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Notionマスターへの道!ブロックを使いこなすための完全ガイド

前回の記事では、Notionのページの追加と設定方法について解説しました。

ワークスペース:Notionでの作業場となる場所で、ページを配置して情報を整理します。
ページ:情報まとめるための基本単位で、テキストや画像など様々な情報を自由に配置できます。
ブロック:Notionにおける情報の最小単位で、テキスト、画像、チェックボックスなど、あらゆる要素がブロックとして扱われます

Notionの構成要素を徹底解説

Notionは、高い自由度とカスタマイズ性を誇るオールインワンワークスペースです。その中心となる機能が「ブロック」です。Notionをマスターするには、ブロックを使いこなすことが不可欠です。

この記事では、Notionのブロックについて、その種類、追加・編集方法、そして効果的な活用法までを網羅的に解説します。Notion初心者の方から、さらに使いこなしたい方まで、ぜひ参考にしてください。


▼ Notionのブロックとは?

Notionでは、すべてのコンテンツが「ブロック」という単位で構成されています。テキスト、画像、動画、リスト、見出しなど、多種多様なブロックが存在し、これらを自由に組み合わせてページを作成していくことができます。

ブロックはドラッグ&ドロップで簡単に移動できます。また、入れ子構造にすることも可能です。

▼ ブロックの種類を詳しく解説

Notionのブロックは、大きく分けて以下の4つのカテゴリーに分類されます。

Notionブロックのカテゴリー

■ ベーシックブロック

Notionの基本となるブロック群で、ページ作成の土台となる重要な要素です。テキストの入力や整理、基本的な情報構造の構築に欠かせない、最も頻繁に使用されるブロックのカテゴリーです。


▢ テキストブロック

テキストブロック
  • 文字を入力するためのブロックです。

  • Enterキーで新しいブロックを作成、Shift + Enterキーで改行します。

  • 太字、斜体、下線、取り消し線、コード変換、文字色・背景色の設定など、豊富なテキスト編集機能が利用可能です。

  • リンク、ページのメンション、日付のメンションなどを挿入することもできます。


▢ サブページ

サブページ
  • 現在のページの下位階層に新しいページを作成できます。

  • ページを階層構造で整理することで、情報管理が容易になります。


▢ ToDoリスト

ToDoリスト
  • チェックボックス付きのリストを作成できます。

  • タスク管理や進捗管理に最適です。

  • Enterキーで新しいチェックボックスを追加できます。

  • チェックボックスにチェックを入れると、取り消し線が引かれます。


▢ 箇条書きリスト

箇条書きリスト
  • 箇条書きのリストを作成できます。

  • Enterキーで新しい項目を追加できます。


▢ 番号付きリスト

番号付きリスト
  • 番号付きのリストを作成できます。

  • Enterキーで次の番号が自動的に追加されます。


▢ トグルリスト

トグルリスト
  • クリックで開閉可能なブロックです。

  • 詳細情報や補足情報などを格納し、必要な時に表示させることができます。

  • コンテンツを折りたたんで表示できるので、ページの見通しを良くするのに役立ちます。


▢ 見出し

見出し1~3
  • 見出し1から3まで、サイズの異なる見出しを作成できます。

  • トグル見出しも利用可能です。

  • ページの構成を明確にし、読みやすくするのに役立ちます。

  • 目次に自動的に反映されます。


▢ 区切り線

区切り線
  • ブロック間に水平線を引くことができます。

  • コンテンツを区切り、ページの見やすさを向上させるのに役立ちます。


▢ コールアウト

コールアウト
  • 他のブロックをボックスで囲んで強調表示できます。

  • 重要な情報や注意喚起などを目立たせるのに効果的です。

  • 背景色やアイコンを設定して、視覚的にわかりやすくすることもできます。


▢ 引用

引用
  • 他の文献やウェブサイトからの引用を、縦線付きで表示できます。

  • 情報源を明確にすることで、信頼性を高めることができます。


▢ ページリンク

ページリンク
  • ワークスペース内の他のページへのリンクを作成できます。

  • 関連するページへのアクセスを容易にし、情報の繋がりを強化します。



■ インラインブロック

インラインブロックは、テキストの途中にブロックを挿入することができます。これにより、段落の中に複数の種類のフォーマットを持つテキストを含めることが可能になります。


▢ 日付のメンション

日付メンション
  • 特定の日付をメンションとして挿入できます。

  • @キーを入力した後、日付を選択することで挿入できます。

  • 予定や期限などを明確に示すのに役立ちます。

  • リマインダーを設定することも可能です。


▢ ユーザーメンション

ユーザーメンション
  • 特定のユーザーをメンションとして挿入できます。

  • @キーを入力した後、ユーザー名を選択することで挿入できます。

  • チームメンバーにタスクを依頼したり、コメントを求めたりする際に便利です。


▢ ページのメンション

ページメンション
  • 特定のページをメンションとして挿入できます。

  • @キーを入力した後、ページタイトルを選択することで挿入できます。

  • 関連するページへの参照を容易にします。


▢ 絵文字

絵文字
  • テキストに絵文字を挿入できます。

  • :キーを入力した後、絵文字名を入力することで挿入できます。

  • 文章に感情やニュアンスを加えることができます。


▢ インライン数式

インライン数式
  • テキスト内に数式を挿入できます。

  • $記号で数式を囲むことで挿入できます。

  • 数学的な表現を正確に記述するのに役立ちます。



■ メディアブロック

画像、動画、音声ファイルなど、視覚的・聴覚的なコンテンツを効果的にページに組み込むためのブロック群です。これらのブロックを活用することで、テキストだけでは伝えきれない情報を豊かに表現し、ページの魅力を高めることができます。また、ドラッグ&ドロップで簡単に配置でき、サイズ調整やキャプションの追加など、柔軟なカスタマイズが可能です。


