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一騎当千閉幕

長かった一騎当千が閉幕しました。
3月3日新木場で開幕し足掛け約4ヶ月。
史上初、外国人選手WINNERとなったのは若干23歳のドリュー・パーカー。

ドリューの変化

来日当初はやはり「軽い」イメージのあったドリューも、去年の後半くらいからでしょうか?気持ちの乗せ方や佇まい、そして明らかに身体つきが変わってきました。

このご時世で日本に居続ける事を選択したことも「プロレスをし続けることが出来て嬉しい」と笑い飛ばしてくれますが、母国の状況的に小規模のプロモーションが立ち行かなくなっていると言うことなんだと思います。

昨年末には一時帰国も考えたそうですが断念。お母さんの誕生日を祝えない事を「仕方ない」と日本語で返してくる彼の強さと寂しさを感じました。いつだったか僕の家族の誕生日に配信があり、その出演者がドリューだった時に「信じられない、良いの?」と聞いてきた彼のパーソナルからすると帰国断念はやはり辛かったんのではないかなと思います。

まさかのコロナ陽性

そんな中、まさかのコロナ陽性。
とにかく不安だったと思いますが臆面も出さず「心配ない。でもちょっとめんどくさい笑」とここでも笑い飛ばす。でも保健所からの案内は基本的に日本語のみ。通訳が入ることもありましたが3者通話のまどろっこしさや、療養先のveganメニュー対応不可。差し入れ不可。持ち込みはリュック1つ程度などなど問題山積み。正直、療養期間の食事を充分な量で持ち込むのは無理でしたし、内心穏やかではなかったと思います。

幸いにして僕は遠征にも帯同していなかったので活動を許され、ドリューの陽性がわかってからは毎日のように保健所の方と夜まで話し合いをしました。詳細は伏せますが最終的には解決策を見つけることができ、なんとか療養を無事に終えることができました。帰ってきた日に事務所に来て「今回はほんとにありがとう」と言われた時、この異常だった6月前半がやっと終わったと、僕自身の張り詰めていたものも溶け落ちた感じがしました。

なんかドリューは年の離れた弟というか異国で頑張る彼の姿に感情移入することがあります。僕は学生時代にイギリスに短期留学したこともあり結構UK贔屓です。リネカー、ガスコイン、ハーグリーブス、オーウェン、ファーディナンド。中でもジェラードは格別ですね。話が逸れました。時を戻そう。

次なる挑戦へ

宮本、塚本、ジャック、伊東と名だたるデスマッチファイターを撃破しての優勝。"史上初外国人優勝"と冠はつきますが過去の歴史はさておき、他の誰でもないドリュー・パーカーの初出場&初優勝です。心身ともに強さを増す彼の着地点はここではなく、まだまだ高く飛び続けてくれると思います。

7月23日(金祝)18:30開始
東京・後楽園ホール大会

👑BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合
王者)塚本拓海 vs 挑戦者)ドリュー・パーカー

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とりあえず、今日のところはゆっくり休んで。
おつかれ、ドリュー。

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