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わたしのこと

 就職氷河期世代です。
 大学卒業後、新卒で入社した会社は正社員でしたが、結婚出産で一度専業主婦になりました。ワンオペで子育てしながら、15年前にパートで仕事を再開。10年くらい必死で、子どものサポート&家事&仕事と休む間もなく働いてきました。
 5年ほど前、子ども達も手がかかる時期が終わり、もう「ママがいい」なんて、誰も言わなくなって、ハタと気づいてしまいました。このまま、やりたくもない仕事を続けて、老後の資金の心配をしながら、毎日をすごすなんて、どうしてもいやだと思っている自分に。

   さて、先ずは何から始めようか。とりあえず、イデコとNISA口座をひらき、株の勉強を始めました。後藤さんの記事が読みたくて、NOTEへ。

  そして、考えました。そもそも、私はどんな仕事が好きなんだろう。専門学校で非常勤講師をやった時が、一番楽しかったなぁと思い出しました。
その頃、たまたま見たニュースが、外国につながる児童たちをサポートする日本語教師が不足しているというものでした。
「あ、これかも」
教えた経験は楽しかったし、子どもを育てたから、子どもへの接し方や子育てに悩む親の気持ちも分かる。何より、亡くなった恩師の顔が浮かんできて、選択に悩んでいたあの時、先生に会えていなかったら、今の自分はいないなぁと思いました。日本に興味をもってくれた外国人に、一番近い日本人として、日本を好きになってもらえたら嬉しいなとも思いました。

 目標が決まりました。日本語教師になろう!
 それから、フルタイムで働きながら、通勤時間や家事をする時間、就寝前と起床後に何とか毎日2~3時間をやりくりして、日本語教育能力試験の勉強を独学ではじめました。
YouTube「日本語教師になる」ももこ先生の動画や、日本語教師のはま先生
の過去問解説に助けられ、過去問をひたすら解いて解いて解いて、なんとか合格しました。
 合格後は、日本語学校で非常勤講師に採用いただき、先輩の先生方や学生たちの温かい笑顔に支えられ、少し教えるコツが見えてきたところで、オンラインの仕事が増えました。

 ふだん何気なく使っている日本語ですが、外国人の目から見ると、あ、そういう解釈をするのだなっと気付かせてもらうことが多々あります。
   まだまだ上手に教えることができるという自信はないですが、教えた学生に達成感をもってもらえて、かつ楽しい授業をすることを目指し、日々頑張っています。


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