【症例解説㉑】自毛植毛 20代男性 アルモHi-STANDARD法 生え際 2400グラフト 術後半年後 【少ない株数で効果を出す方法】
こんばんは。アルモ形成クリニック院長 植毛医の内田直宏です。
今回は症例解説シリーズの第21段となります。
だいぶ外が寒くなって来ましたね。
皆様もご体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。
この症例ブログも薄毛や植毛で悩んでいる方々のために参考になればと思います。
開院後、1年経過しておりますが
モニター募集は引き続き行っておりますので、ご興味ある方はブログ末尾に記載の公式LINEからお問い合わせください。
私自身も、2回目の植毛手術を受けたいのですが、後輩のドクターが育ってからとします。
今回のモニター様は、20代男性で2400株、アルモHi-STANDARD法による自毛植毛手術を実施しました。
術前、術後6ヶ月の写真をご覧ください。
まず術前写真です。
術前には、生え際中央部〜前頭部にかけてわずかに毛髪が残っておりますが、軟毛化しており、地肌が見えやすい状況となっています。
本来であれば、広範囲植毛で3500グラフト~4000グラフトが必要な状況でしたが、一度の手術で2400グラフトまでをご希望をされ、この範囲でなるべく
改善する方針にしております。
手術の計画のポイントは、いかに最小限のグラフトで最大の効果を出すかに注力して、グラフトの配置、グラフトの選定などを行うということです。当院で常用しているCV計算法も採取部のみならず移植部にも用います。
では、術後6ヶ月後の写真をお見せします。
いかがでしょうか。まだ頭頂部のボリュームは物足りないものの、正面や側方から見ると、だいぶボリューム感が増えてきたように思います。
移植密度は1cm2あたり、35Gの密度と設定し、高密度になりすぎないように手術を行なっております。
多くない株数での広範囲植毛にありがちな失敗例として
1、株数の割に広い範囲を覆うような密度計画、移植穴の作成
2、移植範囲が広いため、新人ナースが担当し生着不良を起こしてしまう
3、範囲を決めたが、解剖学的に前頭部だけ、頭頂部だけのように偏った場所にデザインしてその範囲に移植する
これらを予防するためには術前の詳細な計画が最も大切となります。
自身に合ったデザインなどが不安な方は色々な植毛クリニックの症例を見て、ご自身が好むデザインなどがあればそれを元に決めるのも一つかとおもいます。
今回のモニター様も術後6ヶ月のため、長さや太さがまだ完全ではない状況ですが、
これからもっと毛髪が伸長し、ボリュームが増えてきますので、より地肌が埋まってくると思います。
また1年後検診の結果をお見せしていきたいと思います。
本日は以上となります。
ご質問などあればお気軽にご相談ください。
ご遠方の方でもオンラインカウンセリングを行っておりますのでご利用ください。
それでは、またお会いしましょう。
秋葉原アルモ形成クリニックはお陰様で開院1年となりました。
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