#1『ワールドトリガーを語りたい』
漫画業界を研究している”研究者の中澤”です。この記事は『ワールドトリガー』が大好きな私が『ワールドトリガー』が大好きな人達と繋がる為に書いてます。
多くのネタバレを含みますので、未読な方は是非『ワールドトリガー』を最新刊まで見た後に読んで頂ければ幸いです。
三雲 修と迅 悠一の出会い
読み返してみて、語りたい内容がいくつか挙がってきたのですが、その中でも最初に話しておきたいなと思ったのが第1巻の冒頭のページで描かれた”三雲 修”が”迅 悠一”に助けられるシーンです。
このシーンに関連する話をまとめると
現在23巻の状況ではこの三つになるのかなと思います。
もし、他にあれば内容を更新していきますので、教えてください。
それではそれぞれの話をみていきましょう。
1巻 1話 「三雲 修」
”迅 悠一”がバムスターの上に乗って風刃を手にしながら
腰が抜けている”三雲 修”に話しかけます。
たったこれだけなんですよね。
そして本編が始まります。
2巻 10話 「ボーダー上層部」
ここではC級隊員の”三雲 修”が、トリガーを勝手に使用した事に対してボーダー上層部に呼び出されます。
その際にバッタリと”迅 悠一”に会った”三雲 修”が思い出します。
自分を覚えてると思った”三雲 修”に”迅 悠一”はこう言います。
このやりとりで、あの時の事を覚えてないのだと少しがっかりした様子の”三雲 修”でしたが、ボーダー上層部との話し合いがまとまった段階で、”迅 悠一”が近づいてきて、”三雲 修”にしか聞こえないようにこう言いました。
10巻 82話 「三雲 修⑨」
”三雲 修”がボーダーの入隊試験を受けた時の回想シーンです。
”三雲 修”が試験結果に納得できず、試験関係者に直談判するという、常識では考えられない行動を起こします。
軽くあしらわれて当然の状況なんですが、何故かとても丁寧に試験に落ちた理由を説明してくれるんです。
つまり、トリオン能力を感知されていて、”三雲 修”のトリオン能力が防衛隊員の基準を満たせていないという事なんでしょう。
こうした事実を突きつけられた”三雲 修”は更にとんでもない行動を起こします。
あたりが暗くなって人目につかなくなった頃、立入禁止の警戒区域に張り巡らされた有刺鉄線をニッパーで切断して、その中へと侵入します。
・・・・・・えっ?な、、何してんのこの人?
私は読みながらそう思いましたよ(笑)
なんと”三雲 修”はボーダーの基地に不法侵入して上層部の人に直談判しようと考えていたらしいです。
恐ろしい人間ですよね(笑)
こんなの見つかった時点で即アウトですよ。
そして、警報が鳴ります。
”三雲 修”が救われたのはボーダー基地への侵入に対する警報ではなかったことでしょう。
そして、バムスターが目の前に現れます。ここまでの行いに対する天罰でしょうね。
バムスターに捕獲される寸前で”迅 悠一”に助けられます。
そうです。冒頭のシーンと全く一緒の状況です。
伏線の回収
1巻で”三雲 修”が学生服を着ている事が分かっています。
2巻では1巻の状況が過去という事がわかりました。
10巻ではその経緯がわかりました。
”三雲 修”は15歳(中学3年生?)の設定なので
あのシーンは中学生の時である事は確定しました。
経緯が分かった事により”三雲 修”が通常のルートでボーダーに入隊していないという事も確定しました。
また、通常は一般人がボーダーに保護されると機密保持のため記憶を消されるという設定があるので
”三雲 修”がこの事を覚えている事から
”迅 悠一”は”三雲 修”を助けた事をボーダーに報告していないという事も分かります。
”迅 悠一”には未来視のサイドエフェクトがありますから、数年後に”三雲 修”がキーマンとなる事をこの時に知ったという事でしょう。
残る疑問
ある程度伏線は回収されたんですけど、この二つはまだはっきりとしていません。
しかし、葦原先生の作風的に考えて、これ以上この伏線に意味を持たせるのかというのは疑問なところではあります。
三雲 修はどうやってボーダー隊員となったのか
ここからは憶測になりますけど、”迅 悠一”が”三雲 修”の未来をみた時点で間違いなく気にかけますし、サポートする事は必然となりますので、順当に考えたら”迅 悠一”のコネで入隊したというのが王道だと思います。
この説の弱いところは、もし前述した内容が正しいのなら
この時にボーダー上層部は”迅 悠一”と”三雲 修”に繋がりがあると知っている筈なんですよね。
