将来の重賞馬も、まず1つ勝つことが大切。“歩様のみで勝ち上がりやすい一口馬主の募集馬を見抜く”をコンセプトとしている『リズム診断』。キャロットクラブ 2022年度募集馬です。
予定より2営業日ほど公開が遅れてしまいましたが……よろしければ今年度もご覧ください。まずは今年度の内容のご案内です。いつもの『リズム診断結果、全頭に簡単なコメント』に加え、以下の早期購入おまけ企画を実施します。
①『人気度・票読み』(ほぼ毎日更新)
②『そくサーチβ』(9/16まで公開)
①『人気度・票読み』は、その名のごとくその推移をほぼ毎日発表していきます。予算に応じて、狙った馬をより可能性高く出資するためにも票読みは大切。昨年のキャロット、今年の東サラでも実施をし、7-8割ほど当たっていたのでは?というぐらいの精度でしたがぜひ参考にどうぞ。
※noteの「マガジン」というまとめ機能を用いて、別記事として更新していきます。
②『そくサーチβ』は、今年度「東サラ」「シルク」「DMM」でも試験公開をした、測尺など指定条件を元にその後の成績傾向を調べられる独自制作ツールです。母年齢や仔順というマニアックな条件からでも調査可能です。
2019年産のキャロットクラブの診断成績はどうだったのか?
次いで、2020年8月に発表した『キャロットクラブ 2020年度募集「リズム診断」(19年産)』に対する、本日時点(2022年8月29日)の経過をお知らせ。
一応は、クラブ全体の勝ち上がり率を超え、独自集計の統計どおり評価が高い順の勝ち上がり率となっています。7月以後キャロットクラブ自体で勝ち星をあまり増やせなかったことも影響し、高い勝ち上がり率を示せず残念でしたが、評価「S,A」と「B,C」で明確な差を出せたのは良かったと言えるかもしれません。
※測尺や血統などの要素は考慮に含めず、歩様のみで評価してこの成績である点をご留意願います。
また、8/21終了時点の獲得賞金順の上位10頭(一口馬主DBより)を見ると、全て評価S,Aで占められていました(未診断馬を除く)。
前述の「勝ち上がり率」と「獲得賞金」の経過を踏まえると、リズム診断の上位評価馬は競争成績に結び付きやすいことを示せていると言えそうです(ただし、本来ならば評価「S」で成果を示したいところであり、今後も研究を重ねて精度を上げていく必要があります)。
なお、キャロットクラブ2020産の成績経過ですが、現時点で中央競馬においては2頭が勝ち上がっており、いずれも評価「S」としていました。2020年産は2019年産以上の成果を残せることを願うばかりです(リズム診断を継続させていく上でも切実に……!)。
以下、定型のご案内文です。
『リズム診断』とは?
歩様だけで評価をしている『リズム診断』を取り入れると、過去の実績からも勝ち上がれる馬を凡そ5-7割ほど選別できるようになります(今年度もそうなるとは限りませんが)。
例えば血統や馬体だけの単体評価で、これほどの成績を収めるのはなかなか難しいのではないでしょうか。
この点からも募集馬選定のベースとして『リズム診断』は有用と言えるのかもしれません。リズム診断と血統や馬体、きょうだいの成績など別ファクターと掛け合わせて検討いただくと、より精度の高い募集馬選定ができるかと思います。
例)「評価S」に対し、例えば勝ち上がり率が劣る「体重400kg以下、管囲19cm以下は切り捨てる」などの条件を加えて絞り込む
※もう少し詳しく知りたい方は、以下の記事を参照。
このnoteでは何度も紹介をしていますが、『リズム診断』の指針となっているのはアーモンドアイの募集時歩様です。このように「すーーー」っと淀みのない歩様を理想としており、これを実現できる出力媒体(骨格・筋力・神経・気性など)であるか?をリズム診断の計算式・評価コメントに組み込んでいます。
『リズム診断』の実力は?
過去3年における各クラブの勝ち上がり率を以下に掲載しています。
★早期購入おまけ企画『そくサーチβ』
<独自ツール>測尺数値や性別、仔順などの指定条件に基づいて、競争成績の傾向を調べられる『そくサーチβ』を本記事ご購入者向けのおまけ企画として公開します。よろしければ募集馬選考の際にお役立てください。
※2022年9月16日(金)頃までの限定公開です。
※データソースは各クラブ2013年~2019年産の募集馬、約3,000件。
閲覧方法などの詳細は、本記事ご購入後のページ内容をご覧ください。
↓こんな感じで調べられます(もっと細かい条件設定が可能)。
★ご購入について(現在は終了しています)
以下の注意事項をご覧になり、同意のうえご購入をお願いします。
※PayPay払いができ、8/31までキャンペーンでペイペイジャンボの抽選に参加できるそうです。
診断対象馬(全88+5頭)
※記事ページから購入できない事象が発生している方は、以下のマガジンページ内の「購入する」ボタンよりお求め願います。
このたびはご購入いただきありがとうございました!
