラの電池パックを追加で購入したことにより、長時間の撮影が可能になりました。以前はカメラの電池が切れたらスマホに切り替えて撮影しており、運用が面倒でした。
録画時間が伸びたことでどこを切り取るかの選択肢が増えたことにより、編集が難航しました。
編集途中のデータが無くなるのが1番怖いので1日目、2日目、エンディングで分けて編集した結果、最後の書き出しに時間がかかり、閉会式の運営挨拶の時間を伸ばしていただきました。スンマセン…
安全に制作できたのは良かったかなと思います。
1日目にMacBookの充電器を忘れてくるというでかいミスにより1日目終了後に編集を開始するというやらかしをしました。
これが結構痛手で、ご飯のお誘いを受けたのですが編集作業を優先したく断らせていただきました。スンマセン…
編集ソフトが結構充電食べるので充電とデータ容量が圧倒的に足りないので外付けHDDが必須だと改めて感じました。
導線上致し方ないのですが、カメラの前は通りづらそうだったので録画中は札をかけるなどして配慮が必要だったかなと反省しています。
運営企画:箱の中身はなんだろなについて
自分はそこまで絡んでないですが、ちょっとした裏話です。
ユタポンさんがどうやらやりたがっていたのを耳にしました(私自身は運営会議に基本不参加のため)
箱の作成は前日に行っています。
前日配信で会場奥の方でコソコソやっていました。箱は段ボール製です。
めめくらげさんとらくーさんにいい感じに作っていただきました。
雨の中ありがとうございました!
![](https://assets.st-note.com/img/1729849697-W6MBZ4FSgOTu9xpdh1NUb7GV.png?width=1200)
本番で知ったんですが、手の部分から中が見えないようにゴム製のギザギザしたやつがついていました。前日準備時は切り出しただけなのでびっくりしました。
ちなみにギガクリスタシールを貼ってたんですが見えてなかったですね…(当たり前)
問題に出していたコントローラーは運営内で集めていました。自分も知らないものばかりでこんなん誰がわかるんだ…?と思うなどしました。
本番はコメント欄も合わせてすごく盛り上がって嬉しかったです。
振り返りとこれから
![](https://assets.st-note.com/img/1730125457-RHjphISTZ8XOLG5dbEfkcwzq.jpg?width=1200)
今回チラシを作りませんでした。第2回の時にRiJの会場に置かせていただいたのですが効果があるのかわからずで…
次回はもっとSNSでの告知を増やしていけたらと思っています。
ちなみにTwitchのフォロワーは300人以上増加、X(旧Twitter)は100人以上イベントの前後で増えました。
視聴者数も配信をつけたばかりでも常に300人以上と規模がだんだん大きくなっているのが嬉しく思います。
イベント中話しかけていただいた皆様、ありがとうございました!お土産もいただいて大変嬉しかったです!
また、ずっとバタバタしてて申し訳なかったです。
大半の方に名刺も渡せなかった…次回は常に持ち歩くようにします。
シャツデザインはかっこいいのを作り続けていますが、ダサいのを作るかで揺れています。ダサいのも需要があるようです。ダサい(直球)
その他グッズも作ったりするかな…どうかな…その辺は運営と話し合いながら進めていく予定です。
次回は2025年2月を予定していますので、アンケートの回答や運営内の反省を踏まえた上でまたより良いイベント作りに注力できたらと思います。
それではまた!