引きこもりだった私が、歯科衛生士になるまでの道のり(高校生〜社会人編)
高卒認定を取得して
いざ!
普通の生活を送れる!!
…と簡単にもいかず。
やっぱり、簡単には仕事もできないものだと
高卒認定の勉強のために通った学校の担任が教えてくれました。
そんなとき、昔からお付き合いのあった歯医者さんが
これからの時代は歯科衛生士がいいぞ!と教えてくれました。
ちょうど東日本大震災の時で
県外に出るのがすこし気が引けていたし
正直、パニック発作が0になったわけではなく
人がたくさんいる所で暮らす自分をイメージできませんでした。
もともと医療系のドラマなどがすごく好きだったのと
手先の器用さはある方だと思っていたので
歯科も楽しそうだな、、、と思い
一般入試を受けました。
面接の時にびっくりしたのは
高校1年で
2年生に進学できるかできないか!という時
「春高に貢献したし、頑張っているのをみているから」と進級させてくれた校長先生が
専門学校の校長先生としていらっしゃいました。
あー終わったな
正直落ちたと思いました。
でも、校長先生は私のことをみて
にっこり笑ってくれました。
結果は「合格」
歯科衛生士になれるチャンスをいただきました。
入学式が終わり
専門学生スタート
バッタリ校長先生に会った時
「久しぶりだね。心配していたよ」
声をかけてくださいました。
覚えていていただけたこと
優しく声をかけてもらえたこと
すごく、すごく嬉しくて泣きました。
歯科の専門的な勉強は
本当に難しく覚えるのが大変でしたが
初めて勉強が楽しいとも感じていました。
全部同じにみえる器具も必死に覚えました。
歯科なのに全身の勉強をします。
めげそうになることもありました。
臨床実習では実際に歯科医院や
大学病院で手術の見学をすることができました。
当たり前ですが、
人様のお身体を扱っている医療現場は
本当に厳しいことばかりでした。
あぁ、、、
ちょっと、、、
医療ってシビアだな、、、
と落ち込みそうだったときに
臨床実習生だった私に患者さんが
「ありがとう」
と声をかけてくれました。
実習生だとしても
医療従事者の1人としてみられていること
ようやく理解できました。
これは、だらだらやっている場合ではない
歯科衛生士は
直接「ありがとう」と言ってもらえる
とても素敵な職業なんだ。
「ありがとう」と言ってもらって
恥じない歯科衛生士になろう。
覚悟を決めました。
今でも覚えている国家試験の1問目
全身の臓器の問題でした。
ん?
あれ?ここって、、、
看護師じゃなくて、、、
歯科衛生士の試験会場であってるよね?
不安になりながら問題を解いたことを覚えています(笑)
社会人
ようやく
歯科衛生士人生がスタートしました
人のためになりたい!と
思っていたのは事実ですが
今ほどの熱量はありませんでした。
定時で帰りたいし
休みは休みたい
もう国試もないし
勉強なんかしなくたって
専門学校で沢山勉強したし
そこそこに働いていたら社会貢献でしょ!
そんな感じでした。
働いていた職場に
大学病院から歯科医師が勤務医として
週に何度か来ることになりました。
暇さえあれば院長に色々教えてもらっていて
勉強していました。
大学病院の先生で
歯科医師なのにまだ勉強してんのかー
そういえば院長もめちゃくちゃ勉強してる、、、
なぜ?
当時は謎でしかありませんでした。
ちょうど勤務先で
分院をオープンすることになりました。
私と週何度かきていた歯科医師の先生が
分院に行くことになりました。
その歯科医師の先生は
分院先でも休憩中や時間があると
勉強や模型を使って練習をしていました。
なんだこいつ。
超真面目やん。
そんなことを思っていた
真面目すぎる歯科医師が
現在の私の夫となります。
あれよあれよと出会ってから
半年くらいで結婚。
超スピード婚です。
相手がどう思っていたかは
わかりませんが
私は患者さんがいない時に
練習したり勉強したり
わざわざ院長から学ぶために時間をかけて
働きに来ていた夫を超リスペクトするようになりました。
しかし
まだ自分が勉強する気にはなっておらず
本すら読まない日々、、、
今では考えられません。
私が今のように
歯科衛生士に本気になったのは
開業前に経営と技術とトータルの勉強をさせてもらった
青森県の歯科医院のおかげです。
本当は夫のみが3年間学んで
私は歯科衛生士ではなく
どこかスーパーなどでパートをするか
妊活に専念したいとおもっていました。
夫が勉強させてもらう歯科医院の
院長と院長夫人のご厚意で
私も働かないか?と誘っていただきました。
歯科衛生士人生が変わりました。
本気で患者さんのためになにができるのか
私がやっていることが
どんなに素敵なことなのか
愛を教えてくれました。
もっと勉強しなければいけない。
患者さんのために
もっと勉強したい!
そう思うきっかけをくださいました。
ちなみに、退職した今でも
辛い時に泣きながら電話をしたり
支えてもらっています…笑
それから
全力で勉強しました。
沢山セミナーにも出席して
国際歯科衛生士学会のfellowship
アンチエイジング歯科学会 認定歯科衛生士
日本歯科TC協会
トリートメントコーディネーター®︎
口育士
臨床歯科麻酔 認定歯科衛生士
オーソモレキュラー栄養医学研究所
認定ONP
公認ファスティングカウンセラー®︎
今年からはご縁をいただいて
日本ホワイトニング研究会
MS会の副会長もやらせていただいています。
勉強ができず苦しんでいた私が
今では、自ら進んで勉強をしています。
過去の苦しんでいた自分に伝えてあげたい!
人生って何が起こるか
どんな心境の変化があるか
本当にわからないなとおもいました。
そして、人との出会いは
本当に財産だと感じます。
私もご縁をいただいた誰かの
何かの勇気に繋がるお手伝いができるように
いただいた愛を私も周りにわけられるように
発信をつづけることで
みてくださった方の
その先の大切な方にまで
想いが届きますように。
Beauty Japan 2024 は
多くの方に歯の大切さを伝えたい!
きれいな歯で自信を持って沢山笑ってほしい!
何を食べるかも大事だけど
なんでも食べられるお口を保つことも大切だと伝えたい!
そんな想いもありますが、、、
高校の時に
春高出場後、プツッときれてしまった
私の心の何かを取り戻す
小・中・高 と全国大会に出場している私が
社会人でも
Beauty Japan 2024 日本大会 への出場で
全国にチャレンジする
今の自分を超えていくための
ステップなのです。
出場するからには本気で
東北から初のグランプリ
私のグランプリでさらに笑顔を増やします。