ロバト ウィンズロ ゴドン

❡ 英語版 抜粋 〕1888年生まれの民俗学者、民俗歌謡の採集で知られる。ゴドンは大学卒業後、大衆娯楽雑誌で始まった民俗歌謡のコラム執筆を担当する。掲載誌は1912年からアーサ サリヴァント ホフマンが第2代編集長を務ていたアドヴェンチャ。コラム名は「先人が歌ってきた古謡」で1923年に掲載開始、ASホフマンの編集任期が終了する1927年までコラムは続き、ゴドンは執筆を通じて米国の伝承音楽について広く読者から関係情報を収集した。

 ゴドンは1928年に創設する米国民俗歌謡集成所の初代所長に就任した(集成所は米国議会図書館の組織になり、後に民俗文化集成所と改称、更に米国民俗生活センターの部門になる)。就任後、ゴドンは民俗学者としては初めて録音機(エジソン式蝋管器械システム)を採用した音源データの記録・保存に取り組み、機械的方法を使う民俗学の先駆者になった。
 民俗歌謡収集家としては民俗歌謡・クンバヤの早期版を採集・記録し、また、米国フォーク歌手の間ではインフェルノ コレクション(1917〜1929年の書簡集)の発案者として知られる。

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