改めまして…Bitteと申します。
こんにちは。
改めまして、7年前の今日、この狭小店舗に開店し、世間ではパン屋と呼ばれるBitteと申します。
開店当時は焼菓子屋でした。
その後、紆余曲折あり、パン屋となり、現在に至っています。
いゃ…いゃ!違うんです!
しかし!やっぱり!の思いがありまして、先日、菓子屋に戻しました。
なので、パンは焼くことは焼きますが、正体は菓子屋です。
よろしくお願いいたします。
そもそも、なぜ故に自分は菓子屋になったのだろう?
それはそれは、かなり昔に遡ります。
食いしん坊の私は若い頃、調理師として病院に勤務していました。
(それ以前の生態は省略します)
病院食調理ではありますが、そこは産婦人科・小児科病院。
院長自らが率先して「食育」を掲げ、一時期の妊婦期間だけでなく産後以降の
食生活までをも指導する…この職場は院長の理念の元に稼働していました。
その理念は広く伝わり、妊産婦さんからの評判は上々で、近県から出産準備のために通う方、そればかりでなく医院の近隣エリアへ転居して来る方も見られました。
その区自体も「子育て」に力を入れていたことも大きな理由だと思います。
私は、この職場に縁が出来る前までは「何でも食べてみる」「選ばず食べる」
「確認する」と、まるで子供のようにと言えば聞こえは良いのですが、
正直、悪食に近い…スイーパーのようでした。
こんな私も「安心安全な食」「体に優しい食」がどれほど大切かを知ることとなりました。
この「安心安全」なんてぇ〜セリフを書くと、薄ら痒い趣きもある。
だが、しかし!
これを食生活の主軸にして実践するとなると、かなりベタな泥臭い努力が要ることを実感しました。
そして天晴れな自分の健康体を感謝したわけです。
しかし…
「おやつ」を作る調理現場では何故か?食品添加物を平気で使っていました。
流石にそこまで拘るには時間的にも人的にも余裕が無いのも事実です。
そんな時、ふと周りを見渡して考えたのです。
毎食の食事を作る際には添加物などを使わないのに、製菓現場では何故に添加物があふれているのだろう?
添加物のチカラを借りなければならないのだろうか?
それから見て回る。
探して回る。
検索する…を重ね、
ようやく「添加物を使わないように」をモットーとしている製菓店、パティシエを探し当てたのです。
当然、行動に出る!
ほとんど押し掛けのように製菓を習いに通うこととなりました。
これが私の「菓子屋の始まり」の始まり…。