『ジャンクヘッド』を観て作品との出合いを考える
映画『ジャンクヘッド』を観て来ました。とても140字では書けない感想なので。
ネタバレなので観ようと思っている方はココでさよなら(と言っても殆ど物語の内容については触れてない)。
…まずですね。当方の視聴前の環境について語らねばなるまい。
当方はゲームなどもそうだが、事前情報は極力遮断している。下手するとプレイするまでジャンルすら知らなかったりする。余程興味あっても体験版はやらない。
当映画に関して一切の情報無しでの鑑賞である。クイックアニメである事も知らず、たまたま飲み屋で隣に座った映画に詳しい人に奨めて貰ったくらいだ。
サイバーパンクな雰囲気が好きであれば十二分に楽しめる内容だが、1番衝撃を受けた部分はエンドロールで流れる数々の堀貴秀監督の名前。
バックでは意味不明な歌とメイキング映像が流れる。
え?何これ?
この人、殆ど1人で作ってる?嘘だろ?
その狂気に触れた瞬間、涙腺が崩壊。
自分でもよく分からない衝撃だが、「堀貴秀監督が7年かけて作った」という事前情報すら無く、それがエンドロールで一気に自分の中に流れて来た時…、「凄いモノを見た」と衝撃を受けたのだろう。
ゲームでは『街』のエンドロールでメイキング動画が流れるが、アレを見た時の感動に似ているかもしれない。劇中終始しかめっ面してる役者が笑顔でふざけている姿を見て「このゲーム終わらせて良かった…」「普段見れないモノを見れた…」という感慨に浸れた。
中々無いタイプの衝撃だったので態々ノートに書いてみた。
一応続編予定されている?らしいが、もう今回程の衝撃は無いんじゃないかな。寧ろこの監督が『ジャンクヘッド』以外で何をするのかが楽しみである。多分家で配信を観てもこうはならなかっただろうし、映画館で鑑賞出来て良かった。
絵を描いて公式からもイイネを頂いたぜ!うれしい。
このご時勢「情報を遮断して作品との出合いを大切にする」という事が難しくなっている事を、改めて考えさせられた作品でした。