Day92→当てにならない「AI婚活」。
「AI婚活」とは。
5月中旬。連休も終わり、また日常が戻ってきた方も多いと思う。連休がお仕事だった方は、これから順次連休を取得するのかもしれない。お疲れ様でございます。
私はといえば、普段出来ない事をやるだけで特に変化無し。遠出と行っても近隣地域で行われているようなイベントの類に行くのみで、特に何があったというワケでもない。
むしろ、閑散期に出掛けるほうがスキ。人混みが得意じゃないということもあるが、そんなに道路も目的地も混んでないし、移動費も宿泊費もリーズナブルだし。おひとり様だと他のご家族連れに気を遣うのよね。
まあ今のところ、どこかに出掛けたいとか、遠隔地に用事があるといったことはないので、それで間に合ってるのだけど。(時節柄、遠出できないことは置いといて)
さて本題。「こどもの数が41年連続減 AIで対策も『こども家庭庁』の打つ手は」(FNNプライムオンライン)という記事があった。
記事によると、
そうで、国が自治体に対して立ち上げ費用の一部を補助しているとのこと。また、
とのことで、当地でもこの「公的AIマッチングサービス」が行われている。
で、AIマッチングサービスとはどのようなものかというと、
と締め括っている。
プロセスより結果。
私がこのnoteで触れている「いつものアレ」というのはコレのことで、「いばらき出会いサポートセンター」公式Webに載っているデータを引用すると、「会員数2,290人」、「新システムの成婚者数23組」となっている。
いつ現在の数字なのかの明記はないが、恐らくは2022年4月1日現在かと思われる。公式資料によれば、登録者の男女比は2:1で、単純に計算するなら、出逢えない男性が間違いなく半分はいるという事になる。
もちろん、紹介されたからすぐに出逢えるワケではなく、会うまで一切やりとり出来ないので、書いてある事が全て。YESかNOだけ。スペックで選り好みというフィルタリングが行われるから、さらに出逢える確率は減る。
相手に接触する「お見合い」に進むまでがとんでもないハードルで、会ってから実際に「交際」に進むまでにも大きな壁。なお、全てのプロセスにおいて、基本的にセンターの職員はタッチしない。
で、肝心の「成果」なワケだが、事業1年で成婚1%…少なすぎないかね、この数字。出逢って直ちに結婚とは行かないのは当然とはいえ、この数字では存在意義が問われるレベル。
あまりにも釈然としないのでバラしてしまったのだが、機械任せじゃなくて「くっつける」「その気にさせる」という部分が欠けてるんじゃないんでしょうかねぇ、と思ってしまう。
私はこのnoteで度々書いているとおり、「出会いは関係性」だと思っているから、関係性がないところから始める場合は、どうしてもスペックに囚われがちになる。
ちなみに私は、合いそうか否かが判断材料。実際に会ってみないと、どういう方かは判断のしようがない、どれだけ美辞麗句を並べても所作振る舞いは隠せない。従ってスペックは参考程度。
利用者が提供したデータを元にAIが薦めたとしても、結局はスペックで落とすんだから上手く行くハズがない。「合う」「合わない」よりも、マイナス面を「評価」してしまう。知らないんだから致し方ない部分はある。
この間に何らかの関係性が持てれば違うんだろうけど、全てが何の関係性も無い当人同士で…上手く行くワケない。マッチングアプリで上手く行かない私がやっても、簡単に結果出ないわな当然。説得力。笑
誰得だろうけど数字を公表する。
数字は2021年4月から記事公開日(2022年5月上旬)までの結果。清々しいだろ、と言いたくもなる。私はどちらかのお返事は差し上げているのだが、放置したらどうなるかと思って、1回だけ「見送り」にしている。
4月からセンターの縮小が行われているが、これで「成果」と言われてもねぇ。お役所の皆様には現実を見て欲しいし、どうすれば効果が上がるのか、実態を調査した上で施策を行って欲しい。
お遊びでやっているワケでも、タダでやってるワケでもないんだし。一定の効果が上がらないと利用者の不満も大きくなると思うのだけど。私からは以上。あー悔しい。