Day51→「ブスの自信の持ち方」。
ただの書評と美醜問題と。
タイトルに釣られて開けた方、閲覧ありがとうございます。ノウハウは書いてませんが、少しはご覧頂いているあなたの役に立つ文章になるのではないかと思って書いておりますので、ふーん、くらいにご覧頂けると幸い。
ユニークな文章を書く、山崎ナオコーラさんの本「ブスの自信の持ち方」(誠文堂新光社・2019年7月発売)が気になったので読んでみた。
デビュー作「人のセックスを笑うな」は、刺激的なタイトルなので知っている方も多いかもしれない。映画にもなったことがあるが、主演の永作博美さんと松山ケンイチさんが素敵。余談だが本も映画もエグい描写は無い。
山崎さんは某新聞に酷い写真を載せられてしまい、掲載されたネット記事がコピペされ、検索ワードに「山崎ナオコーラ ブス」と出るようにまでなってしまったが、執念でコピペされた写真を無くしていったそうだ。
本に関する内容よりも、容姿の問題をとやかく言われてマイナスイメージがついてしまったら立派な営業妨害だろう。余計な情報が一人歩きするのは、やはり頂けない。
世の中、知らないといけないことも多いが、知らなくて良いこともたくさんある。検索サイトで自分のことを検索するなんてもってのほか。良い内容よりも罵詈雑言にゲンナリするから。
炎上してナンボのザ・インターネット、あることないこと面白おかしく書いてPV(閲覧数)上げればウハウハの世界だから、まとめサイト、本当に酷い。上位に出てくるけど間違っても開けちゃいけない。
それはさておき、山崎さんは作家デビューするまで、ものすごく大人しかったらしい。私も大人しいほうなので充分共感ポイント。ちなみに、作家デビューしてからは堂々とするようになって、次第に慣れたとのこと。
私の場合は容姿云々ではなく、表に出てちやほやされたいとも思わない裏方気質なので、人前で目立ちたくないし、注目もされたくない。「ちょっと気になる」程度が丁度良い。
自信の作り方。
ちょっと前の本なので、もしかすると図書館においてあるかもしれない。詳しくは読んで頂くのが一番いいのだが、少々分厚い。考えさせられはすれど、難しい内容じゃないのでサクッと読めるかも。
余談だが、私は読むスピードが極端に遅い。慣れれば速くなるとよく言われるが、思考が年々追い付かなくなる。読書は好きなのだが、休みが少ない分、他にやる事が多すぎて、つい億劫になってしまうのである。
印象に残ったポイントが、
無理なく毎日(定期的に)続けることが自信を持つポイントなんだとか。
続けることは意外と面倒くさくなるもので、負担にならない程度に続けるのがいいのかもしれない。
また、山崎さん曰く、「距離感の遠い人は容姿を気にしがちだが、関係性が近くなると気にならなくなる」とのこと。激しく同感。仲良くなれば容姿は気にならないはずだ。そういう私も、相手の容姿は気にしない。
しかし、無限大のような距離感を少しずつ近づけていくのは意外と難しい。マッチングアプリみたいな、関係性が極端に薄い状態で判断するようなものなら尚更。
好きでも何でもない所からのスタートだし、気が合えばそれでいいじゃないか、と思うのだが、どうもマッチングアプリの人たちは容姿が最重要の様子。それじゃ、いつになってもマッチするはずがない。
関係性を重視するようなサービスが出来たら、もう少し定着率が良くなるんじゃないか?と思うのである。恐らく運営の手間は半端ない事になるのだろうけど。
アレの話。
使い果たしたので何も進展が無い。月に3回は少なすぎる。「押したい」リストが溜まっていく一方である。とはいえ、ご新規さんがほとんどいない状態なので、消化試合のような様相。
「押したいリスト」は最大20なので、消化するまで約半年。あとは応じてくれるだけなのだが。そこまですらいかない。
ここでは違う山崎さんの引用だが、今年の夏もまた一人(by 山崎あおい「夏海」)。あー悔しい。