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野村卓矢

ついにチャンピオンになった野村卓矢。
デビュー当時からホントに大日本プロレスにはいないタイプでした。ちょっとだけ思い出を綴ってみます。

優しそうな男の子

最初に会った時の印象はそんな感じでした。
たしか同期が1人いたんですよね。そっちの子の方が身体がガチッとしていてプロレスラーっぽい印象はありました。

なんか新しいスタッフさんかな?くらいの感覚でしたね。練習生の頃からどちらかというとリングの方で作業していたので売店にはあまり来ることがなく接点は少なかったことを覚えています。

ちなみに同期の子はいつの間にかいなくなってました😅

2016年4月5日

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にぎわい座でのデビュー戦でした。試合内容はあまり覚えていないのですがデビュー戦の相手は神谷英慶。
当時まだ一緒に道場に住んでいた菊田たちが必死にセコンドをしている姿を覚えています。

試合は敗戦でしたが普段とのギャップにびっくりしました。
「あの子、こんな感じのスタイルなんだ😲」
って感じです。

試合後にはもちろんグッズなど無いので売店に立って色紙を売ってもらいました。あの長蛇の列を見てから新人はデビュー戦後に色紙を打った方が良いと思いましたね。売上とか下衆い話ではなく、顔と名前と記念の日を共有してもらう。サインをさせていただくありがたみを感じて欲しいと思ってます。

これは個人的な部分ではありますが練習生やデビューまも無い選手にグッズを作るのは僕は反対なんです。
勘違いさせたく無いし、急に「サインください」と言われると自分が偉くなったと思いかねないから。
ポスターや色紙に1枚1枚丁寧に自分のサインが欲しいと言っていただけることに感謝して欲しいと思っています。

まさかの緊急登板

デビューから2週間後、カラオケのイベントがあったんですが予定していた神谷英慶さんが怪我をしてしまって欠場することに。そんな中で楽しくイベント参加しているのはどうなのか?と言う話になり代打を誰にするかと考えたらまさかの野村卓矢。
上の話に反しているようですが急遽の参加。

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「いやいやカラオケなんか無理ですよ〜」

って言うのかと思いきや

「わかりました」

とまさかの即答。この頃から鉄の心臓を持ってたんでしょうね。なんか尾崎豊とか歌っていた気がします。

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上野大会で尾崎豊を披露するのはまだ先の未来の話。
まさかのデビュー2週間後に披露していたと言う事実。

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このころもヤンチャな大地さんはこのあと何をしたのでしょうか…神のみぞ知る。

そしてこの後ろのスクリーン見てくださいよ!
いまをときめくLiSAさんですよ!
もう5年も前なのになんか画像見てビックリしました。

愛されキャラ

どちらかと言うと寡黙なタイプだとは思いますが、いじられキャラでもあるんですよね。

デビューしてちょっとした時に両国大会で若手選手のグッズも作ってあげたい、と言う話になりその時の4人(佐久田俊行、宇藤純久、菊田一美、野村卓矢)のマフラータオルを作ったことがありました。
普段の印象がメガネをかけているイメージだったのでメガネをモチーフにしたデザインを見せたら

「メガネはちょっと💦

と拒否られたのを覚えています。
最終的にはこんな感じになりました。
このタオルまだ持ってる人いるのかなぁ

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そういえば最近メガネかけてるところを見ない気がするけどコンタクトにしたのかな?

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表情豊かでしょ😅?

でもリング上の印象的にドライなイメージを持たれている方もいると思いますが、結構頼りがいのあるタイプで今の若い子たちからするといい兄貴分なんじゃないかなと見ていて思います。

信じる道

若手の頃から常に"強くなるため"にプロレスラーになったことを公言してきた野村選手。デビュー1年くらいで鈴木秀樹・宇藤純久とユニットを組んで6人タッグのベルトを巻いたり、初代ジュニア王座決定リーグ戦にも参加したり。鈴木秀樹さんのシングル王座に挑戦したこともありました。彼が入るとやはり他とは違う空気感を作るんですよね。タッグならこう、ジュニアならこう、みたいな固定観念を覆すと言うか。

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でもやはり転機になったのは阿部史典でしょうね。

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最初はにぎわい座だったかな?なんか不思議な選手だなぁと思いましたが、野村とは意気投合。
そしてあの"2018年問ワズ語リ・中指発言"→アストロノーツ結成へと繋がるわけです。

感情が爆発した野村の発言は色々物議を醸しましたが、彼の信じる道の横を歩ける存在を見つけたことが、野村卓矢が大きく飛躍していくキッカケになったんだと思います。

そして最強へ

野村卓矢がベルト奪取時に掲げた

「大日本のストロングが最強だと証明したい」

と言う言葉はまたもや刺激的な言葉ですね。
何を持ってそれを証明するのかはまだわかりませんが、確実に目が離せない存在になっています。
彼の試合、言動、行動がお客様に伝わって、"見たい"と思わせるレスラーへとより高みを目指してほしいです。
一時期の彼はその"強さ"は追い求めているものの、どこか自分以外に興味がないと言うか、周りを置き去りにするくらいストイックなところがあった気がします。
しかし最近の野村選手は戦う姿勢は明確でありつつも、お客さんから見られていることをちゃんと意識してリングに立っているように感じています。多分、タッグのベルトを取ったくらいからじゃないですかね。立場が人を変えたのか、なにか心境の変化があったのかはわかりませんが、間違いなく良い方向に転がっていると思います。

そして初防衛戦の相手はストロングBJの象徴「関本大介」

10月18日(月)
後楽園ホール大会

17:30開場
18:30開始

👑BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合
【第19代王者】野村卓矢
vs
【挑戦者】関本大介
※初防衛戦

https://bjw.co.jp/schedule/s2021-10-18/

いきなりの難敵ですが、野村選手はここでも

「僕の最強ロードの踏み台になってもらいます」

と気後れは一切なし。


対する関本大介は実は2018年5月以降ストロングのベルトを巻いてないって気付いてました?
大地、岡林、中之上と時の王者たちに挑んでは敗れています。怪我から復帰してプロレスの楽しさを噛み締めている関本大介からすると、ここは本当に負けられない勝負でしょう。コンディション抜群に整えてくると思いますので野村選手にはそれをさらに上回る強さを見せて欲しいところです。

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野村卓矢が切り拓く新しい大日本プロレスはお客様に届くのか。ぜひかつての野村卓矢しか見たことない方は、今のストロングBJ王者の野村卓矢を見にお越しください!

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