人生一度きり
「来世は〇〇して〜」といった空想をよくする
今からじゃ絶対変えようのないこと、例えば生まれながらの性質とか それらをポジティブに捉えるために「来世は絶対こうありたい!」と言っている
でも僕、来世って存在しないと思ってる
なんなら天国や地獄も 「死後の世界」自体
認識の範疇を超えたものに神だのなんだのという役割を与えて存在を作り出すのは人間の常套句だから
そりゃあってくれたら嬉しいけど
どうせ、死んだらそこで終わるんだと
「まあいっか!来世でやればいいしー」と口では言いつつも、頭ではそんなもの信じていない
「これで僕の人生終わるんだな」と思いながら
ずっと表層のポジティブを取り繕い諦めてきた
そう考えると、今までの人生なんだったんだろうって
いい学校に入りたくて勉強して 心身壊して諦めて
内申欲しくて忙しい環境に身を置いて 忙しくて勉強に手が回らず成績下がって結局推薦を諦めて
結局、何にもならない苦しみだけを味わって
勉強が不得意で趣味に生きていた同級生たちは次々に自分の夢を叶えて輝いていて
一方の僕はすっかり落ちぶれて路頭に迷って
僕は一体、何のために何をしてきたんだろうな
本当に人生が一度きりなら
僕が辿ったこの人生はバッドエンドだな
勉強も趣味も全部中途半端にして
何に於いても報われなかった
やりたいことを我慢して やりたくないことをして
やりたいことをする時間がなくなった
やりたかったことが上手くできなくなった
つまらない人間になった
昔はよかった この歳でこんなこと言いたくなかった
僕、やりたいこと我慢したらなんか人生うまく行くんだと思ってたんだ
僕は今まで何をしてたのかな
もう絶対に救われないところまで来ちゃった
幸せな来世なんてきっとないのにね