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朝倉未来vs平本蓮の結果に伴う激論に対して想うこと

朝倉未来vs平本蓮は試合後のファンの考察や感想のコメント量が半端ない。

そこで沢山目にする話題で
皆が熱くなるのが
朝倉未来はメイウェザー戦で既に壊されていたのか?
についてであります。

これについては私は
あの試合を境に朝倉未来選手が効かされ易くなった可能性はある
というか完全否定は出来ないと思っています。

しかしこれにより平本蓮選手の素晴らしい勝利にケチが付くことは絶対に避けなければなりません。

繰り返しになりますが、それと同時に
やはりメイウェザー戦やYA-MAN戦で倒された影響が1ミリも無かったかというと
これは本当に現段階では“神のみぞ知る”になってしまいます。
※いつか医療でこれを数値化など出来れば話は変わりますが。

で、そんな事情を踏まえた上での現代における私が考える勝負の公平性の理論でいうと

◆まず、受けた時点で怪我や故障があろうがイーブンであること

◆選手を長くやっていれば誰にでも何かしらの故障はあるし、平本蓮選手にも何らかの歴戦の故障などは身体のどこかに絶対あったろうから朝倉未来選手の故障のみを勝敗の言い訳にするのはフェアではない。
※万が一、平本蓮選手に怪我がな無いなら無いで、その格闘技人生の歩み方や選択してきた道の素晴らしさもむしろ評価されるべきである。

◆上に書いたように、故障はよほど運が良い人か超人的な身体の強さを持つ人以外に大なり小なりは必ずあるので、その故障を庇う/補うファイトスタイルや戦略を組み立てて実行取出来ない時点で、もうそれは完全な負けである。

という風に私は考えております。

なので平本蓮選手の完全勝利であり
仮にメイウェザー、YA-MAN戦がなくとも
全く組みに行かない昨日の朝倉未来選手の戦法では
遅かれ早かれ平本蓮選手に捕らえられてしまったのではないかと思えてしまいます。

あと
試合1か月前くらいから色々な人が
朝倉未来選手と平本蓮選手の行動や言動をみて

朝倉未来選手は自信に溢れている、とか
平本蓮選手は焦っている、とか

色々と各種SNSで言われていましたが

私が長年ブラジリアン柔術で試合してきたり
MMAは自分はほんの少しだけですが
沢山仲間の練習に付き合ったりセコンドに付いて来て
その経験から思うのは

試合の前に『あいつはビビってるから負ける』とか
『堂々として自信に満ち溢れてるから勝つ』とかは
あんまり関係ないし
参考にならないことが多いです。

控え室で目が泳いで手が冷たくなって震えてても
マットやリングに上がる時にはスイッチが入って別人が格発動して強くなる選手も沢山いますし
落ち着いてても試合始まったらテンパっちゃう選手も沢山います。

だから今回もわからないな〜と
思ってましたよね。

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