世界史コンプレックス
僕自身の消えない劣等感
歴史に精通してる人ってかっこいいというか、なんだろう、その手の会話に高尚な感じを抱くというか…
僕の語彙力が足らずうまく表現できないのが悔しい
とにかく歴史の造詣が深い人に異様な憧れがある。
第二次世界大戦のときの裏話(というかもはやその界隈では表話なのだろうが)など、特に世界史に対して
僕は昔YouTubeでそういう類いの解説動画をいくつか観ていたのと、立派なインターネット老人でありツイ廃なのでネットのみなさまが好きな有名どころの話はいくつか知っている…のだが 残念ながら僕は理系であり世界史を学んでいないし、当然資料や教科書も一切手元にない。一応必修の基礎科目である歴史総合は学んだが、高度な授業をする教科担任だったため僕はいまいち理解できなかった。あと基礎科目のためざーっと流れを見るだけで踏み入った内容は学ばない。
「歴史を知っているからこそのブラックジョーク」が非常に好き、というかそもそも僕は皮肉という文化とそのものにずっと強く惹かれていて
現代で起こった各国の出来事にネットの民が注目しているときは歴史的な何かと関連があることが多く、それを皮肉ったコメントがたくさんついておりみんな各々の知見を述べて盛り上がっている…という状況をよく目にする。
目にするたび、自分がそこに加われないという悔しさと悲しさ、一種の虚無感に襲われるのだ
「じゃあ勉強すれば」と思うだろう、僕もそう思う。
そう思いそれなりに色々読んだりしたが、歴史というものはあまりにも奥が深すぎる。僕の憧れる人たちはもはや研究者の域に到達していて、僕なんかじゃ到底敵わない。そう思ってしまうと調べる手が止まってしまうのだ、僕は何を目指しているんだ、と
ただ単に興味があって調べているという訳ではない
「博学な人になりたい」という不純な動機とセットであるからこそ、調べ学ぶこと自体が不純で無謀に思えてしまって億劫になって申し訳ない気持ちになって
「自分はああはなれないよ」という脳内の声に心からその通りだと思ってしまう
少し学んでもそれは氷山の一角に過ぎず
のめり込んで調べなくてはあの領域に達せられないのにそうしない、なれない自分に嫌気がさし
でもネットに流れてくる歴史の話は面白くて好きで
好きなのに「ああなれない自分」が嫌で嫌で
見たいのに見たくなくて
目を逸らしたら余計理想から遠ざかるのにそうしたくなってしまう自分も嫌で
結局見て、好きだなと思い、楽しそうに話す彼らの姿を尊敬し憧憬を抱き、自分への劣等感を募らせるのだ
僕が彼らと肩を並べて話せるくらいになるまで消えてくれない、僕の劣等感