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#406 冬の熊本旅(8)~山の中にある海軍基地~

 球泉洞を後にしまして、球磨地方の中心都市・人吉市にやってきました。人吉出身の有名人と言えば、ウッチャンナンチャンの内村光良さんですね(笑)。

 まず向かったのは青井阿蘇神社。地元では親しみを込めて「青井さん」と称されており、人吉のシンボル的存在です。また、本殿など5棟の建造物は国宝にも指定されている大変歴史のある神社となっています。

青井阿蘇神社 禊橋
(2023/2/17)
塗りたてっぽい
(2023/2/17)
青井阿蘇神社 楼門
国宝指定
茅葺き屋根が特徴的
(2023/2/17)
青井阿蘇神社 幣殿
国宝指定
(2023/2/17)
青井稲荷神社
(2023/2/17)
球磨地方は球磨焼酎の本場
(2023/2/17)
獅子面の絵
(2023/2/17)
和傘との映え2ショット
(2023/2/17)

 参拝を終えまして、お次は球磨川を渡った対岸にある永国寺へ向かいます。

市内を流れる球磨川
2020年には洪水によって大きな被害が出た
(2023/2/17)
西南戦争ゆかりの地
(2023/2/17)
永国寺 山門
(2023/2/17)
永国寺 鐘楼門
(2023/2/17)
永国寺
(2023/2/17)

 こちらの永国寺は幽霊の掛け軸が残されており、別名「幽霊寺」とも言われています。さっそく見てみましょう!

幽霊の掛け軸
なかなかに不気味な存在
(2023/2/17)
堂内の撮影ができるのは結構珍しい気がする
(2023/2/17)
庭園も立派
この池から幽霊が出没するとかしないとか
(2023/2/17)
西南戦争時、西郷隆盛が33日間この寺に本営を置いた
(2023/2/17)
再び球磨川を渡る
(2023/2/17)

 また後程訪れますが、一旦(1044)熊本県人吉市、制覇!

No.1044 熊本県人吉市(22/45)

 さて、そろそろお昼の時間です。人吉市の郊外にある錦町まで車を走らせて参りましたが、ローカルチェーン店らしきものを発見したので入ってみることに。

おべんとうのヒライ球磨錦町店
(2023/2/17)

 「おべんとうのヒライ」は熊本を中心に展開するお弁当屋さんで、弁当・惣菜以外にも丼物や麺類を提供する食堂コーナーも設けられています。

 今回は人気メニューのちゃんぽんをいただきます!

ちゃんぽん
(2023/2/17)

 大変リーズナブルな価格で満足度高めです。ごちそうさま!

 こちらもまた後で来ますが、一旦(1045)熊本県錦町、制覇!

No.1045 熊本県錦町(23/45)
遂に半分突破

 食後に向かったのは、錦町のお隣のあさぎり町にある「おかどめ幸福駅」です。

おかどめ幸福駅
(2023/2/17)

 北海道には元祖「幸福駅」がありますが、あちらは廃線になっておりますので、「おかどめ幸福駅」が日本で唯一の現役の「幸福駅」とも言えますね(笑)。

日本で唯一「幸福」の名前が付く駅
(2023/2/17)
駅名は近くの神社に因むそう
(2023/2/17)
駅舎内部の様子
(2023/2/17)

 ここを走る鉄道はくま川鉄道というローカル線なので、本数はかなり少ないです。というか日中は全然ありませんね(笑)。地元の通勤・通学に特化したダイヤになっています。

時刻表
(2023/2/17)

 ここを走るくま川鉄道は人吉市と湯前町を結ぶ鉄道で、球磨地方の貴重な足となっています。しかし、2020年の大雨によって人吉周辺は現在も運休が続いている状況です。

遮断機のない踏切
渡る際は要注意!
(2023/2/17)

 これにて(1046)熊本県あさぎり町、制覇!あさぎり町は平成の大合併でできた新しい名前の自治体ですが、名前の通り、球磨盆地にしばしば発生する朝霧から来ているそうです(笑)。

No.1046 熊本県あさぎり町(24/45)

 お次は錦町に戻りまして、ひみつ基地ミュージアムに潜入してきました。なんだか子供心をくすぐられるネーミングの施設ですが、一体どんな感じなのでしょうか?

ひみつ基地ミュージアム
(2023/2/17)

 最近できた博物館のようで、とても綺麗に整備されています。

またの名を人吉海軍航空基地資料館
(2023/2/17)

 もうお気づきかもしれませんが、こちらはかつてこの地にあった軍事施設に関する展示が中心となった博物館です。

九三式中間練習機「赤とんぼ」実物大模型
1933年に海軍で制式採用された練習機
(2023/2/17)

 まずはかつての基地の遺構を見学していきます。今回はガイド付きのツアーに参加してきましたので、じっくり見ていけたらと思います。

一面田畑が広がるこの地に基地は存在した
(2023/2/17)

 基地の遺構はメインの展示エリアからは長~い階段を下った先にあります。帰りは当然階段を上る必要があるわけですが、別ルートで送迎もあるので体力に自信のない方はそちらをご利用ください(笑)。

木上加茂神社
基地近くにあるため軍関係者が参拝していた
(2023/2/17)
地下魚雷調整場
(2023/2/17)
手掘りのトンネルが続く
(2023/2/17)
魚雷の模型
実際に魚雷が格納されていた
(2023/2/17)
飛行機もここに格納されていた
(2023/2/17)
ひみつ基地感満載
(2023/2/17)

 確かにこんな盆地の一角に海軍の航空基地がひっそりあれば、ひみつ基地と言われてもおかしくないですね(笑)。

 地下壕を散策した後は、メインの展示資料室の見学へ。

 展示室では、人吉海軍航空基地の歴史に関する資料を見ることが出来ました。球磨地方は盆地という特性を持ちつつ、九州の主要都市からのアクセスにも恵まれ、基地を作るのは恰好の立地だったようです。1943年に基地ができてからわずか2年で終戦を迎えましたが、地下に造られた広大な基地は今でも残り、国内有数の規模を誇ります。しかし、この基地の存在は長らく詳細不明のままだったようで、近年ようやくその実態がわかってきたようです。このミュージアムが最近できたというのも納得です。
 ガイドさん曰く、近所の人ですら地下基地の存在を知らず、ただの防空壕だと認識していたレベルだったそう。本当に「ひみつ基地」だったことがうかがえますね(笑)。

 改めまして、(1045)熊本県錦町、再訪!

 本日はまだまだ続きますが、一旦ここで区切ります。









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