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2種類の才能、あなたにあるのはどっち?

才能について考えてみたいと思います。

インターネットで「才能」と検索すると、「物事を巧みになしうる生まれつきの能力。」(デジタル大辞泉)とあります。他には、「ある個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力。」とあります。

こうした定義を見ると、才能とは、特別なものという印象を持ちます。なんだか、すごいことを連想しますが、実は違うと思っています。

才能とは、あなたができること全部です。

・朝、決まった時間に起きることができる
・あいさつができる
・歯を磨くことができる
・歩く
・走る
・笑う
・文章を書く
・歌を歌う

など、あなたができること、すべてはあなたの才能です。

なぜ、できることが全部才能なのか?

あなたが走ることができるとします。それは、あなたの才能です。子どもの頃、クラスで一番走るのが早かったとしたら、かなりの才能があると言えます。

その才能を活かしてきた人が、陸上競技を仕事にしています。

あなたが歌を歌うことができるとすれば、歌の才能があります。歌を歌うことができる才能を活かした人が音楽を仕事にしています。

この話をすると、「陸上選手や音楽家ほどの才能はなかった」と言われるかもしれません。

しかし、考えていただきたいのは、陸上選手や音楽家の才能が、子どもの頃から飛び抜けて優れていたということは稀でしょう。まして、才能だけで成功したわけではありません。1万時間の法則でお話ししたように、才能を活かす仕事をしている人は、必ず才能を活かすために努力をしています。

あなたにできることはすべて才能です。その才能を活かすことができていないとしたら、才能を活かすための努力が足りていないということでしょう。

才能とは、あなたができることの中で、上手にできることであり、あなたにしかできないことがあれば、人から見ても「才能がある」と評されます。

再び、才能とは何か?

別の言い方をすると、才能とは、あなたの能力を引き出し、成功に向かわせる種です。種ですから、栄養分のある土に植えて、水をやらなければ花は咲きません。

能力とは、才能の表現方法であり、成果とは能力を数値化したものです。

つまり、才能という種を能力という形で表現し、高い数値を出すことで能力が高いと評価されるのです。

走るという才能は、陸上競技の100メートル走で10秒を切るタイムという数値を出すことで「能力が高い」と言われます(10秒は日本人の場合です)

成功しようと思うなら、才能を数値化することが必要になります。

たとえば、掃除ができる才能があるとします。

「世界一清潔な空港の清掃人」(朝日新聞)を出版した新津春子さんは、羽田空港で清掃の仕事をしていました。イギリスの航空サービス調査会社「スカイトラックス」によって、羽田空港が世界一清潔と評価されたことで、脚光を浴びて、著書を出版し、テレビ出演をして、現在は清掃の会社を経営しています。

このように、あなたの才能を数値化すれば、成功へのチャンスは生まれます。

わかりやすい才能とわかりにくい才能

「今さら、才能を活かせと言われても・・・」という気持ちはわかります。しかし、才能が活かせていない仕事をするのはしんどいですね。評価もされませんし。才能を活かすことができない仕事を続けるのかどうかは、あなたの自由です。

多くの人は自分の才能に気づかないのは、わかりやすい才能とわかりにくい才能があるからでしょう。

走るのが速いとか、野球がうまいとか、作曲ができるなどのわかりやすい才能です。逆に、掃除というのはわかりにくい才能ですね。

残念なことに、ほとんどの人にはわかりにくい才能しかありません。わかりにくい才能は、加工しなければ数値化することはできません。

逆に言えば、才能を加工できれば、能力にできるということでもあります。

才能を加工するとは?

才能を加工するとは、どういうことかと言いますと、

才能を加工するとは、「才能を数値化して、商品やサービスを作り、欲しい人に売る」ということです。

先ほど、紹介した新津春子さんは、会社員としてやっていた清掃の才能を、「世界一清潔な空港」という数値化ができたので、「ハウスクリーニング」というサービスとして販売しています。

この点を知っていれば、「●●業界セールス1位が教える営業トーク」「2000人をカウンセリングしたセラピストのセルフセラピー」「1億円稼ぐ勉強法」など、才能が数値化されていることに気づくでしょう。

1:自分の才能を選ぶ
2:才能を数値化する
3:商品・サービスを作る
4:売る

というのが、成功のステップになります。

才能を加工する方法はこちらの記事でどうぞ。


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