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高齢化社会の影響による介護職の将来性とキャリアの展望

こんにちは! あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一(あわのしょういち)です。

現代社会は超高齢化社会に向かっていて、これに伴い介護職の重要性が増しています。慢性疾患や認知症の増加に伴い、介護職は不可欠な存在となり、需要が急増していきました。日本を含む多くの国で高齢者の割合が増加していくことで、介護業界で働く人たちにとって新たなキャリアが広がります。新しい働き方の選択肢が増え、個人のニーズに合わせたキャリアパスが広がっています。

この記事では、高齢化社会の影響、介護職の将来性、そしてキャリアの展望について詳しく解説していきます。介護業界での今後のキャリアを深く考えていきたい人はこのまま読み進めてください。


高齢化社会で介護職が求められる背景

現代社会は急速に高齢化しています。これは世界中で起こっており、日本もその一部です。日本では高齢者の割合が総人口の約30%を占め、これは世界的に見ても高い数字です。さらに、国際的にも高齢者の割合が上昇しており、令和3年では日本の約28.9%が高齢者となっています。

この高齢化社会の主な要因には、長寿命化、低出生率、ベビーブーマー世代の加齢が挙げられます。長寿命化に伴い、高齢者の数が増加しており、これに伴って介護職の需要も急増しています。

介護職の需要急増で未来のキャリアチャンス

高齢化社会において、介護職はますます重要な役割を果たしています。高齢者が長寿命であることは素晴らしいことですが、同時に慢性疾患や認知症の症例も増加しています。これらの疾患に苦しむ人々や高齢者たちの生活と健康を支えるために、介護職は不可欠な存在です。

また、介護職は高齢者だけでなく、障害者や慢性疾患を抱える人々にもサービスを提供する役割を果たしています。そのため、多様な需要が存在し、介護職の需要はますます高まっています。さらに地域においても介護職が必要とされ、地方での求人も多くなりました。

あきた創生マネジメントは、このような介護職の需要過多に対応できるように、海外の学校と提携してインターンシップ制度を設けています。海外からも日本の介護に携わってくれるグローバルな人材を集めることが可能です。

もちろん、私たちは介護のために日本に来てくれる彼女たちを単なる海外労働者とは違い、私たちは「共に働く仲間」という認識を持っています。そのため地域とのつながりも重視し、積極的に交流を重ねています。

地域での外国人労働者受け入れの基盤を作ることで、外国人労働者が安心して生活し、そして働ける環境づくりに役立てることができました。

介護職求人市場の成長による求められるニーズとは

介護職の求人市場は今後も拡大が予測されており、多くの職種やポジションで機会が提供されるようになりました。介護士、看護師、理学療法士、職業療法士など、さまざまな介護関連職種に対する求人が増加しています。特に、認知症ケアスペシャリストや在宅介護コーディネーターなど、専門的なポジションの需要が高まっているのも特徴です。

求人市場の成長により、介護職は将来性が高く、キャリアの選択肢も豊富になりました。これにより、多くの人々が介護職に関心を持ち、その分野でのキャリアを築いていくことが期待されています。

介護職に求められるニーズ

介護技術的スキルの向上:
介護技術の進歩に伴い、新しい医療機器や介護方法の習得が求められます。また、認知症や慢性疾患など特定の条件を持つ高齢者に対する専門的なケアの知識も重要です。

心理的サポートの重視:
高齢者の価値観の変容に伴い様々な精神的、心理的な健康を支えるため、寄り添う姿勢や心のケアが重要視されます。孤独やうつ状態などの精神的な問題に対応できるスキルが求められます。

テクノロジーの活用:
IoTデバイスやウェアラブル技術、AIなどのテクノロジーを介護に活用することで、より効率的で質の高いケアが可能になります。これらの技術への理解と適応が求められます。

コミュニケーション能力: 
高齢者本人だけでなく、その家族や他の医療専門家との効果的なコミュニケーションが必要です。また海外人材との多様なチームでのケアや情報共有のスキルが重要になります。

教育と研修:
継続的な教育と専門的な研修を通じて、最新の介護知識とスキルの維持・向上が求められるため、教えられる人材が必要不可欠になっていきます。

これからさらに介護職が求められるニーズです。弊社はこの中でも、コミュニケーション能力に長けた、また世界視点をもった成長意欲のある人材を求めています。資格、経験は問わず、異業種からの人材登用を積極的にしていきたいと思っております。

介護職キャリアに多彩な選択ができる

コロナの影響もあり、介護業界の働き方が変化してきました。特に大きかった変化は、以下の3つです。

在宅勤務・リモートワーク:
管理職や事務職など、現場の介護以外の職種では、在宅勤務やリモートワークが可能な場合があります。

自己雇用・フリーランス:
独立して介護サービスを提供する自己雇用者やフリーランスとして働くことも選択肢です。これには、個人での訪問介護やコンサルティングが含まれます。

