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#447 初夏の北海道旅(7)~念願の余市観光~

 札幌からおはようございます!遂に最終日を迎えましたが、最後まで満喫して参りたい所存です。

 本日はまず、前々からずっと行きたかった余市へ向かいます。

札幌から余市へ移動
(2023/7/12)
JR余市駅
(2023/7/12)

 余市は見どころ満載の町ですが、まずは目玉となる「ニッカウヰスキー 余市蒸溜所」を見学していきます!見学は無料ですが、事前予約制なので要注意です。

ニッカウヰスキー 余市蒸溜所
(2023/7/12)
見学ツアー開始
(2023/7/12)

 ここ余市がウイスキー造りに適している最大の理由は、その気候や自然環境が、ウイスキー造りの本場・スコットランドのそれとよく似ているからと言われております。美味しいウイスキーを造るには、冷涼で湿潤な気候と、一定の寒暖差が不可欠ですが、余市はその両者を備えています。さらに、豊富な雪解け水や、麦芽にスモーキーな香りをつけるピート(泥炭)、蒸溜のための火力となる石炭など、ウイスキー造りに必要な原材料や資源が豊富なことも挙げられます。
 朝ドラ『マッサン』のモデルにもなったニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝は、大正7(1918)年にウイスキー造りの本場・スコットランドへと渡って本格的なウイスキー造りを学んで帰国しました。これが日本のウイスキー造りの礎となり、現在にまで至ります。

ビジターセンターで動画視聴
竹鶴政孝がお出迎え
(2023/7/12)
余市蒸留所へようこそ
(2023/7/12)
乾燥棟
(2023/7/12)
ピート(泥炭)
ウイスキーの香りに欠かせない
(2023/7/12)
粉砕・糖化棟
(2023/7/12)
醗酵棟
(2023/7/12)
ウイスキーができるまで
(2023/7/12)

 そもそも「ウイスキー」がどんなお酒かはみなさんご存じですか?一般的には、「穀類を原料として、糖化、発酵の後に蒸溜をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒」と定義されております。さらにウイスキーは、麦芽だけを原料にしたモルトウイスキーと、トウモロコシなどの穀物を原料にしたグレーンウイスキーの2つに分かれ、その2つを組み合わせたものはブレンデッドウイスキーと呼ばれます。ここ余市ではモルトウイスキーが主に製造されています。

旧事務所
竹鶴政孝の執務室として1934年7月に建造
(2023/7/12)
旧事務所の内部
(2023/7/12)
蒸留棟
(2023/7/12)
もろみをポットスチル(単式蒸溜器)で2回蒸溜
(2023/7/12)
伝統的な「石炭直火蒸溜」
ちょうど石炭を投入する瞬間に遭遇
(2023/7/12)
余市と宮城峡のポットスチルはそれぞれ異なる
(2023/7/12)
旧研究室
創業前の1931年に建てられた施設
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貯蔵庫
(2023/7/12)
旧竹鶴邸
竹鶴夫妻が暮らした余市町郊外の住居を2002年に移築
(2023/7/12)
ナナカマド
北海道を代表する木
(2023/7/12)
貯蔵庫に潜入
(2023/7/12)

 先ほど、ウイスキーは木樽で熟成させるとありましたが、とりわけ樽での熟成段階が味わいを左右する大きな決め手となっています。

木樽で熟成中
(2023/7/12)
味の決め手を左右する重要な工程
(2023/7/12)

 ツアーの見学はここまで!それでは、お待ちかねの試飲コーナーに参りましょ~。

試飲コーナー
(2023/7/12)
今回はこちらの3種類
アップルワイン、スーパーニッカ、シングルモルト余市
(2023/7/12)
いざ、テイスティングタイム
(2023/7/12)

 ストレートで楽しんだ後は、お好みで氷や炭酸を入れて飲んでみてください。おつまみもセットでついてくるのがありがたいですね~。
 車での来場者向けにはソフトドリンクが用意されていますのでご安心を。ですが、やっぱりウイスキーを飲むなら鉄道やバスでの来場を断然お勧めします!

ロックで味わうスタイル
(2023/7/12)

 いや~、深い味わいでした(笑)。いつも浅いコメントで申し訳ないですが、味は間違いないですよ!

ショップコーナー
(2023/7/12)

 試飲で飲んだアップルワインがとても気に入ったので、お土産用に買っちゃいました(笑)。

アップルワイン
ニッカウヰスキー余市蒸留所限定ラベル
(2023/7/14)
ニッカミュージアム
(2023/7/12)
余市とウイスキーの歴史が学べる
(2023/7/12)
「ひとりでも多くの人に、おいしいウイスキーを飲んでもらいたい」
(竹鶴政孝)
(2023/7/12)

 朝から大満足の余市蒸留所を後にしまして、続いてはお昼ご飯のお時間です。余市は海産物も有名ですので、北海道らしく人気のお店で海鮮丼をいただくとしましょう!

柿崎商店
(2023/7/12)
海鮮丼
(2023/7/12)

 2000円もしないでこのボリュームはやばい…。幸せに包まれたランチタイムとなりました(笑)。

 食後に向かったのは、余市宇宙記念館。余市は宇宙飛行士として知られる毛利衛氏の地元でもあり、同氏の偉業を記念してできた施設のようです。

余市宇宙記念館
(2023/7/12)
ここでも竹鶴夫妻がお出迎え
(2023/7/12)
いざ、宇宙へ
(2023/7/12)
ちょっと道路ヲタ心をくすぐる青看板
(2023/7/12)
毛利衛氏
日本人で初めてスペースシャトルに搭乗した宇宙飛行士
(2023/7/12)
小惑星探査機「はやぶさ」実物大レプリカ
(2023/7/12)
国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」
(2023/7/12)
スペースシャトル(1/100サイズ)
(2023/7/12)
マニピュレーターゲーム
体験型コーナーも充実
(2023/7/12)
こんなところに「どこでもドア」
(2023/7/12)
記念撮影用の顔はめ看板
(2023/7/12)
ようこそ、余市へ
(2023/7/12)
宇宙人出没注意
(2023/7/12)
宇宙人通行止め
(2023/7/12)
宇宙人潜伏中
(2023/7/12)

 館内の至る所に遊び心のある看板があって個人的に非常にポイント高めです(笑)。

ハイブリッドロケット
(2023/7/12)
北海道スペースポート計画
十勝地方の大樹町にある施設
(2023/7/12)
とにかく毛利衛氏
(2023/7/12)
ハッブル宇宙望遠鏡(3/4スケール)
(2023/7/12)
ジェームズ・ウェサイン宙望遠鏡
ハッブル宇宙望遠鏡の後継機
(2023/7/12)
毛利衛氏のサイン
(2023/7/12)

 ちょっと時間の関係で駆け足気味にはなりましたが、大変見ごたえがありました!ニッカウヰスキーの見学前後に合わせて行ってみてはいかがでしょうか?

 これにて、念願の(1112)北海道余市町、制覇です!

No.1112 北海道余市町(56/179)

 キリがいいので続きは次回へ。

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