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「書き出しに苦労する」そんな課題に効くシンプルな方法
多くのコンテンツマーケティング担当者は書き出しに課題を持っています。「より魅力的なコンテンツにするためには、どうやって書き出したらよいのか…」。これは、完璧主義にとらわれていたり、自分の考えをうまく表現できないという不安あったりするのがその原因です。
こうして書き始めること自体が壁となり、毎日の発信がおっくうになってしまいます。しかし、書き始めのコツをつかめば、問題はいっきに解決へと向かって前進します。今回は、そのヒントをご紹介しましょう。
マインドセット
まずは、完璧やよりよい結果を残そうという気負いを捨てて書き始めることが大切です。多くの日本人が、長い間学校で英語を学んでも英語をちっとも話せないのは、「完璧に話さないといけない」という気負いがあるからだという説があります。言葉に完璧などなく、伝えたいことがあるから書く、そんなシンプルな気持ちからスタートしましょう。
アイデアを自由に箇条書きにし、それをつないでいけばよいのです。自分の考えや思いつきを大切にし、素直な気持ちで書きましょう。
インスピレーションを得る方法
コンテンツのインスピレーションを得るためには、周囲の出来事や日常の小さなことに目を向けることが大切です。また、「書く」という立場で他人の文章を読むことも大いに気づきを与えてくれます。
書き始めのテクニック
スマートフォンのタイマー機能を使って時間を決めて取り組むこともよい方法です。時間は無限にあるわけではありませんので、1つのコンテンツに長い時間をかけることはできません。「30分で書き上げる」と決めれば、どのようにすべきかが具体的に見えてきて、「無駄に悩む」ことがなくなります。
また、「質問形式」で書き始めることもおすすめです。例えば、「このテーマについて何が一番重要か?」と自分に問いかけ、その答えを書き出す方法です。これをそのまま読者に問いかける形で書き始めます。例えば旅行に関するテーマであれば、「あなたは海外旅行に行くとしたら、何から準備を始めますか?」といったぐあいです。
書き続けるためのコツ
最初のうちは書き出しに困っているとしても、もっと大切なことは「書き続ける」ことです。定期的に書き続けるためには、毎日少しずつでも書くことが必要であり、書き続けていくことで、「明日はこのネタで書こう」とか、「このテーマは分解すればあと2、3本のコンテンツになる」など、書いている最中にアイデアが浮かんできます。書いたものを誰かに読んでもらい、フィードバックをもらうこともモチベーションの維持につながります。
アクションプラン
まずは、1日30分でも書く時間を確保し、日々のスケジュールに組み込むことです。「毎日書く」といった漠然としたto doではなく、具体的に「15:00から15:30までコンテンツ制作」と決めましょう。これも他の予定同様重要なタスクとして時間を確保するのです。最終的には、書くことの楽しさが見つかり、自分なりのペースで続けていくことができるようになります。
楽しく無理なく続けるためには、他にもライティングのチームメンバーをつくって当番制にするなど、過度に特定のメンバーに負担が集中しないようにするのも大きなポイントです。