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一週間が、かぎ。
すぐにでも手術をしなければいけない状態の母でした。
元々細い体の母でしたが、入院時には更に体重が減りこのままでは手術を受けれないと言われました。栄養失調の患者さんに使われる、栄養度の高い点滴を一週間ほど投与してから手術をする事になりました。
約一週間後、主治医の先生に呼ばれ、父と病院へ行きました。小さな部屋に通されると、少し遅れて母も点滴を押しながら入って来ました。痛々しい点滴の痕、元気が無く痩せ細った体、母の頭のてっぺんは白髪が伸びていました。私は、母にかける言葉がすぐには出て来ませんでした。
先生の話によると、点滴が母の体に合わず、アレルギー反応を起こしていました。そのため、母は約一週間前よりも痩せ細り、体力も奪われていました。
予定してた手術をこれ以上延ばすとまた更に体力が失われる、予定通り手術をすることになりました。胃全摘出の手術です。
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