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【海外ビジネス】SNSあるあるへの突っ込み(を粛々と行う。)~ドバイ編part.4~

SNSで本当によく見るドバイ情報の “あるある” について、批判ではなく、粛々と “突っ込み” 、解説する第4回目。(ブログ初心者、閲覧少し増えただけで嬉しい)

“ドバイの不動産は儲かる”

“資産価値が何十倍にもなった”

今回はこれらの情報について深堀します。

Let’s get started!

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あるあるCase5. “ドバイの不動産は儲かる”

⇒ ○ 長期でみたら答えはYES 


ドバイは2002年に外国人への不動産売買開放することで、オイルマネーや世界の投資マネーを取込み、ドバイ不動産は空前の大ブームを巻き起こします。

私も2004年頃にドバイに出張した際、裕福なパキスタン人やインド人がこぞって不動産を買い漁っていた事を覚えています。ドバイは「世界一」をキーワードに驚く様な開発をすることで、海外、特に欧米銀行や投資家を取り込んで急成長を続けてきました。
この2002年~2008年に不動産を売買していた人はドバイの不動産バブルを謳歌した人です。不動産価値が何倍、何十倍になった人がいた事は確かです。

一方、2008年にリーマンショック、原油価格の急落により欧米銀行や投資家が資金を引き上げバブルが崩壊、ドバイはデフォルト(債務不履行)寸前に陥ります。何とかアブダビ政府から資金調達することでデフォルトを回避します。

再びドバイの不動産は2015年くらいに復活、その後何とか安定して推移しおり、2019年時点で不動産利回りは5~9%で推移しています。このバブル崩壊後は、いままで投機ブームの原因となった安易なキャピタルゲインを狙う取引は少なくなり、購入した物件の家賃収入を長期に渡って見込む、インカムゲインに重きを置く方法が不動産投資の主流になっています。

~余談~ ドバイのバブル崩壊後、破綻した外国人がドバイの空港に高級車を乗り捨てて母国に帰る人が続出。ドバイ空港の駐車場は乗り捨てられた高級車で溢れた光景を目にしたのがショッキングでした。


あるあるCase6. “資産価値が何十倍にもなった”

⇒ ✕ なりませんyo

ドバイの不動産投資は利回り5~9%程度で推移しておりますが、現在では不動産価値が何十倍になるなることはありません。

ドバイの不動産市場はすでに成熟しています。昨年まで不動産もやや供給過多にあると言われていました。しかし、ロシアのウクライナ侵攻でロシアがSWIFTから外される前に、多くの金持ちロシア人が資産を海外に持ち出しその資金で多くの金持ちロシア人がドバイの不動産を購入したというのは有名な話ですが、この様な特需も限定的です。

なお、UAEナショナルの優遇措置により、外国人が不動産を購入できるのは「フリーホールド」と呼ばれるエリアに限られるます。また、UAEの銀行は外国人には不動産購入時に融資を行っていません。そのため、自国から不動産資金を持ち込む必要があります。ここでもUAEナショナルは優遇されていますね......!

今日はここまで

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to be continued…

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