#1『法人化までの道のり』
全ての業界を研究している”研究者の中澤”です。はじめに、このタイミングで開業するつもりは無かった事をお伝えしたいです。
どういう経緯があったかは、話せばとても長くなるので、詳細については別シリーズの『仕事な話』の中でお話していきたいと思います。
ここでははじめに相談した妻とそのあと相談した現在の取引先の方とのやりとりを話していきますね。
妻に相談
私には妻がいます。
以前勤めていた会社の同僚で超優秀な社員でした。
その優秀っぷりは入社2年目に”主任”に昇格するほどでした。
本人の意思とは別に『なんでもやれてしまう』、『なんでも任せられてしまう』というスペックなので、どんどん責任が大きくなってしまい、悩んでた事もありましたね。
そんな妻との間にはまだ2歳の子供がいます。
もともと大の子供好きな私は、自分の子供が産まれたらどうなってしまうんだろうと、勝手にいらぬ心配をしていましたが。
案の定、しつこくしてしまい、日々ウザがられています。
そして家も購入しました。
ここまで聞くとお分かりかもしれませんが
この状況で個人事業主となるには、とても慎重に行動する必要があります。
その点、私は頭のネジが人よりもゆるいのか、それともネジが足りていないのか、当初妻に話していた計画よりも大分早かったのですが、諸々の事情により今の会社を辞めて独立したいと相談しました。
背中を押してくれた妻
こんな人生の岐路となるような決断を妻にも負わせてしまった事を今でも後悔しています。
プロポーズした時と同じくらいドキドキしてましたが、私の性格を知っての事か、『やるしかないでしょ』と心強い言葉を頂きました。
仕事を探す
妻に返答をもらえたので、本格的に動き出す事にしました。
まずは何といっても仕事があるのかですよね。
仕事が見つからなければ、今の会社を辞める事もできませんし、仕事の売り上げが見込めないのであれば、生活ができなくなってしまいます。
元々私のやりたい事である不動産の管理会社としての仕事は、継続して初めて売り上げが成り立つ構造になっているので、安定的な定期収入がなければそれが実現できません。およそ3年は不動産の管理会社としての収益だけでは成り立たない見通しでした。
これを補う方法として今の私にできる事は、請負業者として別の会社の業務を代行するのが一番現実的でした。
不動産業界と建築業界
今まで大きく二つの業界で仕事をしてきた私は、それぞれの業界から外注として仕事をさせてもらえる会社を探す事にしました。
二つの業界とは、19歳から30歳まで仕事していた『不動産業界』と30歳から35歳までいた『建築業界』です。
しかし、ここで一番大事なのはただやみくもに営業して仕事をもらってしまうと売上や仕事のボリュームをコントロールできず、自分がやりたい事に辿り着けなくなってしまうのではないかという不安です。
また、明確なビジネスモデルとビジョンがあるので、そっちが上手く行った時に仕事の量を減らせるような内容である事も重要です。
つまり、『取って代われる仕事』と『取っ手代われない仕事』の両方を
請け負う必要があるのです。
外注業務というのは基本的に『取って代われる仕事』だと思っていますが
それでも、専門的な知識だけでなく経験がものを言う仕事内容だと
すぐに他の外注業者に任せれる訳ではありません。
そういう事から本業が成功しても、請け負った『取っ手代われない仕事』は先方の都合がつくまではやり続けます。
安定した売上とリスクを考え理想は下のような配分を目指す事にしました。
ベストなのは新規の会社から外注として仕事がもらえる事だと思い、
営業する会社をリストアップして、外注費用等のリサーチをしました。
準備ができた段階で思ったのは、実際に営業する前に同じ業界の知り合いには報告しておかないと失礼だなという事でした。
一番最初に連絡したのは私が建築業界へ入った時に、とても気にかけて良くしてくれた方のところです。
電話で連絡をすると『今からきなよ』と言ってくれたので、まずはその方の会社で現在の状況の説明とこれからやろうとしている事を話しました。
するとその方に思いがけない事を言われました。
『あまいよ”しゅん君”。この業界の狭さを知らない。新規だと仕事を請けさせてもらえるところは少ないんだよ。まず実績がないとそもそも取引ができない。仮に新規で仕事を獲得できたとしても、報酬と仕事の量が割に合わなくなって、本来やりたい事なんかできなくなってしまうと思うよ』
シンプルにとても嬉しかったです。
まず空をつかむような時間を使い、営業して知り得る情報を教えてくれた事。
そして、私の事を本当に考えてくれている最後の言葉。
この方に連絡してよかったなと思い、その上でこう返事をしました。
『それであれば不動産業界の方で営業してみます』
『"しゅん君”さ、子供もいて家も買ったんでしょ。奥さんが良く許してくれたね。本当にチャレンジャーだね。どこからその自信が出てくるのか分からないけど・・・・・・』
この後の出来事は今この記事に書くことはできませんが
何年かしたらこの時の詳細、そしてこの方の事を語りたいと思っています。
#2へ続く
どうだったでしょうか。終盤はちょっと小説っぽくなってきて、自分でも書いてて楽しかったです(笑)
『どこからその自信が出てくるのか』これは昔から私が良く言われる言葉です。
何故かは私にも分かりませんが、勝手に湧いてくるのでコントロールする事ができないだけです(笑)
少しでも面白いと思って頂けたら嬉しいです。他のシリーズも並行して書いていくのですが、早く続きがみたいというコメントがあれば先行して書いていきますので、気軽にコメント下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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