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偏差値が高すぎて真ん中が空いてる #noteフェス レビュー 1日目

 楽しみにしていた note CREATOR FESTIVAL (2020/9/2-9/5) が始まった。毎日一つはセッションを聴いてショート・レビューをその日のうちに書いてみたい。

 今日はこの対談(リンク先で見逃し視聴も可能)。

 柿内さんのトークが素晴らしかった。編集者なのできっと作者の方に企画の意図なり、修正の方向性を伝える必要が日々の仕事であるんだろうと思う。それが今日の対談でも随所に見られて(聞かれて)めちゃくちゃ聴いてて楽しかった。

 例えば、羽賀さんが期せずして大作を目指してしまって、マンガ制作に行き詰まった時の柿内さんの問題点の指摘がこちら。

“スラムダンクを描かずにいきなりバガボンドを描こうとしてる。”

 めちゃくちゃ腑に落ちたのだけれおど、この例えにしても、ごくごく一般的な今日のオーディエンスをちゃんと想定した上で、多くの人が知っているような名作中の名作を使ったエピソードを選んで話したんじゃないかと思う(知らんけど)。相手に合わせて、ネタを選んで、言葉を選ぶ。この技術が凄かった。二人だけの時はもっとマニアックな、羽賀さんの嗜好や趣味に沿った説明や注文をビシバシ出してるんじゃないのかな(し、し、知らんけど)。

 あと、現在の漫画界の状況を指して「偏差値が高すぎる状態。みんなが偏差値70を目指してしまって、真ん中のわかりやすい部分がポッカリ空いてる」って言ってたのも、すごく共感できた。変化球だらけなんだよね。ストレートが走ってこその変化球なのに。単細胞な昭和おじさんには辛いのよ(愚痴グチ)。

 そして、いつにも増してnoteスタッフの心配りは絶妙。どうもありがとう。
 明日も楽しんで見られたらいいな。ではまた明日。🍌


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