見出し画像

【台本保存】 セルフカラーノート白髪染めトリートメント「レセ カラートリートメント」

セルフヘアカラーリスト、美容師パパです。

今回のセルフカラーノートは「レセ カラートリートメント」

画像3

ダークブラウン比較チャートでは上のゾーン、オレンジ系「明るめのぼかしシャドウ」


口コミ聞くとどっちの意見もあると悩みますよね。。。正反対の意見もあります。結局、いいのか?悪いのか?どっちだよ!!と。

そこで今回は
1. 商品とコスパ
2. ダークブラウンの色と明るさ
3. カラートリートメントの口コミ
4.美容師パパのおすすめ

こちらの4つにまとめていきます。

それでは「レセ カラートリートメント」のチェックスタート!

1 商品とコスパ

定価。。。2,860円  

容量。。。245g

香り。。。フローラルの香り?(美容師パパ談)

発売日。。。 2013/5/21以前

コスパは。。。11円/1ml 80gで880円

2 ダークラウンの色と明るさ

画像1

オレンジ系「明るめのぼかしシャドウ」


うすいくすんだ紫みのオレンジブラウンに染まる白髪染めトリートメントです。

色落ちして明るくなった白髪のトーンダウン用に使うほうがおすすめです。

白髪をしっかりカバーするには、少し足りない印象。

美容師パパが根本の白髪のリタッチをする場合、同じホーユーなら「シエロヘアカラートリートメント ダークブラウン」を使うと思います。


画像2

明るめの色、暖色がベースなので、そこまで手の染まりは気になりません。。。が、よく見ると「爪の隙間」には色が入り込みやすくなります。事前に隙間にリンス等(コンディショナー・トリートメント)でガードしながら使用するのも効果的です。


3 カラートリートメントの口コミ

「レセ カラートリートメント」固有の口コミは。。。

・ヘアカラーにも影響を及ぼさないトリートメント?
                 

「自然な褪色と青み(緑み)が残りにくい処方として、次回のヘアカラーの染まりに影響がしにくい」とのHPに説明があります。

カラートリートメントのデメリット
①健康な髪ほど染まりが悪い(傷んでいる髪ほどよく染まる)

②色持ちが悪い(1・2剤タイプと比較して)

③黒髪は明るくできない

④パーマや他タイプのカラー剤との安易な併用による色調変化(PH)

⑤生え際の白髪に染まりが甘くなりやすい(寒色系)

⑥美容院に行くときの不安(セルフカラー後の心理)

⑦芸能人や他業種事業の広告への期待(誇大広告販売)

カラートリートメントはヘアカラーパーマの併用により色調が変化すること(デメリット)があります。

*ホーユーHPのQandAより

Q:ヘアカラーやパーマなどと併用しても問題ありませんか?

A:ヘアカラーやパーマをした髪は暗めに仕上がる場合があります。

染めても問題はないの解釈は様々(暗めに仕上がる=変色)

カラートリートメントの染色はイオン結合のため、薬剤PH、毛髪ダメージにより、染料構造のバランスが崩れ、吸着に弱い色調などの欠落により変色することをデメリットとしています。

*独自技術でありがちな青み(緑み)が残りにくく、シャンプー後も自然に褪色し、次回のヘアカラーもきれいに発色します。

カラーチェンジが難しい、、褪色で緑になる、、、そんな口コミ風のHP表記もありますが

カラートリートメントの風評の「緑」のイメージは褪色ではありません。

(染料構造のバランスが崩れた際、以前の有名カラートリートメントの色素構造は「緑色」に変色するという風評もありました)


暖色系の明るい色設定なので「色落ちしたあとの青みの残留は少なめ」

「残留の色調として次回のカラーがキレイに染まる」という解釈はできますが、変色がしないということではないと考えています。(暗く染まるのは変色です)


・美容室専売品であり、パッチテストの必要のないという点が決め手でこの商品を購入

美容筆専売品がネットやドラッグストアで購入できるのは、メーカーは美容室にしか販売できないため、代理店、美容サロンからの転売です。(代理店の販売先は独占禁止法でメーカーが指定はできない)

専売品である以上HPの情報は美容院で販売することを想定した情報可と思います。

パッチテストは基本的に「すべてのヘアカラートリートメント」に必要と考えます。(皮膚に触れる異常アレルギーの原因があるため)

美容院では「ジアミンアレルギー」の確認のためのパッチテストの意味合いが大きいため「(ジアミン色素を含まないカラートリートメントに対しては)パッチテストが必要ではありません」という解釈かと思います。

化学薬品である以上すべての薬剤が皮膚トラブルの原因となる可能性がありヘナなどオーガニックのイメージですがジアミンが使用されていることが多いため、パッチテストをするケースも多くあります。

最近では市販のカラートリートメントでもパッチテストのやり方が説明書に記載、推奨されているものも増えてきたように思います。

パッチテストをしなくてよい=安全 ではないので誤解されないように。

(私はジアミンアレルギーですが、カラートリートメントのパッチテストはわざわざ自分ではしませんが。。。)


カラートリートメントのメリット
①アレルギーの心配を減らす(ジアミンアレルギーでも使用可能)

②鮮やかな色(1・2剤タイプではだしにくい)

③頭皮にベタ塗りできる(地肌につきにくい)

④髪が傷まない(トリートメント作用)

⑤素手で染められる(お風呂でリンス代わり)

⑥ツンとしたニオイ刺激がない

⑦手軽(美容院の時間を減らす)

⑧安価(美容院の費用を減らす)


4 美容師パパのおすすめ


美容室専売品としながらも医薬部外品ではなく「化粧品」なのがヘアカラートリートメント。


購入する立場としては、安く簡単に購入できることを最優先するのが自然。。。売っているから買うわけで。。。


カラートリートメントタイプは市販品としての普及が先。ヘアサロンではあくまで色落ち防止のためのつなぎの店販商品。


色味もオレンジ系は白髪にも色落ちにも馴染みやすく、くすませる紫への褪色も青みに触れすぎないから使いやすい。



赤みに対してオレンジは「加色」白髪に馴染みやすい、色落ちしても変化が少ないということは


赤みが気になる人には赤っぽく感じやすい傾向がある。


カラートリートメントで赤みを抑えたいニーズは、全体に使用する場合、白髪の馴染みと赤みを抑えることはトレードオフになる。


白髪にない赤みを補えば馴染みよく、既染部の赤みを押さえれば白髪の残留は青みに近づき透明感も残りやすい。


その点を踏まえるとサロンで販売する際も希望の色味に対して、提案するかどうかは判断に迷うケースも美容師としてあるかもしれない。


市販、プロ用関係なく

「やや明るめのオレンジ系カラートリートメント」です。


※プロフェッショナル専用商品のネット転売について

「化粧品分類」はグレーゾーンに感じますが「医薬部外品分類」(カラー、パーマ剤等)は薬機法上の】成約があり、使用上の留意点も多くあります。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?