シェアリング:
空いた時間を活用し、経験を積みたい人や稼ぎたい人、副業、兼業スタイルも目立ってきました。       

上記の変化によって介護職におけるキャリアの展望は非常に多様になりました。個人の目標や興味に合わせて多くの選択肢が増えたことで理想のキャリアも描きやすくなっています。

たとえば、介護士から始まり、看護師、社会福祉士、臨床心理士、ケアマネージャーなど、さまざまな職種へのステップアップの機会が豊富です。

また、管理職や施設の運営、教育トレーナーとしてのキャリアパスも魅力的です。これらのポジションでは、より高度なスキルとリーダーシップが求められますが、それに応じて報酬も向上します。介護職における専門的なスキルや知識を持つことは、キャリアの発展に寄与します。

介護スキルと教育の重要性

介護職での成功には適切な教育とスキルが欠かせません。選択したキャリアパスに応じて必要な資格やライセンスを取得することは職業的な成長に不可欠です。介護福祉士、看護師、ケアマネージャーなど、資格の取得が求められる職種も多くあります。

また、継続的な専門知識とスキルの向上が重要です。セミナーや研修プログラムへの参加を通じて、最新の介護技術やケア方法について学び続けることで、介護職の品質向上に貢献できます。これにより、患者や高齢者に最高のケアを提供する能力が高まり、職場での価値が向上していくでしょう。

あきた創生マネジメントでも、介護スタッフの教育には力を入れています。「月1回のリーダー育成マネジメント研修」「会社の実現したい未来(夢)に向けたバリュー(ジョン実現のための行動指針)の共有」「外国人労働者の教育」など現場だけで使えるスキルではなく、会社・自分のビジョンを実現するための方法など模索できるようになることが目的です。

あきた創生マネジメントの人材教育論はこちらから↓

介護職が考えるべきキャリアプラン

介護職の方(目指す方)は自分自身のキャリアパスをより明確にし、将来にわたって充実したキャリアを築くことが大前提で、その上で大事なことはまずは自分を知る(自己分析)ところから下記のようなことが重要だと思っております。

キャリアの目標を設定し、将来の職業的な成功を見据えること資格取得やスキルの向上に焦点を当て、キャリアを進化させる計画を立てることが大切です。

私が考える介護職の方がキャリアプランを検討される際に意識しておいた方が良いことついてまとめました。

【自己分析】
強みと興味:自分の強み、専門知識、興味がある分野を理解する。
長期的なキャリア目標:自分のキャリアで達成したいことを明確に定義する。

【業界の動向と将来性の理解】
介護業界の動向、技術の進化、政策の変化などを考慮に入れる。
将来的に需要が高まりそうな分野(例:認知症ケア、介護技術)に注目する。

【継続教育と資格取得】
専門的な資格や追加のトレーニングを取得し、スキルをアップグレードする。
学び続ける姿勢を持ち、最新の知識や技術を身につける。

【ネットワーキングと関係構築】
同業者や専門家とのネットワークを構築し、情報交換を行う。
メンターやロールモデルを見つけ、キャリアについてのアドバイスを求める。

【ワークライフバランスの考慮】
自分の健康、家族、趣味など個人生活とのバランスを考慮する。
焼き尽くすような働き方ではなく、持続可能なキャリアを目指す。

【キャリアアップのための実践】
管理職や専門家への昇進を目指す場合、リーダーシップやコミュニケーションスキルを磨く。
専門分野への進出や研究に興味がある場合は、その分野に関する知識や経験を積む。

【柔軟性と適応力】
業界の変化やキャリアの予期せぬ展開に対して柔軟に対応する。
変化に対応する能力を身に付け、新しい機会を積極的に追求する。

まとめ

高齢化社会において、介護職はますます重要性を増しています。高齢者の増加と慢性疾患の拡大に伴い、介護職の需要が急増しており、未経験者にも新たなキャリアを形成できるようになりました。

未経験者は自己分析を通じて強みと興味を把握し、業界の動向を理解し、継続的な教育と資格取得を検討することが重要です。また、ネットワーキングと関係構築、ワークライフバランスの考慮、柔軟性と適応力の養成もキャリアアップに繋がるので、ぜひ活用していってください。

追伸1:

あわの社長のメンバーシップ:新"真"時代とリデザインのメンバーを募集します。リリースは追って連絡しますね。

少子高齢化先進県の秋田から介護事業通して地域の未来と世界への展開を創造しているあわの社長と地方の事業の経営者・管理職・リーダー、これからの世代の子たちがそれぞれの立場の悩みを共有し、解決やヒントをもらいながら、それぞれの想いの実現に向けて、想いをカタチにしていくコミュニティです。

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追伸2:

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