人生の始末書とは?
始末書とは、業務などにおいて過失や規程違反を犯した者が、事実関係を明らかにするとともに謝罪し、再発させないことを誓約するための書類。
(ウィキペディア)
思い起こせば、人生で起こしてきた過失やモラル違反、うそなどをたくさんついてきました。結果、人に不愉快な思いをたくさんさせてきた(と私は思っている)わけです。
人というのは、脆くもあり、案外と強いもので、すでに私のことなど忘れているかもしれませんが、ご迷惑をおかけしながら50年生きてきた人生の反省と始末書を記すものです。
本音の言いますと、謝罪の意というよりも、センチメンタリズムで自分の人生を悲劇的に書き残そうとしているかもしれません。
結局のところ、人生というのは、曖昧なもので、記憶によって作られていくので、振り返ってみれば、記憶によってどうにでもなります。よほどのことを成し遂げた人なら、本人の記憶にも、他人からの称賛によっても、人生は華やかな記憶に彩られるのでしょう。
一方で、私などの人生は、自分の人生をどう解釈するのかで、だいぶ違ってきます。
そう考えれば、人生の幸福とは解釈力によって決まると言えそうですが、ひどいことをしても、これでよかったとか、これも意味があるなどと片付けてはいけないこともあるのではないかと思います。
ので、これから人生の始末書を書いていきたいと思うのです。すべては僕の記憶による記述が大半を占めるかもしれませんが、事実関係を明らかにすることを忘れずに、再発防止に努めます。
いえ、もっと本音を言いますと、死んでしまうと消えていく自分をいう存在をネットの片隅に残しておきたいと思っているのです。