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より良い1日を生きる為に。「フルライフ」読了
最近読んだ本の中で、印象的だった本は「フルライフ」である。予防医学研究者で「Well-being」を提唱している石川善樹さんの本だ。NewsPicks有料会員は全文を読めるので気になった方は是非、読んでみてほしい。
この本での学びは多かったが全部を書くとかなり長文になるので、厳選して2項目記載する。(別回で書く可能性もある。)
■概要: 人生100年時代を生きる上で、充実した人生を生きる為の時間戦略について石川さんが重要だと感じる考え方を綴った本である。
■ポイント ①フルライフの為には、Well-DoingとWell-Beingの重心を見つけること 「戦争論」で著名なクラウゼヴィッツは「戦略家の仕事は”重心”を見つけること」だと定義をしている。そして石川さんは「時間は、明確な目標に基づき役割や責任を果たす「Doing」の時間と特に目標なく過ごす「Being」の時間に分けられる。」と本書の中で記載している。つまり個人的な解釈として、「フルライフの為には、自らの人生の中で”重心”を見つけ、その”重心”を起点にバランスよく過ごすことが大事。」と考える。 人によっては「Doing」を延々とし続けることができる人がいると思うが、頑張りすぎてオーバーシュートしてしまう人もいる。上手くバランスを取りながら生きることで1日1日を充実して生きていけると考える。
②すごい人の特徴は3段階で計画を立てていること 石川さんは思考法についても研究をしており、すごい人の共通項として3段階プランを上げている。 1年目:準備する(種を撒く) 2年目:始める(芽が出る) 3年目:広げる(花が咲く) 例として3年単位で区切っているが、年・四半期・月でも考えれるところに汎用性の高さがある。さらにもっとすごい人は「次の第二段階・第三段階」の目標を設定しているとのことである。自分はまだまだなので、まずは目標を立てた時は期限から3等分逆算して考えることをマネする。
今回は2項目しか記載しなかったが、他には「直観・大局観・論理」「具体→抽象→抽象→具体」「学問→産業→文明」等、フレームワークとして覚えておきたい考え方が取り上げられていた。新型コロナウィルスによって家で過ごす時間が増えた今だからこそ、自分を見つめながらどう生きるかを考えさせてくれる本だった。