究極アウフグース
私の前職は景品表示法の担当もやっていたので、究極、とか言われるとかなりびっくりするんですが究極でした。笑っちゃうくらいに。
ランダム選曲の楽曲は、21時からは純恋歌、22時からはARASHIメドレーでした。おじさんたちが高温サウナの中でタオルを振り回しながら絶叫&熱唱するカオス。この瞬間だけ会話禁止のルールが公式に解除されます。一瞬で整いレベル最高度。
普段はどんな長時間サウナに入っていても計測し続ける中国製の、米国政府から明確にスパイ認定されているメーカーの、頑強なスマートバンドがオーバーヒートしていました。ARASHIの二曲目あたりです。
全てがちょうどいい池袋プラザが平日5時間だった入浴時間を3時間に縮小したせいでサウナ難民となっていた私の新たなホームができるかもしれないという淡い期待です。どうしてもここをホームに定められない理由は高温サウナが高温すぎるからです。誰かが放置したサウナマット、これはみなさんサウナが熱すぎて全身痛くて逃げるようにサウナから転げ落ちていくので過失による放置なのですが、ほんのしばらく室内に放置されていたサウナマットがトロッとした質感になっていました。溶解。たぶんこの世で一番サウナ室内で溶けないように設計されているものの一つであろうサウナマットがトロッと溶けるくらいの熱さです。
全身が痛くなります。出た後はからだが赤くなるどころかアレルギーの人がサバ缶を食ったときみたいなテクスチャの皮膚になっています。痛すぎます。
いわゆるととのいが自然に訪れるものだと思っていた純朴な時代もありましたが、こうやってハッキングみたいに人工的に打率10割で必ず人間を強制整いに追いやることができる装置です。サウナじゃなくて整い装置。究極は嘘じゃないが様子見です。
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