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【独立リーガーの営業術 】独立リーグ選手生活で唯一の個人スポンサー企業「ナカムラマーク」について
今回は独立リーグで6年間在籍していた僕に「個人スポンサー契約」をしてくださった「ナカムラマーク」という会社についてと、どうして個人スポンサー契約が締結されたのかについてご紹介していきます。
ナカムラマークはどんな会社?
もともと愛媛MPのチームスポンサーだった
ナカムラマークの代表と会うきっかけ
偶然が重なる
最初は私物の刺繍とプリントを依頼
実際にスポンサー契約についてのお話をした結果
現独立リーガーに伝えておきたい事
ナカムラマークはどんな会社?
ナカムラマークはユニフォームやタオル、ノベルティグッズなどに刺繍やプリントを施す会社です。野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、フィールドホッケーのオーダーユニフォーム製作もしています。
野球日本代表のユニフォーム製作にも携わっています。会社に訪問した際に日本代表ユニフォームが飾られていました。(2016年時点)
もちろんアマチュアのオーダーユニフォームも手掛けています。
もともと愛媛MPのチームスポンサーだった
独立リーグは数多くのスポンサーバナーがユニフォームについています。愛媛の場合、そのバナーの製作や取り付けをナカムラマークに依頼していたようです。
ナカムラマークの代表と会うきっかけ
これもどこの独立リーグ球団でも間違いなくあるのですが、シーズン前後に「決起大会」や「シーズン報告会」などの会食があります。ここで数多くのスポンサー企業の関係者も参加されます。
ナカムラマークの代表 中村哲也さん に初めてお会いしたのは2015年の決起大会だと記憶しています(シーズン前のイベントでした)
たまたま同じテーブルだったので世間話や野球についての話をしましたが、この時は特に深い話をしたわけではありませんでした。
偶然が重なる
同年のシーズン終了後、今度はお礼報告会があります。この会でも中村哲也さんと同じテーブルに割り当てられていました。
独立リーグが大口のスポンサー企業があまり多くないので、たくさんの企業から支援されています。つまり、お礼報告会などに参加される人数も多いわけです。ざっくりとした数字でしかありませんが、300~500人程度は集まることも珍しくないものです。
そう考えると2回連続で同じ席に当たるというのはなかなかの確率です。
シーズン前にお話ししたことを覚えてくださっており、前回よりも話が盛り上がっていました。
グランドホッケーの理事をされていること、今もその練習を見に行っていることなど、普段の仕事以外ではどのような事をされているのかも。
この会の後、実際にグランドホッケーの練習に参加させてもらいました。
「野球終わったらグランドホッケーやりなよ。競技人口少ないからすぐ日本代表でオリンピックに出られるよ」というお世辞をいただいたことを今でも覚えています。
最初は私物の刺繍とプリントを依頼
お礼報告会の席で
「来年使うリュックとシューズに刺繍を入れようか考えている」と話をしたところ
「ウチでやってあげるから持っておいで」と提案をいただいたので、別日に会社へ持っていき、実物を見せて想定しているデザインなど話合いをしてお願いしました。もちろん支払いをするつもりで金額を伺ったのですが
「今回は好意だから」ということで無料にしていただけるとのこと。
完成品ができるのを待ちます。
実際にスポンサー契約についての話をした結果
完成したということを聞き、会社へ現物をとりに行きます。実物を見たときには「刺繍が入るだけでこんなにも愛着が湧くんだな」と素直に思いました。正直めちゃくちゃテンション上がりました。
その時にできたものはこちら↓
その後、中村代表と雑談を交えながら
「僕の個人スポンサーになっていただけないですか」と提案をします。
個人スポンサーになるとユニフォームの袖に企業バナーが貼り付けられます。前年までナカムラマークはチームの広報誌「プレスパイレーツ」には出資していたものの、ユニフォームに広告を出していませんでした。
快諾をいただき、一言。
「今まで何回もチームの会食に参加していたけど、これだけしっかり話ができたのは伴くんが初めてだった。そしてこうやって自分で営業をできるのは素晴らしいことだと思う」と。
(細かくは忘れましたがこんなニュアンスでした)
そしてシーズン前には個人スポンサーのバナー入りユニフォームが手元に届きます
Facebookでもお知らせしました。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=918536491599123&id=100003283428775&sfnsn=mo
現独立リーガーに伝えておきたい事
これは以前Twitterでも投稿していますが、スポンサー企業というのは独立リーグの活動に好意的だから出資をしてくれているわけです。なので営業をするハードルはその時点でかなり下がっています。
食事会などでたくさんの企業幹部の方々とお会いして直接お話をできる機会はそうそうあるものではありません。
ぜひそこで自分の活動についてアピールし、「NPBへ進むつもりで頑張ってます!良かったら僕のユニフォームに広告つけませんか?」と営業活動をしてみるのも良いでしょう。
スポンサー企業は「やる気ある選手だな」と思ってくれるかもしれませんし、球団職員からすれば選手が営業活動に積極的になってくれるとチーム運営にプラスに働きます。自身にとってもビジネス感覚を身に着ける大チャンスです。
なによりもリスクが極めて小さい。断られても「そうですか。お話聞いてくださりありがとうございました」で済みます。なぜならもともとチームの活動に好意的な人が多いからです。
なのにうまくいけば個人スポンサーが獲得できるチャンスがあります。
独立リーガーもあと1か月ほどすればシーズン前の食事会が複数会開かれるでしょう。良かったら参考にして、積極的に話をしてみてください。
独立リーガーだけでなく、一般的な営業職をされている方も何か参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきますありがとうございました。
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