▢ 画像

画像
  • ページに画像を挿入できます。画像のアップロードは、ドラッグ&ドロップまたはファイル選択から行えます。また、クリップボードからの貼り付けにも対応しています。

  • 画像の配置、キャプションの追加、トリミングなどの編集が可能です。さらに、画像のサイズ調整、アスペクト比の変更、表示幅の設定なども簡単に行えます。画像をクリックすると、フルスクリーン表示で詳細を確認することもできます。

※ 画像のアップロードは無料プランで5MBまで


▢ 動画

動画
  • ページに動画を挿入できます。

  • YouTubeなどの動画サイトのURLを貼り付けることで、動画を埋め込むことができます。

※ 動画のアップロードは無料プラン5MB、有料プラン5GBまで


▢ WEBブックマーク

Webブックマーク
  • 特定のウェブサイトへのリンクを作成し、ページに埋め込むことができます。

  • リンク先のウェブサイトのタイトル、説明、画像などが自動的に取得され、視覚的にわかりやすい表示になります。


▢ オーディオ

オーディオ

音声ファイルをページに挿入できます。音楽、ポッドキャスト、ボイスメモなどの音声コンテンツを直接ページに組み込むことができ、再生コントロールも提供されます。MP3、WAV、M4Aなどの一般的な音声フォーマットに対応しています。


▢ コード

コード
  • コードスニペットをページに挿入できます。

  • プログラミング言語を指定することで、シンタックスハイライトが適用されます。


▢ ファイル

ファイル

任意のファイルをページにアップロードできます。ドラッグ&ドロップやファイル選択ダイアログを使用して、PDFやWord文書、Excelシート、画像ファイルなど、様々な形式のファイルを簡単にアップロードすることができます。アップロードされたファイルは、ページ内で直接プレビューしたり、ダウンロードしたりすることが可能です。



■ 埋め込みブロック

外部サービスのコンテンツをページに直接組み込むことができるブロック群です。これらのブロックを使用することで、他のプラットフォームやツールのコンテンツをシームレスに統合し、ページ内で直接閲覧・操作することが可能になります。さらに、埋め込まれたコンテンツは自動的に更新され、常に最新の情報を表示することができます。

Googleマップ:
- 特定の場所の地図をページに埋め込むことができます。
X(旧Twitter):
- ツイートをページに埋め込むことができます。
YouTube:
- YouTube動画をページに埋め込むことができます。
Figma:
- Figmaのデザインファイルをページに埋め込むことができます。
GitHub:
- GitHubのリポジトリやコードをページに埋め込むことができます。
Miro:
- Miroのホワイトボードをページに埋め込むことができます。
Loom:
- Loomのスクリーンレコーディング動画をページに埋め込むことができます。

埋め込みブロック代表例

▼ ブロックの追加方法

ブロックを追加するには、以下の2つの方法があります。

①「+」アイコンをクリック: 新しい行にカーソルを当てると、左側に「+」アイコンが表示されます。これをクリックすると、ブロックタイプのメニューが表示されます。

「+」アイコンをクリック

「/」コマンドを使用: /を入力すると、ブロックタイプのメニューが表示されます。

「/」コマンドを使用

▼ ブロックの編集方法

ブロックを編集するには、ブロックハンドルを使用します。

  1. ブロックハンドルを表示: 編集したいブロックにカーソルを合わせると、左側に「⋮⋮」アイコンが表示されます。これがブロックハンドルです。

  2. ブロックハンドルをクリック: クリックすると、ブロックに対して実行できるアクションのメニューが表示されます。

ブロックの編集:ブロックタイプの変換

ブロックハンドルでは、以下の操作が可能です。

  • 削除: ブロックを削除します。

  • 複製: ブロックを複製します。

  • ブロックタイプの変換: ブロックを別の種類のブロックに変換します。

  • ページに変換: ブロックをページに変換します。

  • リンクをコピー: ブロックへのリンクをコピーします。

  • 別ページへ移動: ブロックを別のページに移動します。

  • コメント: ブロックにコメントを追加します。

  • カラー: ブロックの文字色や背景色を変更します。

▼ ページ/ブロック構造での情報管理

Notionのブロックシステムには、使いやすさと複雑さの両面があります。以下で、その主なメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

▽ メリット

  • 自由度が高い:ブロックを自由に組み合わせることで、独自のページレイアウトを作成できます。

  • 情報整理がしやすい:ブロックを活用することで、情報を体系的に整理し、見やすいページ構成が実現できます。

  • マルチツール対応:様々なツールやコンテンツを1つのページに統合できます。

▽ デメリット

  • 初心者には複雑:ブロックの種類や機能が多く、初心者には複雑に感じる場合があります。

  • 過度の柔軟性が混乱を招く:自由度が高すぎるため、使い方によっては混乱を招く可能性があります。

▼ まとめ

この記事では、Notionのブロックについて、その種類、追加・編集方法、そしてメリット・デメリットを詳しく解説しました。

Notionのブロックは、非常に強力な機能です。ブロックを使いこなすことで、Notionの可能性を最大限に引き出し、情報整理、タスク管理、共同作業などを効率的に行うことができます。

ぜひこの記事を参考にして、Notionマスターを目指しましょう!

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