
あなたが成功しないのは高望みをしているからです。
そんなに最悪の状態ではないけど、
このままで人生を終えるのはイヤ。
仕事をするために毎日会社に行くけれど、
満足できるほどの給料をもらっているわけではない。
悩みというほどの悩みではないけど、
やっぱりこのままではイヤだ。
セミナーに行き、
意識の高い人と交流して、
がんばっている自分をほめたとしても、
現実は変わらない。
こうした閉塞感は、
あなたが成功することでしか癒されない。
だから、成功したい。
しかし、特に現実は変化することなく、
時間がだけ過ぎている。
こうした閉塞感は
成功することでしか打破できない。
ならば成功したい。
少なくとも私はそう思う。
なぜ、あなたは(もちろん、私も)成功していないのか?
それは、
あなたが(もちろん、私も)高望みをしているからです。
現代におけるお金の神様的な存在の斎藤一人さんは、
人間は大別すると「特殊な才能を持っている人」と「そうでない人」に分かれると言っています。
世界で一番走るのが早いとか、歌や演奏で大金を稼ぐことができる人は特殊な才能を持っています。
こうした才能のある人を「そうでない人」がうらやんでも無意味だそうです。
というのは、斎藤さん曰く、こうした才能を持つ人は、前世で何世代にも渡って才能を磨いてきた人だそうです。これが真実だとすると、今世でどんなに努力をしても、特殊な才能は身につかないということです。
子どもが小さいから「ピアノを習わせよう」と思っても、現世で才能が開花するかどうかはわかりません。
この話は、「そうでない人」にとっては絶望的な話ですが、特殊な才能を発揮できないまま年を取ってしまったあなた(私も)にとっては、認めざるを得ない事実でしょう。
才能のあるなしを論点にすると、世の中は不公平にできています。しかし、私がキムタクのような容姿に生まれたとしても、ジャニーズ事務所に入所せず、今の仕事(経営コンサルタントです)をしていたら、見た目のいいコンサルタントでしかありません。
私の能力に関係なく、キムタクみたいな顔のコンサルタントに仕事を依頼したい!というクライアントが殺到すれば私は成功するかもしれませんが、おそらくそんなことにはなりません。
むしろ、恵まれた容姿は弱点にもなります。キムタクがトイレで大きい方の用を足すことが想像できにくいように、美形な人はイメージを作る必要もあるのです。テレビドラマ『ドクターX』の大門未知子(米倉涼子さん)のように「私、失敗しないので」と言い切れるなら、容姿は100倍くらいの力を持ちます。しかし、私のように時々ミスをするコンサルタントの場合、見た目はそんなに武器にはなりません。むしろ、笑って許していただけるくらいが丁度いいとも思います。
特殊な才能のない人は、特殊な才能をある人をうらやみますが、本人たちは本人たちで苦労しているもかもしれません。それは、あなたのあずかり知らないところです。
問題は、あなたが成功したいのに成功をしていないという点です。
あなたが(私も)成功していない理由は、才能がないのに高望みをしているからでしょう。
想像通りの結果を目指すなら、相応のことをやれば目指す結果は手に入ります。たとえすぐに手に入らなくても、そのために前進することはできるでしょう。
もし、あなたが「こんなはずではない。」と考えているとしたら、自分を過大評価しています。
残念ながら、そのレベルなのです。これは、あなたがどう思おうが、受け入れざるを得ない現実です。
ここを受け入れずに、世の中の不公平に怒れば、問題の解決方法は世の中の不公平を解決するしかなくなります。あなたに志があるなら、それも素晴らしいことだと思いますが、怒りをぶちまけているだけでは現実は変わりません。
SNSで正義の名の下に人を批判する人がいますが、それで彼らが成功するとは思えません。
「世の中は不公平だけど、自分が損をしているとは限らない。」
私は走るのが速くないし、音痴で、キムタクのようではありませんが、今のところ、仕事に困ることはありません。何の資格もありませんが、それなりにお金を稼ぐことができています。稼げていない時期も長くありましたが、世の中の不公平さに怒らなくなってから、何をすればいいのかがわかるようになりました。
「特殊な才能がない自分」
「世の中は不公平」
これを認めた時に、やることは2つです。
・現実のまま生きる
・才能がなくてもがんばる
実は、世の中には、この中間があります。
「あなたはあなたのままでいい」
「がんばりすぎているので、自分を大切に」
というものです。
結局のところ、成功を目指すのか目指さないのか、よくわかりません。落ち込んでいる時には、慰められますが、麻酔が切れれば、閉塞感が募ります。
だから、「大丈夫!大丈夫!きっと人生うまくいくよ」なんて無責任なことは言いません。また、現実のまま生きることを選んだ人は、これまで気づかなかった幸せに気づくかもしれませんので、それはそれでよいと思います。
でも、やはり、「このままではイヤだ」という気持ちに蓋をしないで欲しいと思います。
その場合は、「才能がなくてもがんばる」を選ぶことになります。
前述した斎藤一人さんは、「そうでない人」が成功する方法を教えてくれています。
それは、
忍耐と知恵を使うことです。
成功していない自分にイラつくのは忍耐力がないから。
世の中の不公平に怒るのは忍耐力がないから。
才能を活かすことができないのは知恵がないから。
高望みが高望みのまま終わるのは、高望みを実現させる知恵がないから。
つまり、成功するとは、
「自分の才能を活かす」
ということになります。
自分の才能を見出す知恵
才能が活きる場所を見極める知恵
才能が活きるまでがんばる忍耐力
このサイクルを繰り返せば、高望みをすることはありません。
ひとつ言えることは、
案外と自分には才能があったと気づくということです。
「成功=才能を活かすこと」
だと気づけば、世の中は不公平ではなく、うまくできていると感じることでしょう。