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アドバイス

いろいろ教えてくれる人がいる。
有り難い。

私のような半端者に、この先を安泰に進めるようアドバイスをしてくれるなんて。

どのような見返りを要求されてもやむを得ないと思う。
享受の度に身震いさえ覚える。

・・・・・・・

その一方、
無条件に人を信用することほど恐ろしいことはない。

幸か不幸か、誰でも信用するほど素直ではない。
だから「ふ〜ん、そうなんだぁ〜」の低い温度感を以て、
ちょっとだけ参考にさせてもらう。

近年は、このようなことを学んだ。

・・・・・・・

ある藁をも掴むほどの困窮時、とある方からアドバイスを頂いた。
それはベタな内容だった。

捻くれ者の私は、困窮時でさえ素直に受け止められない〝何か〟が働く。
単なる天邪鬼ではない。
〝多分、それではない〟と言った勘のようなものだ。
あまり精度は良くないけれど。

せっかく知恵を授けているのに何故に聞く耳を持たないのかと、
きっと苛立たせたに違いない。

申し訳ないが、今の私は人さまの意見を鵜呑みにするほど純粋ではない。

加えて、
アドバイスの表面は、まるで成功の法則かとさえ思える。
が、時としてアドバイスには裏もあり、裏から見たら崖から突き落とすような無責任が隠れていたりする。

他人さまからのアドバイスは有り難くも恐ろしい。

こんなところに、こんな落とし穴があったなんて…と、気づいた時には手遅れだったりする。
歩みを進めてからの軌道修正は実に困難だ。
頓挫も挫折も覚悟せねばならない。

さまざまを経験したから言える。

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私があの時に受けたアドバイス。
その裏の顔は、今もなお亡霊のように残存している。

アドバイス。
この言葉は、まるで人間のように表情豊かである。

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今日は satomigoro さんより、まるでアドバイスのように裏も表もありそうな…そして可愛らしい画をお借りしました。
ありがとうございました。


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