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#403 冬の熊本旅(5)~天草の潜伏キリシタン集落~

 天草からおはようございます!本日も朝から快晴で最高の天気です(笑)。

1泊お世話になりました
(2023/2/16)

 まずは朝食タイム。市街地にあるファミレスチェーン「ジョイフル」でモーニングセットを頂きました。

ジョイフルでモーニング
(2023/2/16)

 大学の近所にもジョイフルがあって時々行くんですけど、モーニングは初めて食べました。お値段もお手頃でボリュームもそこそこあったので、今後も活用していきたいですね。

 またのちほど訪れますが、一旦(1035)熊本県天草市、制覇!

No.1035 熊本県天草市(16/45)

 市町村合併によって、天草の大半は天草市と上天草市となりましたが、北西部にある苓北町だけはそのまま合併せずに残りました。本日最初はその苓北町へと向かいたいと思います。

 苓北町に入ってすぐの海岸に車を停めまして、「おっぱい岩」と言われる奇岩を見に行くことに。

いいロケーション
(2023/2/16)
おっぱい岩の解説版
(2023/2/16)

 このおっぱい岩は潮位によって見えたり見えなかったりするそうですが、果たして見えるのでしょうか?

おっぱい岩
(2023/2/16)
上半分が露出!?
(2023/2/16)

 ギリギリ見えま…したね(笑)。運が味方してくれたかもしれません。

 さて、お次は富岡城へ。砂州で繋がった陸繋島の山頂付近に築かれたお城です。

富岡城
(2023/2/16)
立派な石垣
(2023/2/16)

 本丸跡にはビジターセンターが置かれており、櫓や門も復元されています。

富岡ビジターセンター
天草の自然、歴史、文化に関する展示が中心
(2023/2/16)
工事中っぽい
(2023/2/16)
高台にあるため絶景が拝める
(2023/2/16)
砂州に市街地が形成されている
(2023/2/16)
復元された櫓
(2023/2/16)

 この富岡城は例の島原・天草一揆では一揆軍による攻撃を受けました。その後は幕府の天領となり、長らく天草地方における行政の中心地としての機能を有していました。

 二の丸跡地には、富岡城にゆかりのある4人の偉人像が建てられています。1人目の勝海舟は長崎海軍伝習所の訓練中に富岡にやって来ています。2人目の頼山陽はこの地で「天草洋に泊す」と記しています。そして残る2人は天草初代代官の鈴木重成と、兄の鈴木正三の2人で、当時の天草の民からは絶大な支持を得ていたようです。

4人の偉人が見守る
勝海舟、頼山陽、鈴木重成、鈴木正三
(2023/2/16)
凛々しい佇まい
今もこの地を4人は見守っていることでしょう
(2023/2/16)

 これにて(1036)熊本県苓北町、制覇!

No.1036 熊本県苓北町(17/45)

 ここからは天草の西海岸を南下していき、最終的には天草南部の牛深港を目指します。

 東シナ海の横目に見ながらドライブすること約40分、再び天草市内に入りまして、次なる目的地の大江教会に到着です。

カトリック大江教会
(2023/2/16)

 大江教会は日本でキリスト教が解禁された後、天草で最も早く造られた教会です。現在の建物は昭和8(1933)年、フランス人宣教師・ガルニエ神父が地元信者と力を合わせて建立したものです。

館内は撮影禁止
(2023/2/16)
協会が建つ高台からの眺め
(2023/2/16)
ガルニエ神父
(2023/2/16)

 教会内部は撮影禁止でしたが、ステンドグラスや素朴で温かみのある天井、窓の装飾などを見ることができました。

 大江教会からさらに車で走ったところには、潜伏キリシタンの拠点として知られる﨑津集落があります。こちらは世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部として登録されており、天草を代表する観光地となっています。

道の駅 﨑津
ここに車を停めて散策開始
(2023/2/16)
﨑津集落散策マップ
(2023/2/16)
風光明媚な漁村
(2023/2/16)
テラスのような「カケ」
漁で使う道具の補修場や魚介や海藻の干し場として使用
(2023/2/16)
なんか落ち着きますね
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旧網元岩下家
漁村の伝統的家屋
(2023/2/16)
外観はこんな感じ
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2階からの眺め
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漁村ねこ
(2023/2/16)
カトリック﨑津教会
禁教が解かれた後に建てられた﨑津のシンボル
(2023/2/16)
海が綺麗過ぎる
(2023/2/16)

 歩いて回ると一見普通の漁村集落のように感じますが、これぞまさに当時の潜伏キリシタン達が意図したもの。禁教時代、彼らは漁村特有の生活や生業に根差した身近なものをキリシタンの信心具として代用することで、幕府の役人たちに見つかることなく信仰を実践していたのです。

﨑津諏訪神社
(2023/2/16)
禁教時代、参拝の際には密かにオラショ(お祈り)を唱えていた
まさに神社×カトリック融合の地
(2023/2/16)
十字架のある家
(2023/2/16)

 﨑津集落を後にしまして、車でさらに南下。12時前に天草南部の牛深港に到着しました。
 さて、ここからの行程ですが、陸路で行けるのはここまで。この先は車ごとフェリーに乗りまして、鹿児島県に渡っていきます!

 まずその前にお昼ご飯といきたいところですが、フェリーの時間が迫っており、そんな時間はありませんでした(笑)。

 ということで、近くのスーパーで食材を調達しまして、移動中のフェリー内で頂くとしましょ~。

スーパーセンタータイヨー牛深店
(2023/2/16)
牛深港
(2023/2/16)
牛深ハイヤ
毎年4月に開催されるお祭り
(2023/2/16)

 乗船手続きを急いで済ませまして、いざ乗船!自分が運転する車をフェリーに乗せるのは初めてのことなのでとても新鮮ですね。

カーナビにおけるフェリーの扱いはこんな感じになるらしい
(2023/2/16)
バイバイ天草!
(2023/2/16)
牛深ハイヤ大橋
(2023/2/16)

 改めまして、(1035)熊本県天草市、再訪!
 
 無事出港したところで、おまちかねのランチタイムといきましょう(笑)。

 せっかく港町に来たので、スーパーで安く売ってる牛深産のお魚を色々買い漁りました。お店で食べるより断然量もあってお得なのではないでしょうか?

スーパーで買ったお魚たち
(2023/2/16)

 ヒラメや鯛、カツオといった定番のお刺身から、きびなご、きだこといった見慣れないお刺身まで、幅広く取り揃えてみましたが、どれも絶品です!

 ちなみに「きだこ」はタコの仲間かと最初思いましたが、こちらの方言で「ウツボ」を指すようです。コラーゲンたっぷりでプルンプルンの食感でした。

 まだ船旅の途中ですが、今回はここまで!







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