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2020年、振り返り。

2020年はこれまでの人生のなかでとくに時の経過が早い、と感じる年だった。それもそのはず。やることと言ったら、ヨガ、瞑想、英語、仕事、創作、ヨガ、瞑想……、ひたすらこのルーティンを回すだけの日々。たまに電車に乗って、広い国営の公園に行くときもあったけれど、それが日常のスパイスになることはなく、社会的な惨状を背景にひたすら地味な生活を送り続けていた。

そのなかでも、2020年の大きな出来事と言えば、唐突に始まったひとり暮らしだ。唐突に、と書いたけれど、でも計画らしきものはしていた。(唐突じゃないじゃん。)仕事が詰んでいたさなか、たとえばさびれた書店を冷やかすノリで不動産屋に入り、物件を回った。その場では決めるつもりはなかったけど、母が気に入った物件があり、即座に決定された。もちろん、わたしの意思もそこには含まれていたかもしれないけど、「母のお気に入り」の熱に勝るくらいの意思はなかった。

スピーディーに進んだひとり暮らし。しかし、入居してみると、あちこちに不具合が見つかる。水道のパッキンは緩み、牛の涎のようにだらだらと水が流れているし、小人が乗るために作られたのでは? と思うくらい軽い素材でできているベランダ床には、直径15㎝くらいの穴が見つかった。夏はなんとか過ごせるけど、木造なので冬になると朝は室温が2度。20度に上がるまで電気ストーブとエアコンでもうもうと熱気を作りあげて、ヨガや瞑想をやって待つ。そんな日常だ。(※じつを言うと、まだ寝泊まりには使用していない。

創作活動では、今年公募に出せたのは中編小説3本。noteのほうが(前半は)活動的だった気がする。正確な年数は覚えていないけど、ブログに作家になります~! と軽いノリで書いたのが2011年だった(はず)。だとしたら、その宣言をしてから来年で10年になる。良くも悪くも、歳月を重ねてしまったな、という感じ。未だに小説を書く、ということがわからない。書くぶんには、いくらでも(おそらく)書けると思うけど、それだけではまとまりのない散文になる。"作品を構築させる”ことができないのだ。いつも構想を固めずに、気分で書き始めているからなのかもしれない……と思い、三月に出す賞に向けてはここ2、3週間毎日構想メモをノートに書き散らし、簡易的なプロットも立て、それの推敲もやっている。10年(以上?)書き続けて、未だに小説の書き方を確立していない、という……。

来年は(創作の)結果を出したい……! と心から思う。それだけ必死にできたらいい。noteでは、読んで「良かったな」「好きだな」と感じる本の話とかエッセイとか掌編とか挙げられたらいいな、と思う。けれど(どれだけ自分が器用にできるかはわからないので)未定です。

2020年。あともう少しあるけど、あともう少ししたらさようなら。

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