おみくじはいつも（だいたい）大吉だと人生がどうなるのか？
僕は毎月（毎年ではない）おみくじを引いている。引く場所も決めていて、金沢駅の近くにある平岡野神社でおみくじを引いている。僕は現在、埼玉県に住んでいて、仕事の拠点は東京なのだけど、毎月一回は金沢に出張をする。北陸新幹線を降りたら、まずは神社に向かって、先月が無事に終わったことへのお礼を言い、お賽銭を入れさせていただいて、おみくじを引く。
さて、2022年のおみくじであるけど、1月から5月まで５回引いて、４回が大吉である。昨年、2021年は10回大吉を引いた。詳細なリサーチをしているわけはないけど、日本有数の大吉確率の高い神社ではないかと思う。金沢に行く機会があれば平岡野神社でおみくじを引いていただきたい。大吉が出ればSNSでシェアなどしていただくと、僕の予想が裏付けられる。
さて、何ゆえ毎月おみくじを引くようになったのかという理由は、何年か前に自分はついていないと思っていた時期があったからだ。自分の未来に期待ができず、不安を払拭する方法を模索していた。その時に、思いついたのがおみくじだったのだ。場所が金沢の平岡野神社だったのも偶然で、当時は忙しくて、わざわざ神社に行く時間はなかった。自宅の近くにも神社はあるが、おみくじはなかった。金沢に出張に行くことが決まっていたので、駅近くの神社を検索して見つけたのが平岡野神社だった。
最初に引いたのが大吉で、詳しい内容は忘れてしまったが、人生が良き方に向かうと書かれていたように思う。その通りでそこから仕事の運気が上がった。
こうなると験担ぎのごとく、僕は毎月平岡野神社でおみくじを引くようになった。連続して大吉が出たので、また来月も無事に過ごすことができると毎月安堵していた。実際、それから2年は実力以上の仕事や収入に恵まれていた。その後も平岡野神社では大吉が連続し（１回か２回ほど吉か中吉が出た）、我が世の春を謳歌していた。
ある時、大吉は出たものの、「横柄になるな、足元を固めないと禍が起こる、余計な一言で失敗する」的なことが書かれている月があった。大吉だからと言って、いいことばかりが書かれているとは限らないのだ。特に僕の場合は、「恋愛 自分勝手に振る舞うな」「待ち人 来ず 便りなし」というのが連続していた。その当時、マッチングアプリを駆使して、彼女を探していたが、うまくいっていなかった。
果たしてそれから2ヶ月後、僕は横柄な態度と失言が原因で、重要な人間関係と仕事をなくすことになってしまった。全くもって、自分に原因があることなので、どんな批判も甘んじて受けなければならない。それから2ヶ月くらいは自分が地獄にいるような気分であった。まさに、我が世の春から真っ逆さま。驕れるものは久しからず。
こうなると頼れるものは平岡野神社しかない。ということで、僕は翌月の金沢出張でおみくじを引いた。やはり大吉だ。そこには、「これまでの行いを改めて、良きことを心かげて信心をすれば道は見えてくる」というようなことが書かれていた。平岡野神社のおみくじは正しい。というのが、僕の本心である。
そして、それから3ヶ月経った昨日、自分がやってしまった大失敗への落ち込みからも徐々に回復ができてきて、マッチングアプリで知り合った彼女との関係も続いている。やはり僕は、平岡野神社へ向かった。
大吉。そこに書かれていたことを要約すると、
・辛いことも神に祈れば、強い力となる。七転び八起きという。倒れても起き上がり、転んでも立ち上がり、肩をおとざす、希望を捨てず、正しい道を真っ直ぐに進ことが肝要である。この世だけが人生ではない。幾千万年続く魂の世界がある。その道は、絶えず希望と慈しみの光に照らされている。
この先の人生、物事を批判的に見たり、人の悪口を言ったり、謙虚さのない行動を慎もう。そして、人に配慮して、やさしい人間になろう。
この前、3ヶ月前から付き合っている彼女が僕に言った。
「私を大事にしたら、あなたは得をするよ。」
彼女は、謙虚で生きようとして、内面ではフラストレーションを爆発させていた僕と全く正反対のことを言う。これまでなら、絶対に付き合うことなどなかったタイプである。
「私と付き合えてよかったね。」と言う彼女が神様でないことは確かであるが、「恋愛 この人となら幸せになる」と書かれたおみくじを見ながら、自分の性格が良き方向に変わっている予感がしている。
おみくじは運試しではなく、進んでいく方向を確認するべきものだ。大吉だから人生がうまくいのではない。大吉は、うまく行く人生の歩み方を教えてくるのだ。だから、人生はうまく行く。人生には失敗もあるが、立ち直るきっかけもある。それは、何歳になっても同じだ（僕は52歳）。僕の人生はうまく行く。
ちなみに、後半部分を読んで心配になった方へ。大丈夫。頭がおかしくなっているわけではありません。