『リズム診断』を参考に、良い出資に繋げていただけると嬉しいです。
更新情報
■ リズム診断 結果一覧
関東入厩予定馬 No.1~50
関西入厩予定馬 No.51~90
地方入厩予定馬 No.91~95(参考評価)
■個別評価(関東入厩予定馬 No.1~50)
No.1 ミリッサの21(牡) ※母優先
No.2 ジョプリンの21(メス)
No.3 ヒルダズパッションの21(メス)
No.4 グリューネワルトの21(メス)
No.5 インクルードベティの21(牡)
No.6 サンブルエミューズの21(メス) ※母優先
No.7 シャルールの21(メス) ※母優先
No.8 フィンレイズラッキーチャームの21(牡)
No.9 ザズーの21(メス)
No.10 ロスヴァイセの21(メス) ※母優先
No.11 アールブリュットの21(牡) ※母優先
No.12 フロアクラフトの21(メス) ※母優先
No.13 マイハッピーフェイスの21(メス)
No.14 ブルーメンブラットの21(牡) ※母優先
No.15 リカビトスの21(牡) ※母優先
No.16 シャイントレイルの21(牡) ※母優先
No.17 ピュアブリーゼの21(メス) ※母優先
No.18 タイムハンドラーの21(メス)
No.19 ヴィータアレグリアの21(牡) ※母優先
No.20 チアズメッセージの21(牡)
No.21 スペクトロライトの21(メス) ※母優先
No.22 アンジュシャルマンの21(メス) ※母優先
No.23 エスティタートの21(メス) ※母優先
No.24 パルティトゥーラの21(メス)
No.25 フレジェールの21(メス)
No.26 ケイティーズハートの21(メス) ※母優先
No.27 プルメリアスターの21(牡) ※母優先
No.28 マイティースルーの21(牡) ※母優先
No.29 ヒカルアモーレの21(牡)
No.30 コケレールの21(メス)
No.31 アイヴィベルの21(牡)
No.32 マリアライトの21(メス) ※母優先
No.33 スプリングゲイルの21(牡)
No.34 コナブリュワーズの21(メス)
No.35 ミセスワタナベの21(牡)
No.36 エンプレスティアラの21(牡)
No.37 ジンジャーパンチの21(牡)
No.38 トップライナーⅡの21(メス)
No.39 アンフィトリテⅡの21(牡)
No.40 シンギングメリリーの21(メス)
No.41 シークレットスパイスの21(牡)
No.42 モアザンセイクリッドの21(メス)
No.43 ビットレートの21(メス) ※母優先
No.44 ウインジュビリーの21(牡)
No.45 コルコバードの21(牡) ※母優先
No.46 ピースエンブレムの21(牡) ※母優先
No.47 ティンバレスの21(牡) ※母優先
No.48 バイラオーラの21(メス) ※母優先
No.49 ヒルダの21(牡)
No.50 キャントバイミーラヴの21(メス)
■個別評価(関西入厩予定馬 No.51~90)
No.51 リラヴァティの21(牡) ※母優先
No.52 エリティエールの21(メス) ※母優先
No.53 バウンスシャッセの21(メス) ※母優先
No.54 トータルヒートの21(牡) ※母優先
No.55 リリサイドの21(牡)
No.56 アルアリングスターの21(メス)
No.57 サトノオニキスの21(牡)
No.58 レーヴドゥラメールの21(メス)
No.59 シンハリーズの21(牡)
No.60 マンビアの21(メス)
No.61 アディクティドの21(メス)
No.62 ディーパワンサの21(牡) ※母優先
No.63 ビートリックスキッドの21(メス)
No.64 ココシュニックの21(メス)
No.65 アドマイヤローザの21(牡)
No.66 リスグラシューの21(牡) ※母優先
No.67 ディアデラマドレの21(牡) ※母優先
No.68 ペルレンケッテの21(牡) ※母優先
No.69 レネットグルーヴの21(メス)
No.70 マルティンスタークの21(メス) ※母優先
No.71 グリューヴァインの21(牡) ※母優先
No.72 クルークハイトの21(メス) ※母優先
No.73 オーマイベイビーの21(牡) ※母優先
No.74 ラプソディーアの21(メス) ※母優先
