20.5.13 スクエニとコロプラの決算短信から明日発表のDW売上高を計算してみる
スクエニ
ドラクエウォークが関係するデジタルエンタテインメント事業
令和2年3月期 第1四半期決算短信(19年4-6月)
売上高は37,160百万円
営業利益は 7,622百万円
営業利益率20.5%
第2四半期決算短信(19年7-9月)
ドラクエウォークリリース9月12日
売上高は85,406百万円(+48,246)(Game‐i予想8,700)
営業利益は 16,686百万円(+9,040)
営業利益率19.5%
第3四半期決算短信(19年10-12月)
売上高は136,968百万円(+51,562)(Game‐i予想27,000)
営業利益は 29,515百万円(+12,829)
営業利益率21.5%
令和2年3月期決算短信(20年1-3月)
売上高は188,687百万円(+51,719)(Game‐i予想12,700)
営業利益は35,357百万円(+6,142)
営業利益率18.7%
決算短信に記載されている同セグメントのファイナルファンタジー14は
2018年8月時点で1400万人
2020年3月時点で1800万人
であることから今期に売上高に大きな影響を与えたアプリとは考えにくい。
ドラクエ10も稼働はしているがユーザー数が上昇している様子はなし。
ロマサガは2109年9月以降で大きな売上を作ったのは12月の推定20億のみで通常運営では10億前後とみられる。
以上のことから考えられるのは、今回最も大きく売上の変動に関わったアプリがドラクエウォークだったということ。営業利益率は18-21%で安定している。
3か月間フル寄与した第3四半期単体と最終四半期単体の売上高はほぼ同じで約500億円の増加であることから、ドラクエウォーク自体の売上もあまり変化していない可能性が高くなる。
コロプラ
2109年9月期第3四半期決算説明資料(19年4-6月)
19年リリースアプリの売上高3.96億円。
1Qは4.65、2Qは2.11億円。
2019年9月期決算説明資料(19年7-9月)
ドラクエウォークリリース9月12日
19年リリースアプリの売上高は22億円。
2020年9月期第1四半期決算説明資料(19年10-12月)
19年リリースアプリの売上高は52.72億円。
既存のタイトルが現状維持で2-3億円の売上高だと仮定するとドラクエウォークは
19年7-9月は20億円前後
19年10-12月は50億円前後
明日発表のコロプラ19年リリースアプリ売上高の推定
スクエニの決算短信では19年10-12月と20年1-3月の売上高に大きな変化がないため、コロプラの取り分がスクエニの売上高に対して一定割合の金額を受け取る契約になっている前提ならば明日発表される数字も同程度の50億円前後である可能性が高い。
また、スクエニのドラクエウォーク以外のアプリで売上高が時間を経るにつれて減少していた場合、維持費で利益を圧迫することとなる。スクエニはデジタルコンテンツ事業の売上高は変化がほぼないものの、営業利益が+128億(19年10-12月単体)から+61億(20年1-3月単体)に減少している。
これはドラクエウォークの売上高は伸びているものの既存タイトルはやや減少した結果であり、コロプラへ渡る金額(経費)が増加して営業利益が前の3か月より伸びずに終わってしまった可能性がある。
こちらの仮説の場合、コロプラの2019年リリースアプリの売上高は
62-65億円と推定される(ドラクエウォーク自体は60-62億)
50億前後か60億を超えてくるのか。今回の推定値がどうだったのか、明日5月14日のコロプラ決算説明資料で答え合わせをしたい。
※今回の数字は個人的な推測です。投資は自己責任でお願いします。
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