冬瓜 とうがん
『冬瓜』
本日(2021年5月8日)の夕食、学食にて盖饭。9元。右は鱼香肉丝で、肉は鶏肉を使用。左は冬瓜。冬瓜は日本語でも冬瓜と書き、発音は「とうがん、とうが」。名称と発音から中国伝来の作物と類推できそうですが、日本語名もあり、氈瓜(かもうり)といいます。
冬瓜はその名称に冬という漢字を使っているけれども、瓜(うり)というからには冬の野菜ではなさそうに思えますが、いつの季節の農作物かを私は正確には知りません。瓜であるなら胡瓜(きゅうり)、西瓜(すいか)の仲間でしょうから、夏の作物ではないだろうかと思いました。そこで、食堂のおばちゃんに、冬瓜は夏の野菜ですか、と聞いたところ、秋だと言います。辞書を引いてみると、確かに、季語は秋です(冬瓜の花の季語は夏)。うり科の植物の季語は、西瓜は秋(西瓜の花は夏)、胡瓜は夏、南瓜(カボチャ、ナンキン)の季語は夏(南瓜の花は夏)とあります。ということで、冬瓜は秋の農作物なのでしょう。しかし、太陽暦でいうなら、やはり、うり科の植物ですと、西瓜のように夏をイメージしたくなります(と言いながらも南瓜のハロウィンのかぼちゃのように秋のイメージもあります)。
参考:(「大辞林」より一部抜粋)とうがん【冬瓜】〔「とうが」の転〕
ウリ科。アジアの熱帯・温帯で野菜として栽培する。果実は大きな楕円形ないし球形の液果。果皮は淡緑色。果実を食用とし、種子は消炎・利尿・緩下薬などとする。氈瓜。[季]秋。
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