No.75 アロマドゥルセの21(牡) ※母優先
No.76 レイリオンの21(メス) ※母優先
No.77 ヴィートマルシェの21(牡) ※母優先
No.78 リッチダンサーの21(メス)
No.79 ヒストリックスターの21(牡)
No.80 ギーニョの21(牡)
No.81 ライジングクロスの21(メス)
No.82 カイカヨソウの21(メス) ※母優先
No.83 クイックリトルミスの21(牡)
No.84 アピールⅡの21(牡)
No.85 ハーレクイーンの21(メス)
No.86 ローズノーブルの21(メス) ※母優先
No.87 ピエリーナの21(牡) ※母優先
No.88 グレイシアブルーの21(メス)
No.89 ヴィアンローズの21(牡)
No.90 ムーングロウの21(牡)
※参考評価(地方入厩予定馬 No.91~95)
【リズム診断】は“中央勝ち上がり”をコンセプトとしており、地方競馬のデータ収集は行っていないため、診断理論が当てはまるのか未知数です。あくまでも参考内容としてご覧ください(診断評価に対する実績からも除外します)。
No.91 ブリトマルティスの21(牡)
No.92 ココファンタジアの21(メス) ※母優先
No.93 ブランシェクールの21(牡) ※母優先
No.94 ジルズパレスの21(牡)
No.95 ティッカーテープの21(メス)
今年度、最も歩様が良く見えた馬
次に歩様が良く見えた10頭
※良く見えた順
総評
「今年の募集馬はレベルが低い」といった書き込みも見られますが、診断をしてみると評価「S」馬は半数ほどおり、全体感としては例年通りかそれ以上のレベルではないかと感じています。ただし、飛び抜けて良く見えた馬はあまりいなかった印象です(この意味では「レベルが低い」と言えるのかもしれませんが)。
そんな中でも、あくまでも歩様だけでの評価ですが、上記で挙げた11頭は動きが良く見えオススメです(中には人気にならなそうな馬もいますが)。
※上記のうち母親優先馬が5頭。こうして見ると母親優先の権利を持つことが、魅力的な馬に出資するために相当有利であることがよく分かりますね……。
なお、Twitterに記載した、母馬の年齢に関する情報を反映しておきます。
今年度は明らかに意図的に高齢の母馬を増やしていますよね。そしてなかなかデキが良く見える馬が多かったです。高齢となった繁殖牝馬は、実績があり、必要とされているゆえの存在。
試しに、高齢の母馬について「そくサーチβ」でざっくり調べてみると以下のような成績であると分かります。
「成績が劣る」とも言われている出産時15歳以上の仔であっても、ノーザンファームという競争の激しい生産牧場で残り続けた優秀な繁殖牝馬であれば、勝ち上がり率が約60%にも達します。よって、「母馬が高齢だから」という理由だけで除外するのはもったいないかもしれません。
リズム診断「キャロットクラブ 2022年度 編」は以上となります。ご購入いただきありがとうございました。以後は、ほぼ毎日更新予定である「人気度・票読み」企画もお楽しみください。
なお繰り返しますが、リズム診断は歩様のみで評価を行っています。ぜひ以外の要素と掛け合わせて、より活躍が見込めそうな馬に絞り込んでいただければと思います。なお絞り込みの際には、以下の「そくサーチβ」で、勝ち上がり率が高い or 低い条件を見つけ、照らし合わせのうえ検討を進めていただけると嬉しいです。
おまけ企画「そくサーチβ」
アクセス方法:
公開終了
データソース:
2013-2019年産 サンデー、社台、G1、東サラ、キャロット
2015-2019年産 シルク
2015-2017年産 グリーン
ご注意事項:
・『そくサーチβ』内で表示される数値は、各クラブが発表する数値をもとにしていますが、もしかしたら入力ミスしているかもしれません。大きく間違ってはいないはずのため「だいたいこんな傾向!」「β版のおまけ企画だから仕方ない」と大目に見ていただけると助かります^^;
・1次募集の結果通知が出る2022年9月16日(金)頃までの限定公開です。以後、別クラブ募集時に再公開する可能性があります。また、何か不都合があった場合は期間途中であっても予告なく非公開とさせていただきます。
・キャプチャなどによる画面転載、URLの共有は一切無しでお願いします。また、改善点のご要望は一切お受けできません()。