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臨床推論的なものの身に付け方

先日,病院総合診療医学会に少しだけ参加してみて(といっても自分の講演の後はすぐに帰って,オンデマンドを少し見ただけですが),自分の臨床推論的な考え方を振り返ってみました。

大学4回生の頃,呼吸器外科のポリクリのクルズス(ってなんやねん?と今どきの人は思うでしょうが,ドイツ語でちょっとしたレクチャーのことみたいです)に,当時舞鶴市民病院の松村理司先生が来られたことがありました。

「この後,総合診療のカンファレンスがあるけど,興味があったら参加してみたら?」というような提案を受け,京大の旧産婦人科病棟で開催されていた「京都GIMカンファレンス」に初めて参加することになりました。
そこで行われたディスカッションの内容はまったく理解できなかったものの,とにかく面白く,エキサイティングだったことを覚えています。自分もこんなディスカッションに参加できるようになりたいと思うようになりました。そうしてその後も,時々GIMカンファレンスに参加しました。
初期研修が福岡県だったので,大学を卒業してからは参加できませんでしたが,後期研修で京都に戻ってきて,京大総診がなくなってしまって音羽病院で開催されるようになり,再び毎月参加できるようになりました。
その後,千葉に行ったりして,参加できなくなったと思ったら,いつしか画像の品評会みたいになっていてちょっぴり淋しさを感じることもありましたが,まあ,画像は大事ですよね。

閑話休題

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