必要な保険はたった3つ?
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
必要な保険はたった3つという記事を読みました。
経済評論家の父から息子への手紙: お金と人生と幸せについてという本の一部を抜粋した記事です。
「保険とは“損な賭け”のことである」
2024年の1月1日に亡くなった経済評論家の山崎元氏。若いビジネスパーソンに必要な3つの保険とは、自動車を運転する場合の自動車任意保険、住宅の火災保険、お金が十分ない状態で子育てする場合に稼ぎ手に掛ける死亡保障の生命保険。
間違いではないが、正解でもないと個人的には思います。
自動車保険と火災保険については、完全に同意です。
事故があった時の金銭的な負担が大きく、相当な貯蓄があっても賄いきれないこともあり得ます。
特に自動車保険は、他人の財物や身体に被害を与えた場合を考えると、入らないという選択肢はないのですが、それでも10台に1台は保険未加入という現実。怖くないのでしょうか。
火災保険は自分の家が古いからいらないという方もいらっしゃいますが、燃え残りの片付け費用や引っ越し費用、家財道具の買い替えなど費用も考慮に入れなければなりません。台風など自然災害も増えていますので、最低限の補償でも良いので加入しておく保険です。
個人的にはもう一つ、個人賠償責任保険は必要だと考えます。火災保険や自動車保険の特約で入るのが一般的です。
自転車の事故、飼い犬の事故、買い物での事故など日常生活で、他人の財物や身体に被害を与えた場合に役立ちます。
生命保険で、子供が生まれた場合に稼ぎ手に掛ける死亡保障は、子供のために掛けておくのが正解だと思います。
お墓代とかお葬式代とかは数百万の貯蓄があれば何とかなりますが、子育ては3千万以上かかると言われています。
数百万以上の貯蓄があればこれだけで良いかもしれませんが、それなりの貯蓄が貯まるまでは、入院や手術の保障は多少付けておかないと生活が立ち行かなくなる可能性があります。長期間の治療が必要になると貯蓄だけだと金銭的に大変です。
本を読んで3つだけで良いと見直すのは自由ですが、せめて個人賠償責任保険を特約で付け、貯蓄が少なければ都道府県共済など少しだけでも医療保障を付けておくのをおすすめします。
出来れば、子育て中は医療保障やがん補償はちゃんと付けておいた方が安心です。