六根清浄(肥後琵琶)
あまてらします すめらおおかみ のたまわく
ひとは あまがしたの みたまのものなれば
すべからく しずめ しずまりますこと つかさどるべし
すなわち こころはかみとかみとのもとに ありたまいしものなれば
わがたましいをいたましむることなかれ
すなわち
この目にもろもろの不浄を見て 心にもろもろの不浄を見ず
この耳にもろもろの不浄を聞き 心にもろもろの不浄を聞かず
この鼻にもろもろの不浄を嗅ぎて 心にもろもろの不浄を嗅かず
この口にもろもろの不浄を言うて 心にもろもろの不浄を言わず
この身にもろもろの不浄に触れて 心のもろもろの不浄を触れず
この胸にもろもろの不浄を思いて 心にもろもろの不浄を思わず
このとき きよきけがれなければ 神の前にもいたましむることなかれ
もろもろの理は影とかたちのごとくなり
きよくいさぎよければ 神のまえにもけがれることなし
ことなれば はなこれよりぞ このみとなる
すなわちは わがみはろっこんしょうじょうなる
ろっこんしょうじょうなるがゆえに
ごぞうのしんくんあんねいなり
ごぞうのしんくんあんねいなるがゆえに
てんちのしんとどうたいなり
てんちのしんとどうたいなるがゆえに
ばんぶつのれいとどうたいなり
ばんぶつのれいとどうたいなるがゆえに
我が願い成就せんということなし
原典は、仏道【六根清浄大祓】ろくこんしょうじょうのおおはらい