深窓の令嬢…「ババ」
こんにちは。
今日のタイトルは、何だか妙な…。
私の脳内では避暑地の別荘で執事に見守られながら
一人静かに時を過ごす老婆が浮かんでは消え…しています。
深窓の令嬢も、年々歳をとる。
やがては老婆になる!
それにしても妙にホラー…。
・・・・・・・
ところで、私の店は冷蔵ショーケースがありません。
この店に移転する時、手放しました。
何故なら、この店舗(建屋)が狭小のあまり入りきらなかったから。
補助金で作った特注木製陳列ケースは、まだ保持期間だったので、
それ一台でスタートしたこの店。
それからザ・パン屋的ショーケースに変わり、
今はアンティークなテーブルへと変遷しています。
・・・・・・・
いずれにしても、ケーキ作りを諦める気持ちは早かった。
だからと言って、焼菓子一番店!になったわけでもなく、
パンを焼いたり、イースト菓子(発酵菓子)焼いたり…のらりくらり。
その、のらくらな仕事っぷりから生まれた「ババ」(サヴァランともいう)。
しかし要冷蔵商品です。
お陰で、この「ババ」(サヴァランともいう)は、お皿だけが並ぶと言った事態になりました。
そしてカードスタンドに「冷蔵庫からお出ししますのでお声がけください」の札。
・・・・・・・
現場(売り場)に顔を出さないぶん、お呼びが掛かる率はかなり低い。
世間連れもしていない、正に冷蔵庫内のご令嬢なのであります。
この「ババ」も、そろそろ引退の時期かなぁ…。
冷蔵庫を開ける度、ご令嬢につぶやくbakerなのであります。