"解散"
世界でいちばん誰よりも大好きな6人へ。
26周年、おめでとうございます。
いつもならただただ嬉しい日。
ずっとソワソワして
どうやっておめでとう言おうかな、
なんて考えているような日。
でも今年はそれだけじゃない。
V6が完成する日。
そして26年間の歴史に幕を閉じる日ですね。
2021年3月12日。
FCメールより先に正式発表を見てしまった私は、
息ができなくなるほどに泣き崩れました。
大好きな人が目の前からいなくなる。
そのショックと恐怖と、
あとはもう何が何だか分からない感情が
とにかく入り交じって、ただただ苦しかった。
私にとってV6は生活の軸になっていました。
あまりいいことではないけれど
依存に近かったのかも、と今になって思います。
ただ正直な話をします。
私はV6に一途に何十年、
というようなファンではありません。
そもそも私は19年しか生きてないし、
親がジャニヲタで小さい頃から、、
なんて家庭でもありません。
V6を含め、アイドルやタレントに無知だった私が
はじめてジャニーズに興味を持ったのは、
2015年、中学1年生のときでした。
ほぼ同時にハマったのが嵐。
私の健くんとの出会いはVS嵐でした。
そこからなんだかんだジャニヲタを続けましたが
先にも言ったように、
V6一筋だったわけではありません。
時にV6が1番でなくなるときもあったし、
情報を追い切れないときもありました。
でも一度も離れず、
あたりまえのようにずっと6人が好きでした。
どれだけ会えなくても、
どれだけおじさんだと言われても。
瞬間瞬間で1番でなくなる時はあったけれど、
はじめてFCに入ったのも、
はじめてCDを買ったのも、
はじめてライブに行ったのもすべてV6でした。
やっぱりずっとどこか特別でした。
そう考えると私は、V6が、6人が、健くんが
世界でいちばん好きだったのだと思います。
始まりがあるのなら、終わりがある。
"永遠"とか"絶対"とか
そんなものがないことは知っていました。
嵐や関ジャニ∞を見てきた私は、
それを誰よりも身をもって知っていたはずです。
それなのに、何度も懲りず、
V6だけは、ここだけは終わらない、
本気でそう思ってました。
というか、そう思わせてくれる人たちでした。
6人が一緒にいない未来を想像できなかった。
それだけの時間を6人がV6として過ごしてきて
ファンの前に、あたりまえのように
立ち続けてくれていたのだなと思います。
四六時中一緒にいるような、
そんな"なかよし"なグループではないけれど、
メンバーに対して、
"幸せでいて欲しい"
"何も考えずに笑っていて欲しい"
なんてさらっと言ってのけてしまうような人が
6人も集まったグループでした。
"仕事仲間"というには重たすぎて、
かといって"家族"と呼ぶには何かが足りない。
"友達"というのもまた違う。
6人の関係はやっぱり"メンバー"という言葉でしか
表現できないのだと改めて思いました。
私はまだ19年しか生きていません。
6人からしたらうんと子供に見えるでしょう。
V6の歴史について語るには、
生きてきた時間と経験値が足りなさすぎる。
それでも6人の魅力は理解しているつもりです。
V6が好きだ、と言えば、
珍しいね、なんて言われる年齢だけど、
逆にこの年齢でV6を見つけた私は、
本当に見る目があったなあ、なんて
どこか誇らしい気持ちになります。
まだまだ続く若いグループを好きでいれば
解散で苦しむことなんて当分ないのでしょう。
でも、私にはV6でした。
6人の歌と踊りが世界でいちばん好きでした。
アイドルであるために
はかりしれない努力をして、
多くのものを犠牲にしてきたはずです。
そんな姿を一切見せず、ずっとファンを想って、
26年間止まることなくキラキラし続けてくれた
アイドルの6人が大好きでした。
アイドルとファンの関係は
はたから見たら一方通行かもしれません。
でも6人はいつでもファンの傍にいてくれました。
ずっとどこかで繋がっていたような気がします。
私のここまでの人生しんどいこともありました。
ついてないと思うこともかなり多くありました。
この先もたくさんの辛い経験をすると思います。
でも、6人を好きになったこと、
6人と出逢えたことだけは、
生涯誇れます。
この先も続く私の人生において
最大の幸せであり、宝物です。
そしてV6を通して多くの出逢いがありました。
V6がいなければ、絶対に出逢わない、
年齢も住みもバラバラな人たち。
出逢い方がちがったら、
きっと仲良くなることが難しいだろう
と思う人もたくさんいます。
でも、この数ヶ月間の苦しい時間、
大好きな人達が目の前からいなくなる辛さを、
同じ温度で共有できるのは、
おなじV6を好きな人たちだけでした。
この縁は、繋がりは、V6が残してくれた
たくさんのものの1つだと思っています。
いつもV6は、
「僕らのファンはいい人ばかりで誇りだ」
なんて言ってくれますね。
その言葉どおり素敵な人ばかりでした。
私にとってV6が世界でいちばんだけど、
そんなV6を好きなV6ファンも世界一です。
どれだけの人が見ているか分からないけれど
改めて、出逢ってくれてありがとう。
長々と書いた駄文もそろそろ終わりにしますね。
V6へ。
1995年 11月 1日。
あの日偶然が重なって起きた出逢い。
それから26年。
坂本くん、長野くん、井ノ原くん
剛くん、健くん、准くん。
出逢いは偶然だったかもしれないけれど、
いつの間にかそれは
必然に変わっていたのかもしれません。
本音を言えば、まだまだ進化するV6を
この先も見ていたかったと思ってしまいます。
だけど、6人が選んだ道が、
6人でこの物語を完成、完結させることならば。
偶然の重なりから始まったこの物語は
間違いなくハッピーエンドです。
これ以上ない幸せな結末でした。
26年間。
長いようだけれど、この世の歴史を考えたら
ごく一部のほんのわずかな時間。
同じ時代を生きていることが
とてつもない奇跡で、幸せなのかもしれません。
出逢ってくれてありがとう。
笑っていてね。
でも無理はしないでね。
私もV6を好きでいた時間が幸せでした。
いつかどこかでまた逢う日を願っています。
最後に、健くん。
私はね、あなたがいちばんだったよ。
新たなスタートを切る、
6人の未来が幸せで溢れていますように。
6人が、V6が大好きでした。
2021.11.01
V6は"解散"を迎えた。