リザエレ! エレミネイション+ウィンクルム EPISODE 07 『昇華する力、深化する謎』 Vol.1
はじめに
この度は数ある記事、作品の中から本作品(「リザエレ! エレミネイション+ウィンクルム」)をお手に取っていただき、心より感謝を申し上げます。
度々のお願いで恐縮ですが、お読みいただく際の注意事項を以下に添えさせていただきます。
本作品は現在『note』のみで連載しております。その他のブログサイト、小説投稿サイト、イラスト投稿サイトでは連載しておりません。この作品は一部無料にて公開しているものですが、掲載されている画像、文章などは著作権フリーではありません。無断転載、コピー、加工、スクリーンショット、画面収録、AI学習及びプロンプトとして使用する行為はお控え頂くよう、ご理解の程よろしくお願い致します。
この作品の物語はフィクションであり、登場する人物、場所、団体は実在のものとは一切関係ありません。また、特定の思想、信条、法律・法令に反する行為を容認・推奨・肯定するものではありません。本作には、演出上一部過激な表現が含まれております。お読みの際は、十分ご注意ください。
Chapter 38 「羽羽羽」
双色のエネルギー弾はバット・イヴィディクト、バタモス・イヴィディクトの鎧機体に弾着。
空中で激しくバランスを崩すバット・イヴィディクトに向けて、愛叶と希海はもう一度技を叩き込む。
バット・イヴィディクトは片羽を打ち抜かれ、地上に落下した。
「よしっ!――くっ!」
間、髪を入れずに滑空してきたバタモス・イヴィディクトの攻撃を希海は寸前で避けた。
上空ではハエフライ・イヴィディクトがくねくねと道化師のように動き浮遊している。
「あれじゃ、あいつに攻撃が届かないよ。希海、高い所に登ろう!」
「ダメだ! 高所に移動すれば、あいつの格好の的になって避けるばかりになるぞ!」
「えう~!」愛叶は二丁のフレイムイーグルを合体させる。
「えう~じゃない! トレーニングでやったのもう忘れたのか?」
《「希海様、愛叶様、ハエのイヴィディクトが接近して来ます! しゃがんでください!」》
次の行動を予測したイアシスの声を聴き、二人はすぐに腰を落として急接近してくるハエフライ・イヴィディクトの攻撃を回避して風圧に耐えた。しかし、周囲の建物の強度が弱いガラスは激風によって割れてしまった。
「うっ……ありがとうイアシス」
《「どういたしまして。ん? 蝶蛾のイヴィディクトが何かをしています……」》
ここから先は
¥ 100