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リザエレ! エレミネイション+ウィンクルム EPISODE 15 『希望』 Vol.1

はじめに

 この度は数ある記事、作品の中から本作品(「リザエレ! エレミネイション+ウィンクルム」)をお手に取っていただき、心より感謝を申し上げます。

 度々のお願いで恐縮ですが、お読みいただく際の注意事項を以下に添えさせていただきます。

 本作品は現在『note』のみで連載しております。その他のブログサイト、小説投稿サイト、イラスト投稿サイトでは連載しておりません。この作品は一部無料にて公開しているものですが、掲載されている画像、文章などは著作権フリーではありません。無断転載、コピー、加工、スクリーンショット、画面収録、AI学習及びプロンプトとして使用する行為はお控え頂くよう、ご理解の程よろしくお願い致します。

 この作品の物語はフィクションであり、登場する人物、場所、団体は実在のものとは一切関係ありません。また、特定の思想、信条、法律・法令に反する行為を容認・推奨・肯定するものではありません。本作には、演出上一部過激な表現が含まれております。お読みの際は、十分ご注意ください。





Chapter 100 「断たれるつながり」


 ――数時間前。浦ノ島へ行く支度を終えて家を出たわたしは、周囲に怪しい人間がいないか警戒しつつ、いつも利用している最寄り駅まで向かっていた。

 白い一軒家がある道の角を左に曲がり、まっすぐと進む。ハシビロコウクリーニングの店が見えてきたらその先は上利加駅。時刻は十八時ちょうど。まだ乗船までに余裕がある。
 視線をスマートフォンの画面から前に戻す。その瞬間、景色に違和感を感じた。
 さっき通った白い一軒家が目の前にある。道、間違えたかな?……。
 わたしはまた道の角を左に曲がり、まっすぐと進む。
 しかし、進んでも、進んでも、進んでも、駅には辿り着かず、白い一軒家がある道に戻ってきてしまう。何なのこれは……。
 スマートフォンを取り出して時間を確認する。時刻は十七時五九分――十八時に変わった。やっぱり、ループしている……。そのことに気がついた瞬間、周りが歪みだし、負のエネルギーとも言うべき重圧を背後に感じた。わたしは恐れず振り返る。

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