むすんでひらいて
赤い毛糸のあやとり。
ケバケバになっても大切にとっておいた宝物。
1人で何度もあやとり橋に箒それからゴムをやり込んでいた。
しかし、1人でもできるけど誰かと無限にするあやとりがしてみたかった。
でも、あやとりを学校に持っていっても もうあやとりするお年頃じゃなかった。
だからわたしはケバケバのあやとりをはっちゃんばあちゃんとやる。
ずっとずっとつづく 川。
あんな川やこんな川それから橋になってまた川になる。
縁側に座って 川!川!といってやり取りする。
そうすると、ばあちゃんが
あらやられたり!うまいなぁ!じょーずやじょーずや!と褒めて川返し。
ケラケラ笑った。
そんなやり取りがなんだか懐かしい 今日の午後。
きっと同じ感じの気温と同じ感じの自然の香り。