私には”木戸 正宗”がそんな事に気づかないような人間には見えないですし
”迅 悠一”がここまで想定して、自分のコネで入隊させた事を上層部に伝わらないように口封じしているとも思えないんですけどね。
迅 悠一が三雲 修を救ったのは偶然か
これについては考えられる可能性がいくつかあります
ひねらずに考えたらこの三つのうちのどれかでしょう。
たまたま居合わせた
”三雲 修”がバムスターに襲われるときにたまたま居合わせたという可能性です。
まぁでも、これはないでしょう。
”迅 悠一”というキャラクターの性質を踏まえると、たまたま居合わせたといのは浅すぎますからね(笑)
たまたま視認した
これまでの間にたまたま視認したという可能性です。
個人的にはこの説であって欲しくはないんですけど、10巻で回収されなかった為、今ではこの説が濃厚なんじゃないかと思っています。
詳しく話すと”三雲 修”がボーダーの入隊試験に臨んでいる時、もしくは直談判している時、ボーダー基地に侵入していようとしている時に”迅 悠一”が一方的に見たので、バムスターに襲われる”三雲 修”を未来視できたという話です。
数年前に出会っていた
出会っていた説は、大きく分けると二つあると思っています。
過去にネイバーに襲われて出会っている
”三雲 修”が過去にネイバーに襲われ、”迅 悠一”に保護された事があり、ボーダー規定によって記憶を処理されたというケースですが、今回だけ記憶を処理しないというのは説得力にかけるので、可能性は低いと思っています。
三雲 修を誰かに託されて気にかけていた
”迅 悠一”の未来視は年単位と言われていますから、今回バムスターに襲われたタイミングから逆算すると、まぁ5年以内位で考えましょうか。(それ以上遡るとキリが無いと思ったので)
5年以内にいなくなった人で現在重要な人物を挙げると
この中で”三雲 修”と関係性があると分かってるのは”雨取 麟児”だけです。
ですので、その他の人たちは可能性としてはかなり低いと思います。
更に”雨取 麟児”と”迅 悠一”が繋がっているというのも考えにくいので、総じてこの説は無いと思っています。
考えにくい理由としてはもし”雨取 麟児”と”迅 悠一”が繋がっていたら、”雨取 麟児”の情報を”三雲 修”に話さないのは”迅 悠一”らしくないからです。
迅 悠一のサイドエフェクト
”迅 悠一”のサイドエフェクトについては、詳細を共有しておきましょう。
それは私が最近まで、”迅 悠一”のサイドエフェクトについて、誤解していたからです。
コミックを見てた感じではこんな印象だったんですけど、今回記事を書くにあたり
というデータブックを購入しまして、その中の”迅 悠一”の紹介ページにこんな事がかかれていました。
年単位というのは最大でどの位先が見えちゃうのでしょうか・・・・・・。
この文章は私には理解できません。
どなたか教えて下さい・・・・・・。
今後語りたい事
すみません。当初は1巻からゆっくり語っていこうと思ってたんですけど、結局最新刊までの情報も頭に入っちゃっている為、回収されている伏線が多々あって、どう書いていこうか迷いました。
回収されている伏線を無視して語るのも違うし、はたまたそれだけは最新情報を加味して語るのもブレているような気がして、結果。気になった伏線を自分なりに考えてみたという内容の方が読んでくれた方も面白いのかなと思い、方向転換する事にしました。
今後語りたい内容としては
などを語っていきたいと思っていますが
周りにワールドトリガーを熱く語る仲間がいないもので、これを機にワールドトリガー好きの皆さんと繋がれたら幸いです。
ちなみにガッチリした考察はできないのでご了承ください。
ストーリー上、矛盾しない設定から逆説的に予想するというレベルなので、皆さんもこうだったらいいなという説がありましたら、気軽にコメントして頂けると嬉しいです。
また、語っていきたい内容は順不同なので、これ先に書いてって言ってくれればそれを先に書きます!
著作権の兼ね合いもあり、写真を使用するのは控えました。
こんな文章だけの記事を最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。
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それでは皆様、お身体ご自愛くださいませ。
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