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サービス紹介③EC事業者向け会計・在庫・キャッシュフロー管理コンサルティング

株式会社Bizgemでは「すべてのクリエイターに良質な経営を提供する」をミッションに各種コンサルティングサービス、ECサイト開発サービスを提供しております。サービス紹介シリーズの第三段として、在庫ビジネス向けの会計・在庫・キャッシュフロー管理コンサルティングサービスをご紹介します。

サービスにご興味ある方は下記URLのお問い合わせ内容の「在庫・キャッシュフロー管理・財務・会計コンサルティング」にチェックを入れていただければご返信いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

1.対象となるお客様

ECモール・自社サイト問わずEC事業を展開している事業者様が対象です。個人的には規模が小さいうちから在庫・キャッシュフロー管理に取り組むことでスムーズな拡大を志向すべきだと思っています。規模が大きくなって問題が起きてから対応しても不良在庫が多すぎてどうにもできない状況になってしまうことが多いためです。小さいうちから過剰在庫・不良在庫がたまらない体制を構築して、最悪のケースを避けながら拡大していくことをオススメしています。

2.提供サービス内容

①商品マスタ・発注・仕入・納品データの整備

月次の正確な商品原価、仕入高、棚卸資産を把握するためには遠回りなようですが、商品マスタ・発注・仕入・納品データの運用ルールとオペレーションが不可欠です。多くの小規模事業者様がこの整備が進んでいないため、そのまま売上10億円を超える規模となると、そもそものデータ集計が膨大となり、月次決算を本格的に導入しようにも過去のデータ整備で手一杯になってしまうことが少なくありません。

弊社では商品マスタ・発注・仕入・納品データの現状フローの確認させていただいた上で、できるだけ負荷が少なくなるように商品マスタ・発注・仕入・納品データの整備を進めさせていただきます。そうはいっても規模が大きくなればなるほど、この整備の負荷が大きくなるため、できるだけ事業規模が小さいうちからここの整備を進めることをオススメしております。

②売上・仕入・棚卸資産の月次締めオペレーションの確立サポート

非常に地味な分野ですが、財務やキャッシュフロー管理、在庫管理を精緻にしていく上では、月次の締め作業をきちんと行うのが大前提になります。

一方でどうしても規模が小さいうちは「ちゃんとした経理」に取り組む時間があるのであれば、売上げアップのための施策に時間を使いたいというのが事業者様の本音かと思います。そもそも「ちゃんとした経理」がどういうものかわからずに、入出金のやり取りをベースに経理処理を行う「現金主義」での会計処理をして、なんだか月次の売上総利益がデコボコして管理しにくいと感じている事業者様も多いのではないでしょうか。

①で整備したデータを元に、発生主義での管理を導入することで、商品が販売された分だけ商品原価を計上するし棚卸資産から減らす、該当月に納品された商品のみ棚卸資産に計上する、月末の棚卸資産を積送品込みで正確に計上するの3点を管理することで、正確な月次決算が行えるようにサポートいたします。

③在庫管理ルール・オペレーション策定

①と②で管理体制の基盤整備を行った上でここから、過剰在庫を防ぎ、キャッシュフローを管理する体制を構築していきます。最初に商品の特性および商品発注から販売までのリードタイム、事業者様の販売状況などから在庫管理ルールを策定します。在庫管理ルールは、「消化率」と「在庫管理のオペレーション」の2つを定めます。

消化率に関しては一定期間における仕入高に対する消化率を設定します。前職の子供服D2Cブランドにおいては仕入れてから6ヶ月以内に仕入の99%を消化するというルールで運用していました。一方で高すぎる消化率ルールはセールやクーポンによる消化促進が激しくブランドイメージの毀損にもつながりかねないため、事業者様の運営スタイルをしっかりと聞いた上で適切な範囲に幅を持って策定するようにしております。

在庫管理オペレーションに関しては、①と②でデータ基盤を整備した上で、消化率ルールを策定していれば、週に1度定期的にデータを振り返り、販促施策を商品ごとに決定し、消化率を達成するように運用していけば問題ありません。難しそうに見えるオペレーションも事前のデータ基盤の整備とそれに基づくフローがしっかりと構築されていれば粛々と運用すれば成果につながるようになります。

④月次予算策定・OTB管理・キャッシュフロー管理導入のサポート

ある程度の規模に達した事業者様であれば、在庫管理・消化率ルールを策定したら、月次の売上・商品原価・売上総利益・仕入高・月末棚卸資産の予算策定を行い、OTB(Open To Buy)管理の導入をします。売上規模が1億円前後でキャッシュも十分あるわけではない事業者様の場合は、潤沢に仕入ができるわけでもなく、計画策定も難しいことから、②の在庫管理ルールをしっかりしていれば不要なケースも多いので必要あれば策定するようにしております。

OTB管理の詳細な説明はここではせず、下記のリンクをお読みいただければと思います。簡単に説明すると過剰仕入を防ぐ仕組みで、計画どおりの売上が出なければその分仕入を抑制して一定の在庫水準をキープする仕組みのことです。

OTB管理を導入しないと、売上計画達成や成長率の維持を目的として消化が進んでいないにも関わらず、消化と残在庫を無視した仕入を行い、結果としてキャッシュフローが悪化、最悪の場合黒字倒産してしまいます。特に潤沢にキャッシュがある企業の場合、多少無茶な仕入をしてもキャッシュフローに余裕があるため、売上成長を優先してしまい、数年かけて不良在庫が積み上がり、その頃にはキャッシュフローも悪化してしまいます。

OTB管理に紐付けてキャッシュフロー管理を行います。月次の残高試算表をしっかりと締めることができており、OTB管理をしていれば月次のキャッシュフローは間接法で出せるので、無理のない範囲で仕入を行っていけるようになるでしょう。

⑤財務借入コンサルティング

ここまで整備することができ、月次の残高試算表・在庫管理表を金融機関に提示することができれば、黒字であれば問題なく借入を進めることは可能かと思います。(過去の経緯から企業に大きな問題がある場合はもちろん難しいケースがございます)

事業者様の中には、財務に疎くどのように進めていくべきか、いくらまで借入すべきかといったことで悩まれている方も少なくないため、上記の整備をしながら金融機関への交渉、資料作成のサポートも弊社でさせていただいております。基本的には金利が低い現在の日本においては、「借り入れできる時にできるだけ借り入れておく」ことが中長期の成長と倒産のリスクヘッジにおいては重要だと考えております。借入金融機関、長期・短期・保証協会付きの融資などのスキームの選定から、目標借入金額の策定なども含めて対応させていただいております。

小売ビジネスでは「攻めるための守り」が重要

仕入が必要な小売ビジネスにおいては、資金繰りと在庫管理の徹底というまもりの姿勢が売上・利益をあげる攻めのためにも重要になります。一方でモノづくりが好きなクリエイター気質の強い経営者にとって、資金繰り・在庫管理といった守りの分野は苦手分野であることが多いように感じています。株式会社Bizgem(ビズジェム)では「全てのクリエイターに良質な経営を提供する」という事業ミッションを掲げ、まもりを固めるお手伝いもさせていただいております。

少しでも興味を持っていただけましたらサービスに関するお問い合わせ、お申込みはこちらから承っておりますのでお気軽にお問い合わせください!サービスにご興味ある方は下記URLのお問い合わせ内容の「在庫・キャッシュフロー管理・財務・会計コンサルティング」にチェックを入れていただければご返信いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

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