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琵琶湖の美味しい粉ができるまで

こんにちは!琵琶粉仕入れ部部長のコウです。

今回は、琵琶湖の美味しい粉がどのように誕生したのか、その軌跡を振り返ってみたいと思います。



Port1:何を作る?


「滋賀県にゆかりがあるみんなで、滋賀県をPRできる商品を作ろう!」

そう意気込んだものの、どんな商品を作ればいいのか悩みました。滋賀の特産品といえば、長浜のガラス細工や鮒寿司。でも、どれもピンと来ない……。

「どうすれば多くの人に滋賀県の魅力を知ってもらえるのか?」
と試行錯誤する中で、自然と「琵琶湖をPRしたい」という思いが湧き上がりました。


そしてフィールドワークを重ねる中で、湖魚があまり食べられていない現状を知り、「湖魚離れ」を解決する商品にしようと決意し思いついたのが、


湖魚を使った「ふりかけ」

でした!この様な流れでふりかけ作ることが決定しました。


Port2:協力企業を探せ


ふりかけのアイデアは決まりましたが、次はその実現のために協力してくれる企業を探す段階へ。

滋賀県内の湖魚を扱う企業に片っ端から電話をかけました。
しかし、高校生が急に「ふりかけを作りたい」と言っても、なかなか話を聞いてもらえず


何度も何度も断られました。


そんな中、伊吹食品さんに電話したところ、プロジェクトへの想いを真剣に聞いてくださり、

「ぜひ一緒にやりましょう!」


とお返事をいただいたのです。その瞬間の感動は今でも忘れません。その週末にはZoomで打ち合わせをし、翌日には店舗を訪問。

まだ融資が決まっていないできるかどうかも不安定な状況にもかかわらず、熱意に応えてくれた伊吹食品さんには心から感謝しています。


Port3:誰がふりかけを作る?



共同制作が決まりましたが、私たちは高校生、伊吹食品さんは佃煮屋さん。


ふりかけを作るノウハウは誰も持っていませんでした。委託製造も検討し、委託製造ができる会社や、どの様にふりかけを作るのかなどをとても調べていたのを覚えています。


ですが、やはり「やれるところまでは自分たちで挑戦したい!」という想いから、伊吹食品さんの協力のもと、製造用の機械を導入。

ついに、佃煮を使ったふりかけが作れる環境が整いました。

Port4:試作の日


試作の日、使う素材や配合を細かく調整しました。
こあゆ、わかさぎ、そして山椒の佃煮を組み合わせたふりかけ。

特に議論が白熱したのは山椒の強さについてでした。

「しっかり香りが立つ強めが良い!」
という意見と、

「子どもでも食べやすい弱めが良い!」

という意見で対立しましたが、最終的には「誰でも美味しく食べられる味」を目指し、

風味をほどよく抑える配合に決まりました。

Port5:初めての実食


文化祭当日、自分たちが作ったふりかけを初めて人に食べてもらう機会が訪れました。
「美味しいと思ってもらえるだろうか?」と不安でしたが、実際には「美味しい!」という声をたくさんいただくことができ、

社長考案の口コミゴミ箱でも高評価をいただき、心から嬉しく、ほっと安心しました。

Port6:販売への道


販売に向け準備が整った矢先、


なんと

発注していたパッケージが届かない

というハプニングが発生!

仕入れ部として大失態、本当に血の気が引きました。

急遽、パッケージを自分たちで印刷し、なんとか販売日に間に合わせることができました。

その苦労の甲斐もあり、マルシェの試食でも大好評
マルシェ販売開始後は即完売という嬉しい結果に!その後もいろいろな場所で販売し、多くの方に手に取っていただくことができました。


最後に


たくさんの困難を乗り越え、

多くの方の支えと応援のおかげで「琵琶湖の美味しい粉」を完成させることができました。

この場を借りて感謝申し上げます。

何より、私たちのふりかけを通じて、一人でも多くの人に琵琶湖の魅力が伝われば嬉しいです!


執筆
仕入部・こう

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