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50歳になると、独立か転職をした方がいいと私が言い切る理由


朝日新聞に「50代のやる気をどうやって引き出すか。その成否が、企業の今後の成長を占うカギになりそうだ。」という特集がありました。

要は、役職定年になった人が居場所を失ったような気持ちになり、仕事に力が入らないというような話です。しかし、この人たちは会社にいるので(辞めないので)戦力にしなければなりません。その方法が鍵になるという話ですね。

が、はっきり言って、50歳にもなって会社にやる気を引き出してもわらないといけない人ってどうなん?と私は思います。

一方で、妖精さんと言われる人も出現しているようです。

妖精さんとは、「フレックスタイムを使って午前7時前に出社、タイムカードを押してから食堂へ。コンビニで買ったご飯を食べ、スポーツ新聞を読んでゆったり過ごし、他の社員が出社する9時前に静かに自席に戻っていく。」(朝日新聞2019年11月12日)50代の社員のことをいうようです。

一般的な企業では、50歳までは役職が上がり、それに伴い、給料も上がります。それ以降は、役職がなくなり、給料も下がっていくようです。

で、実際に定年を迎えると、「地域デビュー」をします。地域デビューとは、趣味などを通じて地域の同年代の方々と交流をすることをいうのだそうです。この時の注意点は、定年前のキャリアをひけらかさないことだと言います。

そう考えると、役職の上がり下がりに一喜一憂するって、なんでしょう?

やる気が出ないけれど、会社に居続けるというのは、給料のためでしょうか?


50代に会社はやさしくない


「会社にとって本当に一番いいのは、50歳以上のおじさんたちに、会社を辞めていただくこと」
村上憲郎
https://www.onecareer.jp/articles/999

私はこの意見に賛成です。

仕事をしない50代は会社に不利益をもたらします。

どっちみち、定年をすると、その役職は語れないわけですし、役職定年で給料は下がるのですから、役職定年を宣告された瞬間に別のことを考えればいいと思います。

別のこととは、

転職と独立です。


独立のメリット

独立をあえて起業と言っていないのは、フリーランスで仕事をすることをすすめているからです。

フリーランスは、どこかの会社にスキルを提供する仕事なので、実質はサラリーマンと変わりません。しかし、メリットがたくさんあります。

1:定年がなくなる(仕事があれば)
2:収入が増える(仕事があれば)
3:時間が自由になる(仕事を選べば)

この話をすると、「仕事がないとどうすればいいのか?」と聞かれることが多いのですが、そんな人が役職を占有して上司でいると、部下が困ります。

なぜなら、転職も独立もできない人は無能だからです。


ピーターの法則

ピーターの法則というものがあります。こ組織構成の法則を言い当てている秀逸な法則です。

1:能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。

2:時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。

3:その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

つまり、組織に仕事は出世余地のある人間で行われているということを艦がみれば、役職定年というのは合理的な組織運営の方法なのです。だから無能(成長余地のない人)が役職を占拠していると、

1:若手のポストがなくなる

2:給料以上の仕事をしないので赤字が膨らむ

3:リスクばかり気にするので組織が活性化しない

ということになります。しかし、転職や独立は新しい成長余地を生み出してくれます。必要な会社に雇ってもらえるということです。こんなにいいことはありません。フリーランスは一生仕事ができるので、地域デビューをしなくても構いません。休みも自由なので、趣味を楽しむこともできます。

よくある質問

Q:会社をやめて転職ができなかったら?
A:転職ができるまで活動してください。履歴書をブラッシュアップしてください。面接ではその会社が良くなるために何ができるかをプレゼンしてください。後は、自分で考えてください。

Q:仕事がなくなったら?
A: 収入がなくなります。失業保険ももらえません。後は自分で考えてください。

Q:病気になったら?
A:フリーランスの場合、仕事ができません。従って健康管理はしっかりと。保険にも入っている方がいいでしょう。


ということで、40歳になったら、50歳で独立する準備をしましょう。

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